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配慮行動の副作用 - 座席を詰める動き +

 『やさしさが集まると迷惑と化すこともある』という話は、あいにく多いように思います。
 春の新年度が始まって新たに公共交通機関に乗車する生活スタイルになった🚋という”不慣れな”人は特に!そうでなくともw 注目👀の提起記事です📖


 《やさしさ⇒迷惑》 --- つまりは気持ちばかりが先行して”空回り”してしまうケースがあります😞概ね世間のマクロ的な風潮について、が目立ちますが、個人ベースの身近で平易な事案について、今回はお示ししたいと思います。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 電車内の座席の話です。窓の近くに背中~両サイドから内側に互いに向かい合うように座る一般的な構成をイメージしてください。
 近年では〔一人分の”規定”幅〕が明確に定められたタイプのものが多くなってしまいましたが、旧来の〔境目のない5人以上用の長シート〕において。

 

〔最初に来た人がまず端に〕~〔その次は、空いているスペースの範囲で中央付近に〕という心理傾向については今回の主旨ではないので流しますが、ここでの着目点/前提は、『パーソナルスペース』の心理影響もあり、”ゆとりをもって”座って、全体的に席が埋まった後の段階で、というところです。

  

その先の展開の予想がつきましたか?

 

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 空席が無くなると、次は扉の脇に立つ人が現れ、また、着席者の前に向かい合うように立つ人が出てきます。窓に向かってつり革を持つように立つイメージですね。

 上記の流れで座っている人にとって、この対峙状況は”きまりが悪く”、自身に「やさしさ」がある所以及び居心地の不安定さを解き放とうとする、という心理行動が起こりがちです。

 つまり、隣の人との間隔を詰める/ジリジリと”ずれ寄る” という現場がよくあります。個々人の〔尻幅〕〔肩幅〕〔肘幅〕は前述の”規定”値よりも広く占有したまま、『座席は譲り合って…』の精神に基づき、〔”何となく”で見た目の隙間〕を詰めておくという動きです。おそらく皆さんもやったことあるでしょうね🤔

 

 でもこの行為、

結果的にもたらされる効用
が高くなる可能性はいかほどでしょうか?

 

 結論的な要素を述べておきますと、推奨しません🙅

 現状、5人か6人で並座している場合、としましょう。
◆端の人には動きがない
◆端から2番目の人がこれをする時には、0.1人分位の幅だけ端側へ寄ることになる
◆長シートの中央付近に残された人も、つられてどちらかに寄ることはできる
--- 結果、新たな一人が座れるほどの規模のスペースが創出されるわけではありません。0.5~0.7人分といったイメージでしょうか。

 

 もし貴方が立っていてそんな場面に居合わせた場合、その狭小スペースにドカッと入れるタイプですか?
⇒少なくない人が、「座らない」を選ぶ性向だと思われます。との流れで行くと、”最終的に”一人分を空けられなかった座席中央寄りの人が1.5人分以上のスペースを占有しているかのような格好になります。

 

 さて、その先です➡
◆「充分に広くないので無理して座りたくもない」との想いで、その中途半端に”空けて頂いた”所の最寄位置で立ち続けることになった
◆周囲の一部の人から「空いたのだから座れよ」感が漂う
◆「最寄位置にたまたま居合わせた人」が居心地悪くなる
--- 結果、副次的に巻き込まれた人がさらに増えてしまいました。”とばっちり”です😞

 このように全体説明を追っていっても今なお、「親切心で詰めたんだから、それを悪く言うのか!?」との反感を持ってしまいがち、でしょう。もしかしたら貴方もそうかもしれませんね。

 でも、本質思考をすれば、早々に席に着いた人たち各々が、(social distance を意識しない時勢である場合なら特に)「0.2~0.3人分の余白」を初めから作らずに座っていたら、こんなことにはならないで済むわけです。
☞だからと言って〔密接〕までいかず🙅🏻‍♂️ スマホ操作のために肘を張って隣の人にガサガサしない🚫は徹底しておきたい要件ではありますが

 

 歓迎されるのは、順位的に、

 ◆途中で動くくらいなら初めから適切な位置に着き、過剰な横幅を取らず、かつガサガサせずに大人しく座っている人
~◆冒頭の『やさしさが集まると~』の論点を本質思考して、みだりに詰めたりしない人
~◆良かれと思って詰めてしまう人

ではないかと思いますがいかがでしょうか?🙄

 

 (状況説明を文章で綴るのは難しく)長々と書きましたが、至極基本的な話☝でしたね…

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