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駅の発着情報掲示板③ - 「分かりやすい」とは? +

見る限りにおいて、互いに要件が同じであるはずなのに、対処方針が異なる結果になったもの、を見つけました。
※寄稿の主旨は最後で述べていますので、序盤が読みにくければ飛ばしてくださいませ🙇=末段落までジャンプ、も👌

 今回の題材は、ローカル感が濃い点が否めませんが、主軸要素ではないので上手に読み超えて頂けることを祈念します🙏
+++ これでも最大限の工夫叙述したつもりです^^;
 
 大阪・南海電鉄のターミナル駅:難波(なんば)。そこからメインの路線が二系統伸びています。
 ①②番線の最終点:高野山方面へと向かう路線と③④番線の関西空港や和歌山市方面への路線です。難波を発った下り線は、しばらく並行して走ります。(阪急梅田発の三線並行と同じ、東京で言えば京浜東北線や埼京線が一部区間で山手線と並ぶのと似たイメージです。)

 並行区間中にある二駅:【新今宮駅】【天下茶屋駅】を経て左右に分かれてそれぞれの方面に向かうのですが、これら途中駅のホーム階下にある案内表示の写真を撮りました。(光線の具合で判読しにくい点を一部補正しています)

 上から、【新今宮駅】・【天下茶屋駅】・【天下茶屋駅の足元】です。

天下茶屋と新今宮

 一瞥してお気付きのように、両駅とも4レーンあるにもかかわらず、3列表示に”アレンジ”されています。
◆これらの駅から難波駅へと向かう利用者が極端に少ない
◆そのような乗客は②④番線どちらの〔上り〕なんば行きに乗っても👌
という要件を勘案しているのだと推測されます。まずこの点、ややナイスなデザインです👍

 ただ、情報価値が格段に低い②④をひと纏めにしてしまうことで「悩み」が一つ生まれます。【3系統をどのように配列するか】…ホームの位置関係と表示順序とが一致していないと困惑しますよね?

 結果、ご覧頂けるように、同じような位置付けであるにもかかわらず、二つの駅は互いに異なる『表示方針』を採ったようです😇
◆上側 - なんば方面(上りレーン)を左端に纏め
◆下側 - 同、中央に

天下茶屋と新今宮表示note

おそらく、意思決定者は別の人だったのだと推測します🤔
~互いに”一貫”しておらず統一感がありません

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

《まとめ》

 この例で学びたい事とは、『分かりやすい』とは一つの答えではない、ということ☝

 特に「分かりにくい」の方を下す場面はあくまで”自分にとっては”を添える気持ちで評定するのがよいのでは?と想起した例でした。
 先入観に苛まれていないか、読解力が不足しているからではないのか、顧みてみましょう☆彡

 「じゃあどうすれば分かりやすいの?」と訊かれて、評価者のあなた自らが代替妙案を示せないような場合はなおさら、「分かりにくい」という”手軽かつ意外と強烈な”発言は控えておいた方がよさそうです👋

☆ちょうど、本稿のまとめの上記に「ある意味で通じている」と感じたnoteを拝読しました📖  遠いけど関連しています。当方にとって☝

 

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《補足1 - 工夫案の例》
②④番線の〔上り〕なんば行き、を一列に纏めてしまうのなら、と、以下のような『疑似ネオンサイン的蛍光管の枠が液晶に表示されると便利』とのご意見を頂き、効果的だと感じました👍

天下茶屋表示工夫案カシビシケク氏

 

《補足2 - 足元の表記の効用》
誘導が「わかりやすい!」という高評価の人が多勢であると推測しますが、「掲示板さえしっかりしていれば、床に書いてある大げさな案内は不要」との見方もあるでしょう。
確かに、大勢が居合わせた時など、床の表示は見えずに役に立たないですね

 

ちなみに、本シリーズ①で提起した『不要な情報は伏せておいてよ!』で登場した駅は、未だに頑なに従来の表示仕様のままなのです…😰

 

 

 

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