doko zun

書きたい時に書いて行きます

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最近の記事

妄想する男6

僕は先程、ドストエフスキーの「○○□□△△」を読みながら漠然と思索に耽っていた。すると、ある思想が突然、電撃的に頭に降って湧いてきたのである。 「遂にあのドストエフスキーを超える事が出来たかもしれない。今日は天佑だ!」 僕は最近作家として行き詰まっていた。ありふれた話の展開とオチがいつも頭に浮かんでくるばっかりで、誰を真似た訳でもないのだが、結果的には平凡で、まるで何処かから勝手に引っ張ってきたみたいな三文芝居が原稿に書き写されてしまった事に後でいつも気付かされるのであった

    • 妄想する男5

      日本には今、岸田さんという人がいる。岸田さんといったらあの岸田さんである。僕はあの御仁と直接話した事がないのでよくは知らない。知らないけれど、公開情報から勝手に想像を膨らましてみようじゃないか。 彼氏は総理を始めてから随分長い。安倍さんほどではないが、菅さんよりは長いのではないか。安倍さんは体調が悪いって辞めたし、菅さんはコロナ対策を全力でやりたいからってんで辞めた。最近の首相経験者は、本当にやりたいんだかやりたくないんだか分からない理由でさっぱりと辞めてきている訳だが、彼氏

      • 振り返る男

        noteという世界に身を落として一年近くになる。始めて数ヶ月は毎日投稿をやっていた。最初は楽しくて書いていたのに途中から義務感に苛まれる様になった。人間の表現欲にも限界があるんだ。読者にも飽きられたのか、ビューが一時期30くらいにまで低下した。当初、読書感想文を書く割合がもっと高くて、良い文はそのまま引用したりもしていたので、それがいけなかったのかなと思った。つまり、自分らしさを求められているのかなと思ったのである。但し、実際のところは分からない。「神のみぞ知る」である。 そ

        • 妄想する男4

          夜な夜な未解決事件を調べているとなんとも言えない薄気味悪さを感じるもんだ。調べるといったってネットサーフィンしているだけなので普通の人と変わらない。ただ頭を突っ込めば突っ込むほど、バラバラの事実が一つの事実に集約するどころか逆に拡散して行こうとしている様に思われてならない。ある一つの真実に対し、あらゆる人がその人なりの見解を述べるからだろう。見たまんまを機械みたいに語ってくれると良いのだがそうは問屋が卸さない。目から入った情報が脳に入ってそれを分析、情報と己の常識の擦り合わせ

        妄想する男6

          妄想する男3

          この世の中には一体いくつ分からない事があるんだろう。一体いくつのドラマが眠っているんだろうか。ああ、とても興味深いあの事件。実は………といった事実が僕の目からこぼれ落ちているに違いない。驚天動地の思わず胸を熱くするようなものが。僕は、色んな解釈があるといった見方はあまり取りたくない。表から見たのと裏から見たのでは印象が全く異なるのは当たり前だが、だったら裏表両方認識した統一見解を導き出したいのである。 そういう意味では、政治や思想、スポーツの話題なんかより“陰謀論”の真偽の方

          妄想する男3

          妄想する男2

          俺は今、世紀の茶番劇に出くわしているんだ。誰か同意してくれる人はいるだろうか。何処が茶番劇なんだって? あらゆる事がだよ。 よく目を凝らして見てみると色々と滑稽に見えてくるんだ。皆んな同じ様に目を見開いてて生きているんだが、人によって見えるものと見えないものが異なるらしい。変わり者ってのは何処にもいるんだな。俺はどうやらその部類らしい。偉そうな書きっぷりと思うかもしれないし、事実偉そうな書き方をしているとも思う。正直誇らしい気持ちがないとは言えないし、事実ちょっと人とは違った

          妄想する男2

          妄想する男

          僕はここに一つ、大胆で破廉恥で非国民な提案を行う。今直ぐお金持ちになりたいと思ったら、その頭でその足で皇室の解体運動に乗り出すべきである。勿論、結果報酬が原則だ。「努力しましたので、その対価分だけ下さい」といった甘えは許されない。確実な解体に成功した者と、その解体に成功した時代の日本人全員に経済発展が約束されるのである。テレビに出て来る経済評論家に、「少子高齢化やその他諸々の理由があるから日本の高度経済成長はあり得ない」とは言わないまでも「今後、薔薇色の経済発展が待っている」

          妄想する男

          文学の感動について考える

          最近、どんな話を書けば人を感動させる事が出来るのかという事を考えるんですよ。僕の書く日記はあまりにも現実的な話題に偏り過ぎているし、まあまあ主張の強い文章を書いていますから、読者を知らず知らずの内に感動の世界に没入させる事が出来ないんですね。現実的な話題を取り上げる事は別に悪くはないのですが、「それなら俺も知ってるし、語れるよ」といった批評精神を読者の中に呼び起こしてしまうだろうと思います。さらに、主張の強い評論はある種の反発を招く事に繋がるでしょうから、それによって読者の意

