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同音異義語のデザイン⑤ - 平仮名と漢字とを区別

 ここ数日、国語(口語/文語)に関する記事を集中的にupしました。
 そして本稿はシリーズ続編との位置付けで、タイトルにて『同音異義語』と掲げましたが、厳密には少し異なる事案へと展開します。でも、思考拡張していった連想題材であることに変わりありません。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 先入観等をクリアにして頂きつつ。で、まずは以下をご覧になってください。

社会中3一学期期末テスト2

 

 今どきってすごいですね!
 中学三年生の期末テスト・社会科の答案用紙なのですが、(マークシートならともかく)自動採点するシステムがあるみたいなんです😲
 ご覧頂ける通り、無機質な(赤ではなく黒色の)〇印と、不正解を意味する✔とが並んでいる様子が見て取れます👀
※当方は、自分自身が仕事で使うもの以外は〔アプリケーション〕〔便利ツール〕には疎い方なので、これの仕組みや仕様については全く知りません。

 

 注目点は2か所あります✅

①採点誤り

右端 - 7番の問1 に関し、
機械による採点で一旦は✖を付けられたものが、後からヒトの手によって”〇”に赤色で修正されている
との様子が窺えます(p_-)

◆当該システムは採点ミスが起こりがち、なのだろうか
◆設問は、記号で答えるシンプルなものだけれど。
◆かつ、”ア”という回答は、すぐ下にも互角の体裁で記載されていて、それの方は正しい採点:〇 がされているのに、このOCR(?)はこれほどまでの類似文字を「誤答」とみなしてしまうような精度なのだろうか…

そして、

◆結局、この事例のように、機械に仕事をさせた後に、「ヒトの目(手)によって総見直しをしなければならない」というものなのか・・・?

「機械による自動化」というものは、そのような捉え方では成立しません。最下方に掲載した別記事へのリンクを是非ご活用ください。AI活用/ロボット化系の本質を掴めずに夢を描いている人には特に🎁

 

 まぁ、取り敢えず、受検者としては結果オーライなわけで、(生徒に返す前にチェックして気付き)正答なので〇をもらえ、+1点修正された、という〔結果〕です。

社会中3一学期期末テスト2

 

②記述式問題における”誤答”

 上部、(4番の問2)”③”と見える設問の採点結果は✖。
 問題文は何だったのかをお示しするまでもないのですが、仮に『非核三原則とは何か』だとしましょう。

貴方は的確に解答できますか?

 日本国民としては、正確に、押さえておきたいところですね。
※社会科のテストだということで、あくまでその設問であることを踏まえつつ、表面上だけで思考を巡らせて/記憶や知識を絞り出してくださいね!

《アップにて再掲》

社会中3一学期期末テスト1

 

先程、「解答できますか?」と尋ねましたが、少し言い換えましょう。

「上記の”誤答”を正せますか?」

 

 当該事項は、言わば「固有名詞みたいなものだと捉えられなくもない」ので、【厳密でなければならない】との見方には、当方としては表面上は異論ありません。
 例えば、〔大坂府〕や〔埼玉市〕と書いたらアウトですから👊〔大坂〕〔埼玉〕という語はあっても、これらのような語句になった段階で〔大阪府〕や〔さいたま市〕以外には無いわけですから。

※下手に漢字で書いてしまってそれが誤字で✖を喰らうと損だから自信がなければ平仮名も可…との話はさておき🙄

 

 my note のシリーズ稿の骨子に沿って申しますと、

音で覚えていてもダメ。このような”誤答”に至りかねない。
テスト答案で「書く」ことが基本なのだから、きちんと文語(書き言葉)で示せるような学習定着が必須!

という心得☝

 

 おそらくまだ、皆さんのほんの数パーセントしか、合点していないことだと推察します。種明かしを続けます。

 

 今回の”正答”は、

「こうではなく、一部分は平仮名で書かなければならない」・・・

 具体的には、”持たずつくらず持ちこませず” ---  の厳密性をクリアしたもののみが〇。
 もちろん、前述①の方でコケた『採点マシン的なもの』の事情は一切関係なく。

 

 しつこいですが、今一度明示しますよ。

〇 持たずつくらず持ちこませず
✖ 持たずつくらず持ち込ませず

 

 ただ、ググってみても… ”ブレ”があるようですけれど…
 唯一ではない。

 

 さらに… あくまで参考程度ですが、
 以下のような投稿も見つかりました🔎 

 

 ちなみに、一側面として。
 Google検索ワードに『持たずつくらず持ちこませず』の”意外な正答”の方を入れてみると、以下のように「揺れを修正」までされてしまう始末ですが😂

画像3

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 とにかく、△で減点-1 でもなく、厳密に正しくないから○はもらえず-2点。そうして、夢の(奇跡の)満点💯を逃した😱

 その悔しさをバネに、”この”テストで求められた”答え”を、おそらく彼は一生忘れることがないでしょう。
 そんな成長を”させて頂きました”。 ←皮肉敬語例

※ネット記事でありがちな「不服クレーム」を軸にした薄っぺらい提起ではないですよ☝

 

 

 

 

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