危険な発達障害の過集中
先日何時間もかけて桜の写真を撮って帰ってきた息子…
小6の時の夏休みのでき事がフッと思い出されました。
息子は絵を描くのは好きなので、
夏休みに入って2日目には絵の宿題はでき上っていました。
他の宿題もやってるだろうと私は勝手に思いながら、夏休み最終日の早朝になって息子に聞きました。
「宿題全部できたん?」
息子の返事は「う、うん」
息子の机の上に無造作に置いてある「夏の友」をめくってみました。
1ページもやっていません!!
ご想像通り、私は息子を叱りました。
それから息子は部屋にこもって宿題を始めました。
最初私は「全部は無理でも少しでも頑張ってやりなさい!」と強い口調で発破をかけました。
「どうせ途中でイヤになってやめてしまうだろう」という予想に反して
息子は集中して宿題に取り組んでいる様子でした。
それを見て私は「意外とやるやん!」とちょっと息子が頼もしく思えましたが、それが次第に心配へと変わりました。
ご飯も食べたがらず、話しかけても「静かにして!」という感じになっていったからです。
もう宿題なんてどうでもいいから朝ごはん食べなさい!
ダイニングに無理やり連れて行き、ご飯を食べさせました。
当時私は仕事に行かなければなりませんでしたので、義母に息子を頼んで家を出ました。
夕方帰宅すると、息子は部屋にこもって宿題の続きをしていました。
見ると「夏の友」1冊は全部できていました。
その時息子は、絵日記を一気に書いているところでした。
天気はネットで調べ、言葉はごく簡単な短い文だけでしたが、
家であった出来事や、出かけてどんな事があったかを、ほぼ正確に記憶して書いていました。
その時は発達障害という言葉を全く知りませんでしたが、「なんか凄いな」という気持ちから、「この子止めなかったら倒れてしまうわ!」という、恐怖に近い心配に変わりました。
最近になって発達障害の特徴の一つで、集中しだすと止まらなくなる
「過集中」を起こす人がいることを知りました。
結局、当時の息子は私の目を盗んで夜中も絵日記を書き続け、夏休みの宿題を1日で完全に終わらせました。これは決して自慢などではありません!
この「過集中」の特徴は、上手に活かせば素晴らしい結果につながるかも知れません。
しかし、その後に恐ろしいまでの心身の疲れがやってくることを忘れてはいけないと感じています。
たおたおです。よろしければプロフィールもどうぞ。
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