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くらしのこころもち

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心にとめておきたいこと
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#生きる

どんな記憶も共に

どんな記憶も共に

すきな記憶は
覚えたままで
いやな記憶は
忘れたいけど

あまい思い出
にがい思い出
両方あるから
味わい深いよ

そう思えたら
小さな自分も
大きな自分も
仲よくなって

たがいに慰め
励ましあって
いつも一緒に
歩いていくよ

すべて信頼のうち

すべて信頼のうち

なにが起こっても何を感じたとしても

それがどんなに小さなことであっても

宇宙がわたしをとおして体験している

神さまがわたしをもちいて成している

それならなぜ不安になることがあろう

なにゆえに信頼できないことがあろう

はかりしれない大いなる流れのうちに

心も体もたましいも委ねていればいい

***

もうひとつのいま

もうひとつのいま

日々の暮らしのなか思いうかべる

生きものたちのもうひとつのいま

それぞれのいのちの時間でもあり

おおいなるひとつの時間でもある

そしてふたたび帰りつくところの

私といういのちの生きているいま

変わりながらなお変わることなく

日々の一つひとつを見つめている

***

ひと時にある尊さ

ひと時にある尊さ

わたしのよろこびであり
あなたもしあわせになる
日々のほんの些細なこと

どんなに小さなことでも
ひとつひとつを見つめて
心を込めておこなうこと

どこかを探すのではなく
いつか見つけるでもなく
ある瞬間ふときづくもの

毎日のことをていねいに
そのひとときひとときの
連なりのなかにあるもの

***

わたしたちの探しものは
このひとときにあること
その日々こそ聖なるもの

いっそう光眩しく

いっそう光眩しく

雨のあとの空気が

澄み上がるように

悲しみのある心を

涙は洗いきよめる

憂いのときを通り

進む未来はめぐみ

日の光にいっそう

眩しく照らされる

***

過去を悲しむことを
あなた自身に許して
未来の祝福を迎える
場所をあけるために

(わたしの訳)

🕊

ともにあるために

ともにあるために

〈 あなたへの おてがみ 〉

あなたは かなしいことを
のりこえる のではなくて

それと いっしょにいきて
いけるように なるんだよ



かみさまは つらいことを
とりのぞく のではなくて

あなたの そばをはなれず
となりに いてくださるよ



あなたは くるしいことを
たおすちから ではなくて

それと ともにあるための
つよさを うけとるんだよ

***

ながい旅のなかで

ながい旅のなかで

神さまが扉をしめるのは
あなたをあたらしい扉へ
つれていきたいからだよ

神さまが何かをとるのは
あなたによりよい何かを
かわりにわたすためだよ

わたしたちの目でみたら
とても耐えがたいような
かなしいことだとしても

ながいながい旅のなかで
ときをこえてたましいの
よろこびに変わってゆく

神さまはそばにいるから
どうかきっとその日まで
光をみつめて待っていて

***

たましいのお世話

たましいのお世話

〜いつかどこかできいたおはなし

たましいにはぜんぶ楽しいこと〜

たましいさんにとって楽しいなら

あれもこれもそれでよかったんだ

わたしにとっての辛さはそのまま

じぶんを許せるきもちになったよ



〜そしてソクラテスさんによると

生きることはたましいのおせわ〜

あらゆるできごとひとつのこらず

たましいさんの育まれるためなら

わたしにとっての苦しみをこえて

何でもだいじょうぶと

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生きるを望まれて

生きるを望まれて

わたしがここに生まれたのは

ここで果たす役目があるから

ひとの世に求められるものを

神さまは一つ一つつくられる



いまは役目がわからないのは

わたしはまだ眠っているから

ひとの目には見えないものを

神さまはすべて見とおされる



わたしがあさに目ざめたのは

神さまが起こしてくれたから

わたしに生きていてほしいと

神さまは今日も望まれている

***

偶然に生きているひ

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すべて旅の道のり

すべて旅の道のり

とおってきた道のりは
消えてしまうだろうか

そのすべての始まりは
忘れるものであるのか



くるしみは養分になり
わたしをかたちづくる

かなしみは姿をかえて
わたしに愛をもたらす



もし忘れてしまっても
そこに在り続けるもの

思い出されないままに
いつもそばに在るもの



いまここに巡りめぐる
終わりは始まりのとき

くらやみと光はおなじ
よろこびの始まるとき

***

どう

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与え合う生命たち

与え合う生命たち

宇宙を走る光の
子であるわたしは

役目を与えられ
地球におくられた

鳥の羽ばたきが
花をゆらすように

祈りのことばが
人を変えるように

日の光が大地を
あたためるように

やさしさが人の
心をひらくように

与え合いながら
時空をめぐりゆく

大切に創られた
生命のひとしずく

***

あらゆる被造物に
編み込まれている目的
それはわたしも例外でなく

わたしは意図的に
目的のために創ら

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生命おりなす時間

生命おりなす時間

海はそれじたいであるのではなく
ひとしずくの水があつまってある

生きものがいのちを生きるために
ひとつずつの細胞がうごいている



細胞のひとつひとつは生きものを
生かしていることを知っているか

わたしはわたしのいのちが宇宙の
要素であることに気づいているか



生きものが細胞に生かされるなら
宇宙はわたしのいのちであること

ひとしずくの水には内も外もなく
ひとつの海のそのものである

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聖なる生命の一雫

聖なる生命の一雫

神さまは天に星々を
大地に海をつくられ
この世界にあなたが
必要だとおもわれた

あなたがここにいる
そのこと自体がいま
神さまに見守られて
存在しているあかし

生きることに使命を
探さなくていいのは
生きるそのことこそ
あなたの使命だから

計り知れない宇宙の
大きな流れのうちに
あなたという聖なる
生命が注がれてゆく

***

山と海と星々をつくられた

神さまがあなたに目をとめ

世界に

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