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行司は相撲を見ていない~選択的注意⑨

 大相撲の立行司たてぎょうじ:行司の最高位
 (いまや”先代”の)36代木村庄之助氏が、相撲の勝ち負けを見極める時のことをインタビューで次のように語っていました。

 

『相撲は見ない』

 

 それで務まるのでしょうか?
 どういう意味なのでしょうか🤔  

 

 続けます。

『(力士の)足もと、たい、手、つま先を見るようにする。それしか見ない』と。

 --- つまり、相撲全体を見ないで大事なところだけを絞って見る。それにより、素早く正確な「勝ち負けを判断」している。
 力士のからだ全体に注意を払うのは難しいので、情報を減らして、大事なところだけを見ることで失敗を防いでいる。

 それが〔役割〕であり、完遂するために必要なスキル/心得であるということに気付かされます💡

 

 どのような場面においても「なんでかんでも」はムリなのです☝

 時に必要とされる「俯瞰的な見地」と、このような務めの際に求められる「肝要なところに絞って見る」というスタンスと、共に大切な要素ですが背反でもあり、本質を踏まえて臨まなければなりません。

 部下や雇用者等に仕事の成果を上げてもらうためには、【余計なチェック目線】を削ぎ落してやることが大切です。

 

《選択的注意》という概念に関する題材や学びは数え切れないほどあります📖
 

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