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座席は、おしりの 幅ですよ。② - 肩 - +

通勤電車に乗った際に感じること - 「一人当たりの幅」とする根拠は〔標準規格〕があるはずですが、やはりどう見ても、阪急電車の車両は広くてゆとりがあり、他の私鉄は狭い(;゚Д゚)…

 

 今週、<introduction>~①と連載してきた続編の②です。
 本ページで提起するきっかけになったとも言える、JT(日本たばこ産業)社🚬によるマナー広告の一例について、改めてお示しします。

JT_Pict_100-2座席は、おしりの 幅ですよ

本編①は、『✕ 足をひらいた幅⇒◯ 肘の幅』に、今や正すべきでは?
という起案でした。

本編②は、『✕ おしりの幅⇒◯ …の幅』 です🎶 と予告しておきましたが、お分かりになりましたでしょうか?

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 上述した通り、今回は、『足をひらいた』の方は無視して、一旦、標準軸とされている『おしりの幅』の方に注目して展開します。

 人が着席する際に必要とされる幅、つまりは〔確保されている最大幅〕についての言及なのですが、それがおしりの部分であるから、と、シートの幅を設計する際の尺度して用いられているようです。「それ、違うよ!」と思った方はどのくらいの割合なのでしょうね。

三人掛けシート-2

 

 座るわけですから、「まぁそうかな」と、特に女性の方には納得できる基準なのかもしれません。概ね女性の実状には合っていることでしょう。でも…平均的な体格の男性が並んだら、”お尻幅”に握り拳一つぶんの間隔を空けて座ったとしても、肩をすぼめなければならないくらい窮屈ですよね!

☟このように、「尻は座れても肩は”座れない”」

肩幅足りない


 だから、その”お尻尺度”が適切だとは到底言えないのです。肩幅を基準にすべきところです☝

〔座る〕=〔尻〕に固執されていないでしょうか?

 そもそも、近年増えてきた【一人分にひとり】の座席デザインは、総合的・客観的に見て改悪/迷惑な”改善”例だとも言える実状があります。
 仮にお尻の幅がそこそこ収まっていたとしても肩幅がある(又は肘が広がっている😠)せいで、左右にはみ出る1.2人分程度のスペースとなります。
※感染症拡大前のイメージで

画像4

1.2人分


 そんな隣は狭いので”貪欲な”人でない限り0.8人分しかない隙間に後からは座ろうとはせず、結局空席のまま、となりがちで、【7人分】とされている長シートに4人だけ(⇒少しずつ詰めれば6人座れるのに!)、なんて例も。
※『ソーシャルディスタンス』を意識した場合にも概ね適用され得る”ゆとり”ありす

画像6

 この実状では本末転倒ですよね😰
※イメージ画像は【一人分にひとり】のタイプのシートではありません

 また、『ボリュームのある体格の人は座るな』を含んでいるのか!?との見方もあります。

三人掛けシート1

 

工夫配慮と評価されがちな【一人分にひとり】というこの施しは、”どっちもどっち”な感じです💦

あ、どの画像例を見ても、幅を取っているのは「肩」よりも「肘」だ😅
⇒「一人分の幅」として基準とすべきは、今や"shoulder"でもなく最終的には"elbow"の方かと。

 

でも、さらにさらに深堀すると、また別の気なる要素が・・・🤔

続き③は20220513の18時頃にリンクが有効になります👇

 

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