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よそじの台所から【8月6日の夕食】
夫なし。子は独立。
アレルギー対策に 油をやめ、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖を減らした食生活。
「家族のためのご飯」を卒業した40代。主に自炊の記録。
残りの
・小海老の甘露煮(市販品)
and
・カレイと茄子の煮つけ(味付:砂糖 醤油 みりん 酒)
・いんげんのお浸し 鰹節(味付:醤油)
・あさり 糸三つ葉 の味噌汁
・きゅうりの糠漬(市販品)
・水
駅から徒歩5分程度の路上で、毎日野菜を販売している老夫婦がいる。
寒い日も暑い日も、2人仲良く。
同じ市内で引っ越しをする前は、毎日この老夫婦の営む八百屋の前を通っていた。
ふたり台車に腰かけて、いつも何か話している。
ある時みかんの皮をむいて食べようとしているおばあさんに、おじいさんが
「この部分がいちばんおいしいんだよ」と声をかけているのが聞こえた。
長いこと一緒にいて、そんなこと散々話しているだろうに。
おばあさんはにこにこと「そぉ」と頷いていた。
引っ越し後は遠回りになるので、八百屋での買いものは減っていたけど昨日は漬物を切らしていたので、寄り道することにした。
おばあさんの姿は見えなかった。
1袋200円のいんげんと
4本200円の茄子を無理言って、2本100円で
樽ごと持ってくる糠漬けのきゅうり、2本180円を買った。
「じゃぁ180円ね」
いつも会計してくれるのはおばあさんがいないと、こうなっちゃうのかな。
「違う違う」と言うと、おじいさんは恥ずかしそうに笑った。
苦手なんだね。
ちゃんと役割分担できていたんだね。
わたしは品物の金額札を指さしながら計算して、お金を支払って帰った。
「奥さんみたいなきれいな茄子」と選んでくれたうちの1本を、カレイと一緒に煮た。
残りの1本は買ってある
こちらに使う予定。
ようやく糠漬け、はじめます。
・
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