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人間の本質を学ぶ「夜 [新版] 」

<文学(78歩目)>
エリ・ヴィーゼルさんの代表作から、人間の本質を学ぶ。

夜 [新版]
エリ・ヴィーゼル (著), 村上 光彦 (翻訳)
みすず書房

「78歩目」は超有名作で、「夜と霧 [新版] V.E.フランクル」と並ぶアウシュヴィッツにかかわる歴史的な作品から重たいが、忘れてはいけない人間の本質に打たれる。

この本は、高校時代に初読。長い年月を経てまた再読してみました。
勿論、内容はまるでかびていないです。

ちょっと週末の午後を打ちひしがれた心で終えてしまったのですが、高校時代は「ナチスの残虐さ」しか目に入っていなかったと思う。
今回の再読は、犠牲となったユダヤ人の方々の振る舞いに目が行った。

抗いようがない運命に運ばれて、絶滅収容所に移動させられた家族。
そして周囲の多くのユダヤ人の方々。この振る舞いに、人間の様々な本質を感じました。

この人間の様々な本質をもっと早く学びたかったと思うと同時に、やはり学べる精神年齢に至るまでは難しいのかな?とか思う。

この作品も、家族で読んで話してみました。「愛(love)」は犠牲者にあり、加害者には無いとの意見がありました。
ちょっと同感です。

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