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日日自炊自足【休みの食事 と 休みのこと】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

ゴールデンウイーク後半は、3日(金)からの4連休だった。
前日の木曜日は、仕事から帰ってジムへ出かけた。
翌日3日は娘の旦那さんが仕事で留守だというので、娘宅へ。
ゴールデンウイーク前半に娘と出かけたとき、途中立ち寄った蔵前の透明書店で娘が点滅社発行の「鬱の本」を手に取ったので
「それ持ってるよ。」と言って貸すことにした。静岡一人旅で記念に買った本だった。
小さな子供2人を専業で育てている娘。
前回2人でのお出かけで「だいぶ楽になった」とは言っていたけれど、かなり煮詰まっている様子。

それで我が家にあった、坂口恭平さんの
自分の薬をつくる
躁鬱大学:気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません
幸福人フー 僕の妻は「しあわせ」
も持って行った。
坂口恭平さんの書くものには実用的な解決方法が掲載されているわけではないのだけど、今いる場所とは違う方向から物事を見るような・・
読んだことで状況や目の前の現実が何か変わるということはないながら

石のように固まっていた心のほんの角っこだけでも・・一瞬崩れたように感じたり、何ミリかだけでも身体の中の何かが動いたような
自分の中になかった・・別の視点を知る、みたいなことが起こる気がしている。
ただし彼の本は、主に彼に興味のある人限定(に近い)で作用すると思われるため、万人向きとも言えない。

娘が読むかはわからないけれど「娘が鬱の本なんて・・」と後ろ向きにとらえるたり励ましたりするどころか、かーちゃんが「鬱系の本」を何冊も持って来た!となったら、娘の旦那さん(細かいことにこだわらないマイペース君)はぎょっとするだろうなと思ったりもしたけれど。

エガちゃんねるで絶賛されていた「ねぎみその逸品」をようやく入手!

それで娘に「カウンセリングとか受けてみてもいいと思うよ。」とも言った。
高校に入学してすぐ友達関係のトラブルから不登校になった娘は、当時「精神科に行きたい」とか「カウンセリングとか受けてみたい」とか、そんなようなことを言ったのだけど、わたしは渋ってしまった。
娘は当時ビジュアル系バンドのファンで、まぁ・・大いなる偏見なのだけど、今でいうところのトー横キッズのようになってしまうんじゃないかという心配があった。
要するにファッションのように捉えてしまうんじゃないか・・と。

わたしには何の知識もなかったし、投薬などの判断を娘だけに委ねることもできないだろうと・・で、結局そういった場所で相談することなく学校へ戻った(と、一言で書いていますが、そらぁーもういろいろあったし、公的な機関へは親子で相談もした)。

けれど娘は今もう・・大人で、その判断を任せられるだろうと。
何かあれば相談してくれるだろう。そういうことすら決められるだろう。
という安心があって「カウンセリングとか受けてみてもいいと思うよ。」と伝えた。
そして高校時代になぜ病院へ行くことを渋ってしまったのか・・その理由も正直に話した。

娘は「行っていいと言われただけでも気が楽になった。」と言っていた。
状況が変わらなくても、誰かに理解してもらえたとか、その気持ち知ってる!とか、それで楽になること。そういうことってあるんだよね。
娘は「あの時病院に行かせてくれていたら。」という気持ちをずっと持っていたんだなと思う。親業は難しい。

翌日は予約を入れていた整体院へ。帰りに一駅歩いて小さな本屋へ寄った。
たくさんの棟がある団地沿いには並木道が続いていて、暑いけれどずっと歩いていたかった。
帰宅して涼しくなってからジムへ。

5日は「だーさん」(お気に入りの本屋で知り合った同年代の男性)と日帰りのバスツアーへ出かけた。
集合場所の新宿から茨城県の国営ひたち海浜公園でネモフィラと菜の花を見て、栃木県のあしかがフラワーパークで藤とバラを見るツアー。
前回姉と出かけたときに「バスツアー楽!」となり、花や植物が好きなだーさんと出かけることにした。
ゴールデンウイーク最終日前日ということで、渋滞の心配もあったけれど、ほぼ予定通りの21時近くに新宿へ帰ってきた。
今回の印象としては

・ネモフィラも藤もほんの少し旬を逃してしまった気がする(これは申し込みが遅かったので自分たちのせい)。
・ランチのないツアーだったので、食べるものを探したり食べている時間を考えると忙しない時間設定だった。
・フラワーパークは「美しくライティングされた花」を謳っていたけれど、暗くなる前に集合時間になった。
と、ちょっとネガティブな印象多め。
それでも移動は完全にお任せで飲食睡眠自由!というのはやっぱり楽。

これを踏まえてまた次回の計画を立てようと話した。
「だーさん」とのコミュニケーションをとることにだいぶ慣れてきて
「だーさん」の「???」と思う言動に知り合った当初は固まってしまったり、いらぬ妄想で後からもんもんとしていたけれど
今は即座に「おいっ!」と突っ込めるようになった。

潔癖すぎる「友達観」を持っていた(気がする)わたし。
それを
「互い嫌な部分があって、それを指摘したりされたりしながらそれでも友達」という関係もあるんじゃないか・・
と意識を変えたことで「???」と思う言動も、これまでのように「あぁもう無理」とフェイドアウトやシャットアウトせず、その都度自分を観察した。

これまでだってフェイドアウトやシャットアウトせずにいれば続いていた関係がきっとあったよね、と思う。
(こちらがフェイドアウトやシャットアウトされていた可能性も大いにあるが・・今は「こちらから」が前提の話。)

実験は続く。



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