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京大現役合格者が考える受験において最も重要な時期
2017年3月10日、当時高校3年生だった僕は、京都大学に現役合格することができました。
もう5年以上経ち社会人になった今受験のことを語るのは少し気が引けますが、久しぶりに受験について話したいと思います。
高校生のお子さんを持つ保護者の方が、子どもに勉強を促す際に参考にしていただければと思います。
先に断っておきますが、僕は決して天才的な頭脳を持ち合わせていたわけではありません。
適切な時期に適切な勉強をしっかりこなしてきたからこそ、合格することができたのだと思っています。
そんな中でも、特に次の3つの時期が重要だったなと感じます。
一つ目は、高校3年生の夏。
よく「夏を制する者は受験を制する」などという言葉を聞きますが、実際これは合っていると思います。
夏休みにしっかり勉強した人としなかった人の間には、夏休み明けの模試で大きな溝が生まれました。
二つ目は、高校3年生の年末年始。
受験生にとっての大きな壁である共通テスト。
この直前にあるクリスマス、年末年始というイベントを楽しむという欲に負けずに勉強できるかも重要になってきます。
そして三つ目が、高校1・2年生の時期です。
これが一つ目、二つ目より遥かに重要であると僕は思います。
多くの人は高校3年生になってから受験勉強を開始します。
そこでしっかりスタートダッシュを切って勉強に取り組むことができればいいのですが、ほとんどの人はそう上手くいきません。
というのも、高校1・2年生で勉強したことが定着していないからです。
ほとんどの人は、高校3年生の時点で今まで習ってきた基本をマスターできていません。
これは、英単語の小テストで満点ではなく、再テストにならない合格点を目指したり、定期テストに一夜漬けで形成した短期記憶だけで挑んだりするからです。
こんなことをしていると、受験期になっても基礎を覚える段階から始めなければなりません。
本来『受験勉強』というのは、定着した基礎を活用する勉強のはずです。
しかし基礎が定着していないとそもそも『受験勉強』ができないのです。
これによって多くの人は、かなり出遅れた状態で『受験勉強』をスタートするのです。
さらに、受験期に記憶しようとしても、定期テストの時期よりも定着しづらいというデメリットもあります。
定期テストの時期であれば授業と結び付けて暗記しやすかったことも、受験期には授業なしで覚えないといけないからです。
もちろん塾を活用するという手はありますが、二度手間であることは誰の目にも明らかですよね。
というわけで僕は、高校1・2年生の内にしっかり基礎を定着させていることが、志望校合格のために最も重要だと考えます。
では実際に僕は高1の初めからそう完璧にこなせていたのでしょうか。
実は残念ながらそういうわけではありません(笑)
1年生の初めの頃は英単語の小テストで再テストになってばかりでしたし、世界史の定期テストで40点をとったりしていました。
高1の夏休み明けの模試では、国語で学年ワースト10になった記憶もあります。
しかし、そんな自分を変えたくて高2の僕は立ち上がりました。
小テストや定期テストの勉強には人一倍真剣に取り組みました。
さらに、英単語や世界史など、高1の時にできた穴をしっかり埋めました。
こうして僕は、高校3年生の時期にはなんとかスタートダッシュを切ることができました。
しかし、部活と並行しながらこれをこなすのはかなり大変でした。
よってやはり、高1からしっかり穴をつくらないようにすることが最善策です。
これが受験の成否を決めると言っても過言ではない気がします。
子供に勉強を促すのは難しいと思います。
特に、高校1年生の子どもに受験というかなり先の事を見越して行動させるのは超難問です。
しかし、子どもは自分の中にやるべき理由をしっかり持つことができれば動きます。
その点をしっかり明確化し伝えることによって、子どもの受験成功に向けての一歩を踏み出させてあげてください。
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