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危険回避装置 - 電車の扉 +

 身の回りで起きている『改善策』の空回りを見ていて、そもそもの問題把握がズレているから、と分析できている自分… が今日もいました😡

 あ、そうそう。【日頃からエラーなく仕事をこなせるようなタイプの人】が考える策というものは、実状にそぐわない実効性の低いことが多いですね。【ミスをしがちな人】に寄り添うことが出来ない人のことです😨
※以下の本題の内容と領域が少しずれた書き出しをしてしまいました💦

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 ネットの中で偶然目にした記事💻に基づきます。
 紹介されていた内容の前半部分を以下にて極めて簡潔化していますが、示唆されている要素や、当方が採り上げた意図について、皆さんはお察しになれますでしょうか?

 これは、〔文化〕や〔国民性〕の違いについて知ってますか?という話などではないですよ🙅

『フランスの鉄道の車内には、乗客がドアを開閉できるボタンがあり、それは駅に停車中だけでなく、走行中にも動作した。
それを見た日本人が、自身の経験や信条に基づき(=日本でもボタン付きの車両があるが停車中のみ可能であるので)「これは危険だ。改善すべき」と現地で訴求したところ、「フランスにはそんなバカな子どもはいない」とかわされた。 』

というエピソードです📖

 

 今はどうなっているか定かではないですが、フランスの鉄道の扉における安全仕様と日本のそれとの違いに「あり得ない!」と感じた常識ある日本人の発言は、フランス人のモノゴトの捉え方には相容れなかったようです😖
 
 「走行中に子どもが勝手にドアを開けて落ちたら大変だ⚠」という懸念は、今これをお読みの皆さんも概ね抱いているのではないでしょうか。何ら違和感は生まれません。
 しかしながらこの例で挙がっているフランス人の、事故の重大性に対して「そんなの大したことない」と評価しているという楽観性が甚だしい、という要素に感銘したり呆れたりしている場合ではなく、「柔軟な目線で異なる考え方もできる」というところが学びポイントになっています💡

 

◆◆◆「心配ないさ~。何故なら…」というフランス人の反応に対する洞察は、以下のような内容へと続きます。◆◆◆

 おそらく彼らは、【走行中に扉が開く危険性がある】ということを自分の子どもにきちんと考えさせる。【ボタンを押したら危ない目に遭う】ことを、自分自身で理解させようとする。

 一方、日本人はそもそも安全な仕組みにしておく。そうすれば気をつけなくても事故の危険性は少なくなり安心だから。その副産物として、【走行中の電車の扉が開く危険】について深く考える機会を失う。 -----

 

 みなさんはどのように考えますか?

 

 

 浅い思考で安直な答えを出そうとする姿勢に対しては、「その前に”そもそも”を考えてみよう」を推奨したくなる場面が多い当方。
 その思考軸は、「『気を付ける』をしなくてもよいように危険因子をつぶしておく」というのが基本なのですが、「クリーンルームから一切出さずに免疫力が減退するような育て方をする」が如く、子どもから『考える力』や思考志向を奪うことにもなりかねない🙅 ということを上述の展開から思い知らされます😫

 対象者が、これから様々なことを学んで成長していくべき立場、という点に重きを置いた場合には、少し見方を変えてみる柔軟性も有効となるようです。

 

††† この話により、(同じく電車繋がりの)『ホームドアの必要性を声高に訴えるのはいかがなものか』という、本質思考議案が想起されました。

 

《連想好事例 - 公園から遊具が消えていく…》

自分の頃はこういう使い方をしたら危ない、と体感したものですが、怪我してもだいたい本人の責任でしたが、現在は、事故が起きたら即撤去、公園管理体制の責任、ですからね。現代日本はなにか学ぶ機会を失ったようですね。
無くして保護される『安全』と生じるデメリットとを見据える、適切に評価する・・・には程遠そうです…😰 



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