タイトルは長いが、章立ては素晴らしくとても良い作品「私はアウシュヴィッツと5つの収容所を生きのびナチス・ハンターとなった」
<文学(139歩目)>
タイトルそのままの内容ですが、「私はやつらのような動物になってはいけない」を繰り返した少年の生涯。
私はアウシュヴィッツと5つの収容所を生きのびナチス・ハンターとなった
ヨセフ・レフコヴィッチ (著), マイケル・カルヴィン (著), 辻元 よしふみ (翻訳)
河出書房新社
「139歩目」は、ヨセフ・レフコヴィッチさんのほぼノンフィクションで、先の大戦の狂気を学ぶのに最適。
ただ、どこまでも「許さない」に突き動かされている。
「稀な瞬間」とは何を指すのか?記憶があることの素晴らしさと悲しさ。
「元気で、親切で、優しくしていれば、決して損することはない」という座右の銘が光ります。
圧倒的な逆境に直面しても道は切り拓くことが出来るということを伝えるすごい作品です。
時間が取れる時に、一気読みで読み切る必要がある作品でした。
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