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他人と自分の感情の境界線がわからない!まだまだありそうな発達障害の謎

以下のような息子の発言を耳にして、発達障害の謎はまだまだ深い!と感じました。

「つい最近まで僕は、他人と自分の感情の境界線があやふやというか、わからなかった…自分自身の意思というものがなかったと思う。
今でも「ある!」とは言い切れない…

加えて、僕は他人とどう接っすればいいのか全く分からなかった。
学校や職場で嫌われると、物事がうまく進まないと想像できたから、周囲の人が言っていることに極力合わせようと努力した。
そうすれば周囲とうまくやっていけると思った。

そして僕が他人の考えに合わせようと頑張れば頑張るほど、その考えが他人の考えなのか、自分の考えなのかわからなくなっていった。

必死で合わせたつもりなのに、返って他人との関係が変になることがほとんどだった。

挙句の果てには、SNS等で誹謗中傷や批判、ネガティブな記事を読むと、そこにも入り込んでしまい、それが自分の心を支配するので、とても苦しくなった。」


私はここまで聞いて、非常に驚きました。

他人の考えにそこまで影響されてしまうものなのか!?
そのような、すぐには理解しがたい心の持ち主が、他の誰でもない、我が息子でした。

息子が小さなことで打ちひしがれている姿をよく目にします。
「気にすんな!人間がちっちゃすぎるで!」と、勢いよくはね返していた私でした。

もっと息子の気持ちに寄り添って、心の中を理解していかないといけないと感じました。


少しうれしい変化があります。

息子が私に言いました。
「周囲の人が何か一生懸命話してきたとしても、『ああ、これはこの人の心の中だけで思っていることなんやな!僕の心の中にいる感情ではないんや!』と意識できるようになり、落ち着いてきた。」

それはなんと昨日のことでした……
今までズーっと混乱していたことに、私は気づいてやれませんでした。

息子の心の中には、深い謎が他にもあるんだろうなぁ…と感じます。

嬉しい変化に対し、まず感謝しようと思います。

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