笑い話「卵焼き」でわかる我が家の嫁姑事情
今朝のお話。
ダイニングで朝ごはんを食べ始めた姑が、台所にいる私に向かって大きな声で(耳が遠いので)こう言いました。
「今朝のだし巻き(卵焼き)の味は、ホンマにもみない味や!」
「もみない」という言葉は義母からしか聞いたことがないのですが、神戸弁でしょうか?
要するに味が薄いという意味です。醤油をドバっとかけて食べておりました^_^
先日作った卵焼きがちょっとカラかったので、今朝私はそれを意識しすぎて味が薄くなったみたいです。
義母とは約25年一緒に住んでおりまして、すっかり口が悪いのにも慣れました^_^
「こんな味のないのが美味しいと思うんやったら、あんたは絶対に認知症やで!」
82歳の要介護のおばあちゃん、
その遠慮ない言葉に対し、私は笑いながら答えました。
私:「おばあちゃん、ようそこまで言えるな〜!私じゃなかったら、荷物まとめて出て行かれるかもね😎」
義母:「私はホンマの事しか言わん!」
私:「この状況だったら、普通は泣いて夫に訴える場面やで!」
私の言葉は全く聞いておらず、黙々と醤油漬けになった卵焼きを食べる義母…
一生懸命食べるその横顔が可笑しくて、私は笑いが止まらなくなりました。
義母は、いつもは自分の事を一番に考える人です。
しかし、いざという時は人が変わったように私の強い味方になってくれる人でもあります。
今までも何度となく精神的な支えになってくれました。
嫁いだ頃は怖かった義母でしたが、
今は自然に憎まれ口が面白く感じられるようになりました。
息子がボソッと呟きました。
「おばあちゃんが言いたい放題の間は元気な証拠やね!」
平和な朝に感謝です。
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