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「傾聴: 思いやりをもって聴く力©」オンライン講習がもたらす組織へのインパクト:事例紹介とその背景 - ご案内 #5

聴く力が組織にもたらすポジティブなインパクトを実感!ITコンサルティング会社での初回パイロット版講習を事例に、効果的な傾聴が組織の成長を促す様子をご紹介します。開始されたばかりのプログラムですが、今回学んだ教訓や発見を活かし、マネジャーやリーダーに役立つ貴重な情報をお届けします。


2023年2月1日より、マネジャー対象オンライン講習「傾聴 : 思いやりをもって聴く力©」を提供しています。



傾聴: 思いやりをもって聴く力© オンライン講習がもたらす組織へのインパクト




事例紹介



今年2月から提供が開始されたばかりのマネジャー対象オンライン講習「傾聴:思いやりをもって聴く力©」が、生産性や従業員エンゲージメントにどのような影響を与えるか、興味深い事例をご紹介します。

まだ実施期間が短いため、成果は限定的なものとなりますが、その効果を感じられる初期の反応や変化がすでに現れています。



講習の概要



「傾聴:思いやりをもって聴く力©」講習はマネジャー4名を対象に3週間かけてオンライン講習と課題実践、個別のメンタリングを組み合わせて傾聴スキルの習慣化を目指します。

事例企業(ITコンサルティング会社/中小規模/創業約10年)では、よりフラットな組織を目指し、ユニット制への移行が進行中。本講習は、組織のコミュニケーション改善に大きく貢献することが期待されています。


事例企業の抱える問題とその背景



プロジェクト遅延、品質低下、チーム内のコンフリクト、従業員のストレスと離職意向の増加。マネジャーの聴く力不足以外の原因として、リーダーシップ、組織文化、リソース管理、技術的課題が挙げられます。


なぜ「傾聴:思いやりをもって聴く力@」オンライン講習が導入されたのか


事例企業ではコミュニケーションの質の低下が組織の生産性を低下させていました。マネジャーたちは部下の意見を十分に聞かず、部下も自分の意見を言いにくい状況でした。具体的には、プロジェクトの遅れや品質の低下、クライアントからの苦情が増加。

チーム内のコンフリクトが増加し、従業員のストレスや離職意向が高まっていました。一部の従業員はプロジェクトへのコミットメントが低下し、顧客満足度が悪化。
 
経営層と人事担当者は社内調査を実施し、コミュニケーションの改善が急務であると判断。

従業員からのフィードバックでは
「上司が意見を聞いてくれない」
「異なる意見を受け入れられない」
「フィードバックが適切に行われない」などの声が上がっていました。
 

そのようなマネジャーにありがちな態度や言動は以下のようなものが考えられます。
 
・部下の意見をあまり重視せず、自分の考えや分析に基づく判断を優先する。

・部下とのコミュニケーションが主に業務内容やプロジェクトの進捗に限定され、感情や悩みに対する理解が乏しい。

・相手の話を中断して自分の意見を言うことが多い。

・フィードバックが指摘や批判中心で、部下の努力や成果を評価・称賛することが少ない。 


経営層はコミュニケーションの質の向上、従業員満足度の向上、マネジャーのリーダーシップ強化、リモートワーク環境への適応を目的として、本オンライン講習を導入。

ユニット制への移行をスムーズに進めるために、各ユニットのマネジャーが部下の意見や懸念を真剣に受け止め、適切な対応ができるようになることも目指しています。




講習の実施プロセスと工夫



今回は選定された4名のマネジャーを対象にパイロット版として最初に実施され、その後の展開に向けての調整や改善が行われています。初回の実施で得られたフィードバックや所見を活かすことで、他のマネジャーやリーダーへの展開がより効果的になることが期待されています。


Before: 研修前の準備と調整

経営層/人事担当

・企業の目標や組織のニーズに合わせた研修プログラムの選定。

・研修プログラムの目的や期待効果を明確にし、マネジャーや従業員に周知する。マネジャーが3週間頑張って傾聴のスキルを習慣化する意志を持つことが大切。

・研修受講者の選定や柔軟なスケジュール調整を行い、研修への参加を確実にする。いつも忙しいマネジャーや突然のトラブルシューティング対応を考慮。


聴くときのクセの改善にすぐに役立つチェックシートを使って、一人ひとりの聴く力の強みや課題、ニーズに合わせピンポイントの指導。マネジャーの負担が減り、効果も出やすくなりました。