          文学の感動について考える

          批判と人間と文学と愛

          「お前分かってないな」 誰しも感じた事があるのではないでしょうかこの感覚。皆んなそれぞれ得意分野があるじゃないですか。趣味じゃなくて遊びじゃなくて、食い扶持にしている仕事においての話です。例えば僕の様に、趣味が仕事レベルに真剣なものになりつつある時、趣味においても「お前分かってないな」と感じる時があるのですが、大抵の人は仕事が忙しいですから、趣味は束の間の心を癒やしてくれる遊びでしかないんですね。こうなって来ると、趣味は自分を肯定してくれる“絶対的擁護者”にしかなり得ないので

          批判と人間と文学と愛

          恋愛と遺伝を考える

          僕は中学生のとき、鈴木あみが好きだった。特に「BE TOGETHER」の彼女は可愛さの絶頂にあったのではないか。黒いテカテカしたエナメルドレスで歌う様子が今でも印象的である。こんな垢抜けた女性は少なくとも田舎中学校には居ないなと思ったものだ。彼女のビジュアルを基準に付き合いたいとか止めとこうと考えるほど愚かではなかったと想起するが、それでも彼女の登場によってぐっと基準が引き上げられたのは間違いない。とは言っても、その頃の少年なんてものは全然怪しいもので、自分というものが全くあ

          恋愛と遺伝を考える

          文学に関する雑談

          昨日チャンネル桜からあるお誘い、ダイレクトメールが届いた。お誘いというかお願いである。いきなりなんだ?という人や当チャンネルを全く知らない人に簡単に説明しよう。チャンネル桜とは政治系YouTubeチャンネルである。 「政治系?」この時点で、このページをさっと閉じた人がいるだろう。僕としては大変残念な事ではあるが仕方がないのである。自分だって相手から全然興味のない話をされたらたまらない。寛容の精神でもって去り行く読者の後ろ姿に小さく手を振るのである。 寛容の精神!誠に偉そうな口

          文学に関する雑談

          眠れない眠れない眠れない

          今の仕事を始めてから生活が不規則になった。朝10時に出勤して翌朝10時に退勤するのであるから尤もだ。外野の人は「それでいつ寝るのか」と思うかもしれない。尤もな意見である。勿論、24時間動き通しだったら僕だって弱音を吐いただろうが、そうではない。携帯が鳴った時だけ、呼び出しがかかった時だけ出動すればそれで良いのだ。携帯が一日に十数回鳴る時もあれば、数回で済む時もある。一回の出動で1時間以上時間を要するのは稀だろう。平均30分程であろうか。24時間の内、どれだけ仕事に時間を費やし

          眠れない眠れない眠れない

          人物、人物論を語る

          昨日、「【討論!】言志復刊記念・言論最前線の現在[桜H26/4/19]」という動画において西部邁氏だけが喋っている部分の抜粋動画をYouTubeで観ました。本編全部はニコニコ動画にいまだ転がっているので興味のある方は探してみて下さい。西部氏に興味があるよって人は「西部邁ノンストップ」でYouTube検索してみて下さい。いっぱい出て来ます。 西部先生のファンの方らしく、討論番組であっても彼氏だけを切り取ってくれています。本当だったら7,8人が集まって3時間話すのですが、彼氏一人

          人物、人物論を語る

          自立したいと思ったらどうなるか

          僕はここのところずっと考えて来た。この言い様の不快感は一体何なのだろうと。 とは言っても、四六時中という訳ではない。何か明確な答えがあると分かっている訳ではなかったので、ふと意識が戻って来た瞬間に、その不快感と再度出くわした瞬間にぼんやりと眺め続けて来たのである。 一体何の話かと言うと、「努力や根性」についてであり、「歴代上司と大谷翔平」についてである。 僕は今勤めている会社が3社目である。見る人から見れば完全な木偶の坊と言えよう(ある1方面においてはその通りである)。旧来の

          自立したいと思ったらどうなるか

          マルクスをかじる

          今日の僕は自分でもどんな文章を書くか分からない。細部を詰めないで書き出すのはいつもの事であるが、いつも以上にノープランである。今日はマルクスの「経済学・哲学草稿」を読んだ。1回読んだだけではさっぱりだったのでこれは2回目である。左翼の理論的支柱に当たる存在なので、彼の論文には出来る限り食い下がる積りだ。経済学について語るのかと思っていたが数学的な話は一切出て来ない。まるで哲学者ではないかと思っていたら、題名に哲学とあった事に今気付いた。食い下がると言ったってこの程度である。

          マルクスをかじる

          価値観の点検

          ここ最近会社の上司の話ばかりになってしまい申し訳ないが、今日も上司を糸口に話を進めさせて頂こう。なにせ、僕は会社と家の往復が主の生活をしているので僕とは違った人物を語ろうと思うとどうしても彼等を引用しない訳にはいかないのだ。 僕の日記を読んで頂ければ分かる話だが、最近の会社のやり方には大変な不満を感じている。一応、あらかじめ言い訳じみた事を述べると、この会社は色々差っ引いたとしてもそれでもまだ十分に良い会社と言えよう。僕が、自身を物分かりの良い大人として演出しようとしているの

          価値観の点検