日本の国家安全保障90年代 37 トップガン落日


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第1節 東アジア各国の戦力 アメリカ合衆国太平洋軍 1990年代 13



 合衆国海軍の航空機部隊は、

1950年代末から開発が始まり1964年に初飛行したF-111戦闘爆撃機の技術を流用するなど低予算短期間開発の

グラマンF-14Aトムキャット戦闘機(初飛行1970年、自重18191kg、推力93kN×2)

が主力であったが、

次第に中心は

フライ・バイ・ワイヤ採用、世界初グラス・コックピットの

マクドネル・ダグラスF/A-18A/B/C/Dホーネット戦闘攻撃機(原型YF-17初飛行1974年、F/A-18A/B初飛行1978年、自重10455kg、推力78,3kN×2)

に代わった。



F-14トムキャット戦闘機が2006年までに全機退役し、

事実上の代替として

ボーイングF/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機(初飛行1995年、自重14009kg、推力97,86kN×2)が配備されている。

F/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機は対地・対艦攻撃能力が重視され、海軍が使用するすべての航空機搭載兵器を搭載可能で、航続距離もF/A-18ホーネット戦闘機に比べ大幅に向上し、ディープ・ストライク能力を獲得するにいたった。部分的にではあるがステルス性も考慮され、要撃専門で艦隊防空が主任務であるF-14Aトムキャット戦闘機と比較して、大幅に対地攻撃能力が向上されることとなった。

またF/A-18E/Fスーパー・ホーネット戦闘攻撃機はアクティブ電子スキャンド・アレイ・レーダーAN/APG-79を採用し、捜索能力が格段に上昇し故障が大幅に減少した。また電子戦にも強くなった。


合衆国海軍は、

グラマンF-14Aトムキャット戦闘機を233機、

マクドネル・ダグラスF/A-18ホーネット戦闘攻撃機を777機、

グラマンA-6イントルーダー攻撃機245機、

グラマンEA-6Bプラウラー電子戦機118機、

グラマンE-2Cホーク・アイ早期警戒機91機、

ロッキードP-3Cオライオン哨戒機252機、HH-1Nイロコイ汎用ヘリコプター37機、

CH-53Eスーパー・スタリオン輸送ヘリコプター11機、

SH-60Bシー・ホーク/SH-60Fオーシャン・ホーク哨戒ヘリコプター235機、

配備していた。





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