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発達障害者支援と老人介護、同じ事業所が兼務することについて感じたこと

「まず契約書を書いてください!」初対面の相談員さん(相談支援専門員)の最初の言葉

あいさつの後、私はこう言いました。
「契約書に記入するのは、今週いっぱい待っていただけませんか?」
「○○さんがイヤということではないのです。ただ、今初めてお会いしたばかりですし、本人(息子)の気持ちを確かめてからでお願いします。」

先日家に来ていただいた、相談員さん(になるかもしれない人)の最初の言葉が「契約書!」でしたので、正直驚きました。
担当となる息子の顔もちゃんと見てくださっていなかったと思います。

一見、「朝青龍?」ていう見た目のマシンガントーク系の男性で、私は勢いに負けそうになりました。頑張ってその勢いを何とか止めることができました。

老人介護と障害者支援を兼任している人が多いことを知る


私が契約書を書くことを躊躇したのを見て、その人はやや静かになり、ご自分の話をされました。

お母さまが20年近くおばあさまの介護をされ、ご自分も間近で介護の様子を見ていたのがきっかけで、サラリーマンを辞めて介護職になられたと…
老人の訪問介護から始められたとのことでした。

その後勤務先の事業拡大に伴い、障害者支援事業も始めたので、
週に1、2日は障害者支援をしていると話されました。(……ということは、老人介護の割合のほうが比率的には多いことになります。)

前の相談員さんも老人介護を兼任されていたのですが、この度事業所が老人介護部門だけになり、障害者支援部門が閉鎖になるとのことで、急遽新たな人を探すことになりました。


何のための相談支援専門員なのかを考えた時に、気になったこと


いつもいつも連絡をとる必要はないかと思います。
発達障害の息子に何か困ったことが発生した時、私が病気になったり高齢になった時、息子が頼れる人が欲しい!
息子が自然な気持ちで相談できる人が理想の相談員さんです。

しかし、先日の人は息子にはほとんど語りかけようとはされませんでした。
母親の私にだけ熱く老人介護のお話をされて帰られました。

後で気づきました。
認知症老人の訪問介護の場合、ご本人とは会話が成立しないために、ご家族と会話される場合がほとんどなのではないかと…
その流れで、認知症の老人と、発達障害を同じように扱っていらっしゃるのかな?と感じました。

お話を聞いてみると、決して嫌な人ではありませんでした。
しかし息子とコミュニケーションがとれそうになかったので、息子とも話し合って、2日後に丁重にお断りの電話をいたしました。


新たにどうやって相談員さんを探すのか?


現在息子が通院しているクリニック所属の臨床心理士さんから
機関相談支援センターというところに問い合わせていただくことになりました。

その際にお願いしたのは、可能な限り発達障害専門の事業所で支援を受けたい事を伝えてもらうことでした。
個人で依頼するよりも、クリニックの名前を出したほうが多少なりともキチンと対応してもらえるとのことでした。(それもちょっとおかしな話ではありますが)


母親(私)亡き後も考えて


理想にピッタリの相談員さんが見つかるかどうかはわかりません。
あまり選り好みし過ぎても無理があるかと思います。

しかし、やはり私が高齢になったり、万が一病気になった場合のことを考えてしまいます。息子が相談できるような人を、一人でもいいので探せたらいいな!と思う親バカな私です。











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