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日々の雑感。

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最近の記事

巷で耳にする流行り言葉

最近“ソフト老害“という言葉を耳にした。何やらまた新しい言葉… ソフト老害とは, 職場で上と下の間に入りバランスを取るポジションで、自分は、上のプライドを傷つけず、下の意見をうまいことまとめたつもりでも、下の世代から見たら、その行動が老害に見えてたりするということに気づき、それをソフト老害と名付けました。(鈴木おさむ氏のXのポストより) という意味らしい。 ネット意見の多くはー「それはよくわかる!」もしくは「ソフト老害にならないよう気をつけます!」とあった。なかには間に

    • “問い”を疑ってみること

      オランダの教育は良いという噂を耳にしたことがある。どうやらオランダは子どもの幸福度が世界一位で日本も見習う部分がたくさんあるという。オランダ教育についてちょっと調べてみると子ども目線で行き届いた教育に感心した。いろいろ調べているうちに1つの問いが湧きあがった。果たしてオランダ教育を受けて育った子どもたちはどのような大人に成長しているのだろうか?という素朴な疑問だ。すごくよい教育を受けているのだからさぞかし立派な大人になっているに違いない!とぼくは予測した。運良くオランダに住ん

      • ぐるぐる

        ある日,仕事で車を運転していたらラジオから「なんで大人は働くの?」と子どもから質問されたら大人はどう答えるか?いう問いが聴こえてきた。うーむ,労働とはいったいどういったものだろう!?ぐるぐると考えてしまった。 大人になると大半の人は生活の1/3(もしくはそれ以上)は労働の時間だ。せっかくならやりたいことを仕事にしたい!だとか稼げる仕事が大切だ!とか色々な考えがあるだろう。早速,ラジオから聴こえてきた問いからはずれてしまうのだけれでも,労働といっても注目されにくい労働の部類が

        • 東日本大震災から10年,僕の目線

          最近,雑草が生い茂る自宅の庭をどうにかしようと思いウッドデッキを作った。子供が立って歩くようになって,家の中だけで遊ぶには手狭のように感じられるのでちょっとでも遊べる空間を作ってあげたいと思ったからだ。今年の1月末からつくりはじめ,桜が咲く頃までには完成させたいと思い毎日コツコツとペンキやノコギリを使って作っていた。いつものように庭でノコギリを使って木を切っていたら街中に放送が流れた。今日で東日本大震災からちょうど10年なのでみんなで黙祷をしましょうという放送だった。あの時か

        巷で耳にする流行り言葉

          チャーハンは美味いよな

          久しぶりの更新だ。そこそこ長い文章を書こうと思っているといつまで経っても更新することができないので書く時間は少なめに日々の雑感のようなちょっと短めの文章にチャレンジしてみようと思う。 最近,違和感を感じていることがある。「セブンイレブンの〇〇は美味しいよね」というような有名チェーン店の商品をおすすすめしている人たちだ。自分が美味しいと思ったお店の食べ物,若しくは自ら作った自信作をおすすめすればよいはずなのに,あえてコンビニやチェーン店の商品をおすすめしているのだ。書いている

          チャーハンは美味いよな

          モツベーション

          いやはや,前回の更新から2ヶ月以上も経ってしまった。ありがたいことに最近は週末にたくさん仕事が入りめっきりnoteを開くことができなかった。開くことができなかったのは本当のことなのだけれども,余裕がなかったのか?と言われればそれほど余裕がなかった訳ではない。ちょっと小一時間ばかりゆとりがあっても記事を書くというところまでモチベーションを上げることができなかったというのが正直なところだ。要するにぼくにはそれほどのキャパシティしかないということだ。ポジティブに考えると対して書くこ

          モツベーション

          ここさいきん

          前回のアップから4週間経ってしまった。4週間というのは思ったよりもあっという間だ。だいたい記事を書くときは平日中に簡単な草案を書き土日の朝を使って一気にまとめるのだけれども,ここ最近は土日の予定が詰まっていて書くことができなかった。ぼくにとってはそれなりの文字数を使って記事を書くことを決めていたので,まとまった時間が取れないと書くことができないという問題がある。そしてもう1つ「書くことがない」という問題にもぶち当たってしまった。noteでは,ぼく自身の考えを毎週アウトプットす

          ここさいきん

          リトルボーイ

          広島に原爆が投下されて今年で75年になった。 8月6日8時15分は広島に原爆が落とされた時間だ。毎年,この日のこの時間をなんとなく意識して生活している。とはいえ今年は仕事中で黙祷をするタイミングを逃してしまったし,ここ10年くらいは寝ていたり移動中だったりでちゃんと黙祷をできた記憶はほとんどないのだけれども。とはいえ毎年この日ばかりはちょっと原爆のこと,戦争のことを考えてみている。 ぼくは小学生3年から高校卒業まで10年間広島で育った。実家は広島にあるので1年に1回は広島

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          リバイバルはサバイバル

          最近,時事ネタにめっきり疎くなった。というのもニュースなどの情報をほとんど見なくなってしまったからだ。仕事でたくさんの人と関わることが少なくなったのでコミュニケーションのツールとしてニュースの情報を仕入れておく必要も特になくなった。もっと言うと時事ニュースと言うのは実は普段の生活においてはあまり必要ないものではないかとも思いはじめている。その時その時の情報に一喜一憂し振り回されることや情報自体が一時的には盛り上がりはするけれども盛り上がるのは一瞬の話で結局,右から左に受け流さ

