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日本の国家安全保障90年代

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2022年7月の記事一覧

日本の国家安全保障90年代 43

#多様性を考える

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 19

合衆国空軍太平洋空軍は東西には東太平洋から西太平洋、インド洋、そして南北には北極から南極まで担当する。

太平洋空軍(司令部・ヒッカム空軍基地、現パール・ハーバー-ヒッカム統合基地)には、

戦闘航空団、混成航空団、輸送航空団で構成される第5空軍(東京都横田基地)、

2個戦闘航空団がある第7空軍(韓国・

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日本の国家安全保障90年代 42

#多様性を考える

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 18

同様にデュアル・ロール戦闘機に

ロッキード・マーティンF-16A/Bブロック15戦闘機、

ロッキード・マーティンF-16C/Dブロック25/30/32/40/42/50/52ファイティング・ファルコン戦闘機

(初飛行1974年、

 F-16A/B実戦配備1979年、

 F-16C/D実戦配備19

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日本の国家安全保障90年代 41

#多様性を考える

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 17

制空任務、爆撃任務をこなすデュアル・ロール戦闘機として開発された

ボーイング(旧マクドネル・ダグラス)

F-15Eストライク・イーグル戦闘爆撃機

(初飛行1986年、実戦配備1988年、自重14379kg、推力129kN×2)。

F-15C/Dイーグル戦闘機は制空戦闘機のため1000ポンド爆弾の搭

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日本の国家安全保障90年代 40

日本の国家安全保障90年代 40

#多様性を考える

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 16

F-15イーグル戦闘機の後継の制空戦闘機として開発されたのが

F-22Aラプター戦闘機

である。

1989年のパナマ侵攻を初陣にアメリカの係わる戦闘においてなくてはならない存在となった

ロッキード・マーティンF-117ナイト・ホーク戦闘爆撃機

から導入されたステルス技術は、ロシア、ヨーロッパ、日

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日本の国家安全保障90年代 39

日本の国家安全保障90年代 39

#多様性を考える

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 15

 合衆国空軍は「グローバル・パワー、グローバル・リーチ」がスローガンで、装備の数、質ともに世界最高水準の空軍である。

 合衆国空軍の爆撃航空団は、戦略爆撃だけでなく戦術爆撃もおこなうようになった。

1992年に戦略航空軍団(SAC)と戦術航空軍団(TAC)が廃止され、航空戦闘軍団(ACC)に統合されて

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日本の国家安全保障90年代 38

#夏の自由研究

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 14

東アジア、西太平洋、インド洋を担当する第7艦隊には

1986年にタイコンデロガ級巡洋艦CG-52「バンカー・ヒル」、

1987年にCG-53「モービル・ベイ」が配備された。

また、早期に退役したスプルーアンス級駆逐艦の代替として、タイコンデロガ級巡洋艦の初期建造型であるCG-49「ヴィンセンズ」が配備

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日本の国家安全保障90年代 37 トップガン落日

#おすすめ名作映画

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 13

 合衆国海軍の航空機部隊は、

1950年代末から開発が始まり1964年に初飛行したF-111戦闘爆撃機の技術を流用するなど低予算短期間開発の

グラマンF-14Aトムキャット戦闘機(初飛行1970年、自重18191kg、推力93kN×2)

が主力であったが、

次第に中心は

フライ・バイ・ワイヤ採

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日本の国家安全保障90年代 36

第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 12

ワスプ級強襲揚陸艦は

満載排水量40532トン、

1番艦LHD-1ワスプ就役1989年、

蒸気タービン推進である。

Mk29発射機2基(RIM-7シー・スパロー短距離艦対空ミサイルまたはRIM-162発展型シー・スパロー短距離艦対空ミサイル)、

Mk49発射機2基(RIM-116回転飛翔体ミサイル近接防御艦対空ミサ

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