自閉症スペクトラムの息子が苦手な「変化」!今ちょっと大変だという話
どんな事でも変化するのが苦手な息子
6年前に新しい家に引っ越した時、
最後まで嫌がったのは息子でした。
自分の部屋に慣れて落ち着いたのは、引っ越し後、半年以上は経った頃でした。
息子は新しい事業所に変わったばかりです。在宅でのパソコン作業が多く、息子にはピッタリのところに変われたと、私は喜んでおります。
本人はまだ喜びを味わえず、簡単なパソコン作業でも疲れやすい状態です。
指示をかたくなに守り過ぎる(?)息子
昨日は祝日でした。
事業所での契約の際に、祝日は休みと聞きました。
私:「今日は在宅ワークもお休みなんじゃないの?」
息子:「作業開始時間から暫くしたら電話がかかって来ることになっているから、それを待つわ。」
私:「休みなのにワークに取りかかるよりも、先に電話してみたら?」
息子:「いや、向こうから電話をかけて来る規則になっているから、それはしない」
私:「休みだったら電話かかってこないんと違うの?」
息子:「それでもいい…」
私:「それじゃあ10分待って電話が来なければ、こちらからかけるのはどう?」
息子:「…30分待とうかな?」💦
セッカチの私と息子とは、感性が違い過ぎます。
※作業開始後15分後に事業所から電話がありました!在宅の場合は休みではなかったのです。結果オーライということになりました。
更なる変化に心乱れる息子
1年8ヶ月ぶりに夫が駐在先から一時帰宅してきました。我が家にとっては大きな出来事です。
事業所を変わったばかりの時期に
どう接していいのかわからない父親の帰宅がわかり、息子は更に不安定になりました。
「お父さんは、正社員で働いていない僕を情けないと思うんやろうか?」
「親に何も出来ていないどころか、迷惑ばかりかけている僕を情けないと思っているはずや!」
息子は毎日毎日、そんな内容の話を私にしてきました。
いくら「そんなことない!」と私が否定しても、息子の不安は消えません。
頭ごなしに否定するよりも
「そうやね〜、ちょっと心配やなぁ…」と、まずは気持ちを受け入れるほうがいいのかな?と、私は思うようになりました。
息子にまだ言えない新たな変化
夫の前では明るく振る舞う息子ですが、まだいつもとは違い、ちょっとギクシャクした不自然さがあります。
そんな時、息子の相談員さんから連絡がありました。
「発達支援の仕事から介護の仕事に部署が変わります。」
「相談員は他の人に変わります。」
ようやく慣れて、いい感じで話が出来ていた相談員さんが変わる、この話をすればまた息子の心は乱れることでしょう。
いつかは話さなければいけませんが、
今は様子をみます。
相談員さんも特性を知っているので、息子に直接話さずに、私に連絡してこられました。息子に書面でメッセージを残して。
普通の人にはどうってことないこと
定型発達の人、つまり「普通」の人にとっては本当にどうってことない小さな変化。しかし息子にとっては、たとえ小さな変化でも心が不安定になることがほとんどです。
「それぐらい我慢しなさい!」
「情けない!」
「男のくせに!」
なんて言葉を親が言ってしまうと、
酷い時にはパニックになると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?