電車内のレイアウトのデザイン④ - 敢えて区切られたシート +
都市部⇔郊外の電車に乗ることがありますが、ある程度混雑してこない限りは、【他者との密接を避ける】人々の心理は多少は残って(定着して)いるように感じます。
つまり、ゆとりがあり、少しの隙間であれば「”がめつく”着席しようとはしない」という心得の人の割合が上がったような…🙄
その点を思い巡らすと、『密回避』の社会になる前から気になっていた以下の懸案については一層、「それ見たことか…(>_<)」な想いが否めません。
※マナーの追究ではなくて総合的効用デザインの着眼です👀
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近年の車両🚃では、【ひとりに一人分】が強調されたタイプのシートが増えましたね。雑な座り方をして着席できる総人数が減ってしまうことへの抑止力となり、「いい考えだ👍」と感じている人がほとんどであったかと思われます。
はたしてこれは
「万能なデザイン💡」なのでしょうか?
デメリットについて、気になったことがある人、もしくは困惑している人はいませんか?
充分に痩身である、ガサガサせずにお行儀よく座っていられる、冬でも車内は暖かいからモコモコのコートは着ない、等、いくつもの要件が揃っていれば、何ひとつ不満なく乗車し得るのかもしれませんが、実状は違いますね。
譲り合いの心は大切、ということは言うまでもないのですが、それほど混んでいるわけでもないのに、窮屈な座り方をして快適さを落とすようなことになると本末転倒です。
--- つまり、半分近くしか座席が埋まっていなくても、満席になった場合と同等の窮屈感を生じさせることになりますし(すぐ先の駅で増えてくるのが分かっているのに半人分空けて都度ジリジリと寄せる…の展開は別)、この写真のシート例だと4人しか座らずにその後に来た人は狭いから諦める、といった実例も『密回避』前の世からみられました😩
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航空機や新幹線に代表される【指定席】ともなれば、肘掛けによってきちんと区切られています。そのお蔭で、いわゆる『どちら側の人がそこに肘を置くか問題』さえ「双方が乗せない」ことでクリアにすれば、肘は肘掛けよりも内側に収まるような体勢となり、〔自分の領域〕が立体的に上層まで認識しやすくもあり、はみ出しは生じにくいです。
でももしこのように座面のみ示されたところで、上半身はとどまることを知らず〔お隣さん〕に当たり散らします。
鞄をまさぐる行為で脇を広げたと思えば、長きに渡り肘でツンツンし続けますし、そのようなガサツな人でなくとも9割方の人が「ガラス板こすり」の夢中になってゴソゴソ・モゾモゾを”スキンシップ”で共有してきます。
ほぼ例外なく全ての人が”平然と”やってのける振る舞いであるので、どうやら当方の単なる個人的な心象に過ぎないようですが、何かと不愉快です😣
⇒稿末のリンク記事もご覧くださいませ
周りが迷惑に感じようと気にならず、”じっとしていられない”人が圧倒的多数のようです。
※全体に混んでいる車内に立っていて、スペースのゆとりがないから隣接する人と近く、揺れた折に触れることもある --- これは致し方ないことで全く別の話です☝
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ここで苦痛の叫びを上げてもどうにもならない(≒共感を得てくれる人がほぼゼロであることを知っている)ので今回はほどほどにして(◎_◎;)
その「ガサガサ話」を除くと、やや大柄な人の存在が気になります。この画像のような中途半端な「区切り」をされると、その隣には安泰なスペースは担保されていません。体が大きいのだから、スペースを食うのは仕方ないことです。前述の「じっとしていない人」に比べるとよほど寛容的になれます。
もし従来のタイプのような座席であれば、少しずつずれることで、それこそ”譲り合って”全体にまぶして適切人数座れるのですが、「区切られて」しまうと、その両隣が利用できず(≒狭めなので貪欲に座ろうとは思わない🙈)空席になってしまう、という場面は少なからずあります。
それを見ると”改悪”と言えるのです😔
逆の例。
旧来タイプの7人掛け標準の長シートで、(小児や)小柄/細身の女性が何人か含まれる場合、8人座っても全く窮屈でない、ということもあります。
† 写真の中に2本見える”つかまり棒”は、立ち上がったり腰を下ろしたりするのがつらい人にとっても重宝するとのこと。その点(効用)に対してはもちろん、全く異論ありません🙏
デメリットに気付いてますか?
むしろ逆効果もあり!
という提起でした📖
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