Process: 研修中の進行とサポート

経営層/人事担当

・研修の進捗状況や受講者の様子を把握し、必要に応じてサポートを提供する。

・研修受講者からのフィードバックを収集し、研修プログラムの改善に活かす。

・経営層が研修への参加や意見交換に積極的に関与することで、研修の重要性を示す。

リモートワーク環境での傾聴スキル練習の工夫

・リモートワーク環境で部下に対して傾聴のスキルを練習する際に、Zoom以外の工夫や注意点について提案。

・適切なスケジュール管理や、オンラインでの疲れに対処するための休憩時間の設定。

・リモート環境でも部下との関係性を深めるために、オンラインカジュアルなコミュニケーションの機会を増やす。


After: 研修後のフォローアップと評価

経営層/人事担当

・研修で得られた知識やスキルを職場で実践できるよう、フォローアップやサポートを提供する。

・研修受講者によるアクションプランの策定や実施を促し、継続的なスキル向上につなげる。

・定期的な評価やフィードバックを行い、研修効果の測定や改善に取り組む。


これらのアクションにより、経営層と人事担当者は研修プログラムの効果を最大化し、組織全体のコミュニケーションや従業員のスキル向上に貢献。




講習がもたらす組織へのインパクト



研修後わずか1ヶ月ほどですが、すでにマネジャーたちが部下とのコミュニケーションの質を向上させる兆しを見せています。

部下たちの意見を真摯に聞くことで、部下も自分の意見を言いやすくなりました。具体的には、ミーティングの議論が活発化し、新たなアイデアが生まれるようになったり、部下たちが自ら問題解決に取り組む姿勢が見られるようになりました。

部下たちのモチベーションも向上し、満足度が高まっています。従業員のフィードバックによれば、「マネジャーが自分たちの意見を聞いてくれることで、自分の価値が認められていると感じられるようになった」との声が多く寄せられています。

マネジャーからは「部下との信頼関係が築けるようになり、自身のリーダーシップスキルに自信が持てるようになった」などポジティブな反応があります。課題としては「部下とのコミュニケーションが密になることで、マネジャーの負担が増えることが懸念される」という意見もあります。

従業員エンゲージメントの向上については、研修後の期間が短いため、まだ確定的な結果は出ていません。今後、継続的なフォローアップや評価を行い、エンゲージメントの向上を検証していく予定です。

初回の実施から得られたフィードバックや所見を活かし、今後はより多くのマネジャーやリーダーが本講習を受講し、聴く力を身につけることで、組織全体のコミュニケーションが向上し、ユニット制への移行が円滑に進むことが期待されています。



Lessons Learned


今後の取り組みに役立つポイント


事例を通じて学んだ教訓 
 
コミュニケーションの改善が組織全体にポジティブな影響を与える

・経営層と人事担当者のサポートが研修プログラムの成功に大事

消極的なマネジャーやソフトスキルの必要性を感じていない人に対して研修の意義や効果を具体的に示し積極的な参加を促す

「聴くときのクセ がわかるチェックシート」を使い、個々のニーズや状況に応じたアプローチを検討。強みをより活かし、マネジャーのモチベーション向上に努める

・リモートワーク環境でも傾聴スキルの練習と実践が可能であり、適切な工夫が重要

いつも忙しいマネジャーや突然のトラブルシューティング対応を考慮した柔軟なスケジュール調整が必要


『思いやりをもって聴く力©』オンライン講習を導入した企業では、短期間でコミュニケーションの質が向上し、部下たちのモチベーションや満足度が高まる効果が現れています。

一方で、マネジャーたちも自分たちの傾聴スキルについて学び、課題に気づく機会を得ています。

今後も継続的なフォローアップや評価を通じて、本講習の効果と組織へのインパクトを検証し、さらなる改善を目指していきます。
 


本講習のご案内チラシをホームページからダウンロードしていただけます。
(登録不要)

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提供開始についてのプレスリリース
PR TIMES サイトからご覧いただけます。

対話力を高める「傾聴」を3週間で習慣化。マネジャー向けオンライン講習「傾聴: 思いやりをもって聴く力」を提供開始|H&Cのプレスリリース (prtimes.jp)


■お申込み方法


※ 法人対象

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いかがでしたか?


フィードバックや見込みのお客さまのご要望や状況により、随時
アップデートされていきますので次回のご案内もどうぞお楽しみに!


with all of my thanks and friendship💛


傾聴/聴く力のスキルを身につける詳細は第6回~第12回をご参照ください





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