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数字偏重⑬ - 運転免許返納者数の推移《後編》

 まずは《前編》の出題部分からご覧頂けると幸いです🙇

 

 とあるテレビ番組で、次のような取り沙汰がされていました📺

『減少』=『鈍化』 という等号付け
すなわち
『右肩下がり』

のような推移に対する頭ごなしな結論付けは、時に本質を外してしまうことがある、ということを念頭に置いた上で、の評価になっているか‥‥そこが肝です☝

 

👇 ☟ 着眼点はコチラ ☟ 👇

 

 

 このような【増減具合の推移】を見るにあたり、〔母数〕が変わることを無視するのはよくありませんね。

 この統計においては、《実際に返納した人》ばかりに着目していますが、《返納し得る人》の数/規模が毎年変化します。つまり、経緯/前段階としてもし既に多数の返納者が発生している場合は、そもそもの”パイ”が減るので、以降の《単年の返納者数》が減少しがちになる=右肩下がりになる のは当たり前で、その点を考慮しなければ、短絡的に『鈍化している』などとという薄っぺらい評価に着地してしまいます。
※次の年には《返納が望ましいとされる年齢レンジ》に新たに到達する人数が分母に加算されるわけですが同様に高齢で亡くなる人もいる

 

本件と類似した【数値の推移】例って、
どんなものが連想されますか?

 

◆国内にある鉄道駅の数。《無人駅の数》と一般的な改札のある《有人駅の数》の比率。駅単体での運用変更としては「有人」⇒「無人」の方向ばかりだと想像しますよね?
 だから、過疎化等利用者減少により【歳月ともに《無人駅の数》の割合が上がっていくはず】と決めつけてしまえますか?

~廃線になる事例があることを考慮すると…
『無人化』よりも『駅そのもの/つまり分母(かつ、既に無人駅)の消滅』の方が多いかもしれません🤔 その場合、前述の〔比率〕は逆に推移します。

 

◆中年になって気になる《抜け毛の数》って本当に「増える一方」?

~いずれ”必ず”下方に転じる、でしょ?😰
※《白髪の数》の推移は…”持ち堪える”例が多いのかも

 

 表層の数字ばかりにこだわって、本質を外した論点を声高に上げてしまう顛末にならないように気を付けたいものです🚫
 

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