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電車・バスの”つり革”のデザイン +

 日常生活の中で、「少しだけ珍しもの」を見掛けたら、それの効用について分析したり、デザインした人の想いを勘繰ってみたりしてみてはいかがでしょうか?

 

 手指に対するアルコール消毒がすっかり定着したご時世。今や「これに摑まるなんて…😞」との声が上がりそうな代物になってしまいましたが、一旦その要件は奥底にしまい込んで、安全確保のために必須のアイテムとして〔優良機能性〕のみを有するものとして捉えて、以下へと進みましょう👍
※ある方(特派員さん)にお分け頂いた写真を題材にしています

 

 つり革を題材にすると真っ先に議論対象となるのはその【取り付け方向】について。

 ”握り”が進行方向と平行に設置される(かつ丸型である)ことが主流ですが、三角型<おにぎり型>のものなど、進行方向と垂直に設置されていることも。咄嗟の場合には後者の方が掴みやすい👍との評価があります。

 

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 ここでは少し着眼点を変えます🔎
 すなわち、【ストラップの長さや形状】に関して。
 掴んだ状態の安定性や混雑時の不都合等、デザインがもたらす効用には差が出ます。

 握り部分の〔可動域〕は小さい方がよいでしょう。揺れが大きな時に踏ん張りきれないと元も子もありませんし、そばにいる別の人に袖が触れたり手放した際にぶつけたりで迷惑な影響が及びがちです。
 その点を考慮すると新たな要件は『短めが望ましい』

--- そうなると吊り下げる基点となるパイプをより低い位置に、と考えようにも、頭をぶつけるなど副作用が大きそうです😩

 

 そこで、一例としてこの写真のデザイン💡
 メリットに気付けましたか?

 

 『握り部分の〔可動域〕は小さい方がよい』と先に述べました。

 キャビン内全体の握りの総数は少なくなりますが(≒コスト割高)、前後方向には動かない構造なので前述のマイナス要素は小さめで済みそうです🤔

 一般的な形状のものでは、天井から見て円状にエリアが広がりますが、上の【北海道のバスで見られた例】では、左右方向のみ(=天井から見て線状)であるため、安定感が増します。

 どれがベストというわけではなく、バランスが難しいのでないかと思います💡

 

《背の高さとのバランスが要件の一つ》

 小柄の人にとって、場所によってはつり革を持つ事が結構労力のいる場合があります。だからと言って、それに合わせば背の高い人には不便ですし…

 やはり、つり革のファンクションには限界があります。かなり昔から進化してませんから、この先も期待できないですね💦
 地面に垂直な〔手すり〕が一番安定的ですが、混んでいると思い通りにポジション取れないのが実状です…

 

貴方の地元や日常で、素敵なデザインのもの(つり革など)を見掛けたことはありませんか?

 

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