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2010年 ワシントンD.C.

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ボストンへの短期留学中の2010年の9月、ボストンから少し足を延ばして訪れた。一般的には飛行機でいく距離かもしれないが、どうしても長距離電車に挑戦してみたかったのでボストン市内からアムトラックでユニオン駅へ、ユニオン駅から市内観光して帰りはユニオン駅からニューヨークへ、ニューヨークから高速バスでボストンに戻るというルートを取った。(超大都市同士なのに新幹線ないんだなっていう率直な意見はぐっと飲み込んだ)


ユニオン駅から公園をつたって議事堂をチラ見。(よくニュース映像で見るので初めての気がしなかった不思議。)

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ホワイトハウスということは一目で分かったもののどっちが正面だっけ?となった。どっちが表か裏か?となってしまった。一人で行ったので老夫婦に写真を撮ってもらうようにお願いしたら、旦那さんらしき人が快く応じてくれたが、ご婦人は露骨に嫌な顔をしていた。

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お土産店。ここに立って大統領気分を味わえるコーナー。店員のおばちゃんが自分の写真を撮ってくれたが、完全にブレていた。

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当時の大統領はオバマさんだった。こういう等身大パネル、結構いろんな所で目にした。愛されてる感ある。

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ワシントンのオベリスク。無機質で巨大。アニメに出てきそうな雰囲気。この偉大な塔とおだやかな空間に訪れたのは奇しくも9月11日。なんか平和についてもすこし考える時間が持てた。

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オベリスクの裏からリンカーン記念堂方面。公園はみんなの憩いの場という感じ。国家の中心にこんなゆったりとした空間が広がっているの、すごくいい意味でぜいたくな気がした。

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仮装してる人に遭遇。

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オベリスクからほど近い所に、ホロコースト記念ミュージアム。

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働けば自由になる。収容所の入り口が再現されている。

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自分はポーランドのアウシュヴィッツ強制収容所に行ったことははないが、学生時代に友人が行った時の事や写真を見せてもらったことがあったので再限度が高いな。と思ったのが第一印象だった。これをアメリカに造った意図を考えると、なにか人類としての人類への責任みたいなものを感じた。


さらにその近くには国際スパイミュージアムがある。

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スパイ道具、007とかルパン3世とかが好きだった人にはとてもおススメの空間だった。車の中に隠れる方法とか、ボタン、時計の細工などの展示がされていた。冷戦時代とかはこういうリスクを負っていた人がいると思うと生きた心地しなかっただろうなと思った。現代でもスパイって多分いるのだろう。はやくドローンとかロボットだけの仕事になってほしいと思う。(自分が韓国映画をよく見ていた頃はスパイに関する映画がやけに多かった)



スミソニアン博物館。いくつかあるが時間の都合上すべては見れなかったので航空宇宙博物館と郵便の博物館だけを見学。

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入る前から圧倒されたわけで。

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セキュリティチェックを受けてエントランス。いきなりもうすごい。

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エントランスホールからもう圧倒されっぱなし。


アメリカといえばこれ。といった感じの展示も。

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宇宙船の中。

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宇宙船のお風呂。

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航空機の第二の人生は博物館。壊してしまえばゴミだけどこうやって博物館だったり、レストランに改修とか喜ぶ人はたくさんいると思うのでぜひこういうのが広まってほしいと思った。というか自分は動かなくてもいいので廃航空機の中に住みたい。ファーストクラスの席とトイレを一つずつだけ残してもらって…。

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ただ。普段目の前で見ることがないので、大きさに圧倒される。

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日本でいう昭和レトロみたいな。古き良き自体のアメリカデザイン。

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スミソニアン航空宇宙博物館でなぜか一番印象に残った展示写真。ハト。

日本でも伝書鳩ってあったようにハトの習性が世界じゅうで使われていたと思うとハトの受難の歴史みたいなものを感じた。こんな重そうな装備を付けて大変だったろうな。一目見てこのハト怪しいからって撃ち落されるということもあっただろう。今日本の公園とかで数が増えすぎて害鳥扱いもされているがハトの歴史は意外と人間に左右されてきたんだなとハトに同情のような感情を覚えた。

だからといってハトが好きになるとか大切に思うとかいう感情が湧いてこないのは近所にハトのフンがたくさん落ちてるからだろう。ごめんハト。

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駅への帰り際、郵便博物館を駆け足で見学。ここでは使用済みの切手の詰め合わせをお土産に購入した。コラージュとか、アルバム、ノートに貼ったりと後々とても活躍してくれた。

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駆け足すぎて外観の写真しか残っていない切なさ。

博物館で写真がOKなのか、日本だとありとあらゆるところに表示があるから分かりやすいけどアメリカはなかったのでみんなが写真を撮っているところでは写真を撮るという形で撮影した。ホロコースト記念ミュージアムとか国際スパイミュージアムはみんなが撮っていた所のみ撮影した。(といってもお客さんそんなに多くなかったので終始キョロキョロしていた)本当はどうなんだろう。パンフとかに記載があったのか。やっぱ海外行くときは最小限の英語は大事だなと思った。



ワシントンD.C.は国の中心というだけあって、”国の威信をかけた”建物、公園、空間といった感じだった。現地のひとたちはこういう所で愛国心を育てていくのかなとぼんやり思った。たしかにこういう立派なものに触れて育ったら国に対して誇りに思うの少し分かる気がした。

ボストンからは結構な距離があったがアメリカ合衆国という国を理解をするのにこの場所は1つのヒントをくれたような気がしたので見学しておいて本当に良かったと思った。

ただ今回はほぼ3~4時間の滞在時間だったので、もし次行くならちゃんと1日は滞在しようと思う。


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