いつの間にか私の脳みそに突き付けられていた銃口!「感謝」という二文字
つい最近まで信じて疑わなかった。
「何事にも感謝!」
「感謝しないといけない!」
「感謝を忘れるようでは人間じゃない!」
おばあちゃんが息子に言った言葉で気がついた。
「お父さんが苦労して仕事に頑張ってくれている、そのことに感謝やな!」
おばあちゃんが言っていることは間違っていない、全くもって正しい。
私は考える。
言われなくても痛いほどそれを感じていて、更になんの恩返しもできていない自分自身が情けなくて「消えてしまいたい!」と思っている息子の心境を。(これも私の想像でしかないが)
「感謝せよ!」は息子にとって、もはや脳みそに向けられた銃口でしかないのではないか?
これは息子に限ってではない。
私は「好きな言葉は?」と聞かれれば、必ず「感謝」と答えていた。
今でもそう答えるかもしれない……
人間に生まれた以上は、恩恵に対して一生報いるべき!忘れるべからず!
と、固く固く決意していた。
亡くなったおじいちゃん(舅)を介護していた時もその気持ちで頑張り続けた。
そして病んでいった……
私と息子では状況は違う。
が、いわゆる「感謝」って、それぞれがそれぞれの形で、もっていればいいのではないのかな?
相手には伝わっていない感謝もあるだろうし、
感謝自体も、時とともに変化したっていいんじゃないの?
(以前は絶対に変わってはならないと考えていたけどね)
ただ、これだけは思う。
近い将来、人に対して1ミリでも「感謝しろ!」なんて思うおばあさんにだけはなりたくない!そんな恥ずかしい人にだけはなりたくないなぁ……
「感謝」についていろいろと新しい考えが出てきたことに感謝です(#^.^#)
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