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          問題は問題じゃない

          この前ラジオを聴いていて,とても興味深い内容だったので内容の一部を抜粋して文字起こしさせてもらった。内容はJ-WAVEのラジオ番組JAM THE WORLDのコーナーUP CLOSE「月イチ宮台」より社会学者である宮台真司氏の発言だ。 ローザ・ルクセンブルクっていう有名な人がいてスパルタクスブントっていうのをつくったので,これ日本のブント,共産主義者同盟の元,雛形になったようなものです。あるいはジェルジュ・ルカーチとかですね,アントニオ・グラムシっていう皆欧州マルクス主義と

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          うたのはじまり

          久しぶりに映画を観に行った。やっぱり映画館はよい。今回は「うたのはじまり」という映画を観たのだけれども,この映画をぜひおすすめしたい。とにかく映画の最初から最後まで震えた。劇中に出産シーンがあるのだけれども,これがすごく良かった。みんなお母さんのお腹から生まれる,この世にいる全ての人はお母さんのお腹から生まれてくるのだ。当たり前のことなのかもしれないけれどもお母さんから生まれて来ない人はいない。これは地球上全ての人に共通している部分だ。みんな母から生まれてきて生活している,そしてみんないつか死ぬ。このようなことを考えていると何とも言えない不思議な気持ちになった。全ての人に共通するこの現象を目の当たりにすることは(映画だけれども笑)何か忘れていたことを気づかせてくれるようにも感じた。 映画うたのはじまりは「うた」がテーマになっている映画なのだけれども,ぼくにとっては「うた」のまわりにあるものに惹かれた。それは監督の映画の撮り方と言ってしまえばそれまでなのだろうけれども「うた」を取り囲む空気感がよいのだ。齋藤陽道さんの真っ直ぐな生き方にも心が洗われる。陽道さんを取り巻く人たちがとても素敵だ。東京の街の外れというシチュエーションもリアリティーがあってよかった。そういった映画に流れる空気感が好きだった。 ぼくはこのように表向きのテーマではなくて意図していなかったものが「ぶわっ」とにじみ出てくる作品が好きだ。例えばイランの巨匠,故アッバス・キアロスタミ監督の制作した「ライク・サムワン・イン・ラブ」で東京を舞台にした映画もそうだ。出演するおじいさんと1組の男女のカップル,3人の人間模様を描いた作品なのだけれども,その作品にぼくは"音楽"を感じた。この映画には劇中にサウンドトラック的なものはほとんど流れていない。けれどもぼくはこの映画に"音楽"を感じた。それはどういったことかと言うと,東京や都会に住んだことがある人であれば分かると思うけれども,東京に住んでいると家の中にいても常に外から人の声や車の騒音が聴こえる。家の中で生活していて本当に静かになることが一日にほんのわずかな時間しかないのだ。東京で生活していると騒音に慣れてしまうので騒音を雑音,もっというと音として捉えないのだけれども,この作品は騒音やもともと音として捉えないものを音楽として捉えて表現している,と感じたのだ。例えば休みの日にソファーに横たわってまどろんでいると外から子供達の遊んでいる声が聞こえる。それがとても心地よくて子守唄のように聴こえるといった経験はないだろうか?普段は騒音(音としても捉えないもの)としてしか意識はしていないのだけれども,ちょっとした心境の変化やふとした瞬間などにその音は音楽のように心地よく感じることもあるのだ。そうやって本来の監督の目的ではないかもしれないけれど,勝手にそういった部分を切り取って見つけ感じることがぼくは心地よかったりもするのだ。 いつの間にか他の映画の話になってしまってけれども,とにかく「うたのはじまり」をぜひ観ていただきたい。こういった状況なので映画館に行かずとも観れるシステムもあるみたいなのでぜひ。 https://utanohajimari.com/

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          ソーシャルキャピタル

          久々にテレビを見る機会があった。基本的に家ではテレビを見ないのだけれども普段見ないものだから,たまにテレビを見ると食い入るように見てしまう。テレビを見た感想は「何じゃこりゃ?」だ。夕方のニュースを見ていたのだけれども「もはやネットの動画をまとめて出演者がそれについてコメントしているだけじゃん!」ってツッコミたくなった。ネットのネタをあまりにも多用しすぎている。これはネットのまとめサイトからちょこちょこと引っ張ってきたような内容のものばかりだ。普段テレビを見ないからこんなことに

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          SNSディスタンス

          ソーシャルディスタンスならぬSNSディスタンス。もう10年以上どっぷり浸かっているSNSと距離をとって生活しようと思い"SNS断ち"を試みることにしてみた。SNSを見る回数を少なくすることでも良いのだろうけれども,それではSNSを俯瞰して見ることができず,ぼくにとってSNSがどういう立ち位置あるのかがわからない。ではいっそのことSNSを見なければ良いんじゃないかということでぼくは"SNS断ち”という選択肢を選んだ。 ーSNS絶ちをして2週間ちょっとになる。正直すこぶる調子が

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          僕的セルフプロデュース

          セルフプロデュースとは…自らの長所短所を把握することで長所を生かし,短所をうまく補填し,周りの人から見て自らの印象良く見せることーいわゆる自己演出という言葉がセルフプロデュースに当たると思う。しかし自己演出という言葉に何かしら違和感を感じる。自らを演出することで本来の自分よりも良く見せたり大きくみせる意味合いがあるんだろう。自己演出をすることで仕事をもらったり,人から持てはやされたり生きるための処世術として便利なものだろう。しかしそれがほんとうに自らのためになるのだろうか?

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          共感する力は表裏一体

          前回の話で「医療従事者やスーパー,配送など第一線で働く人たちの不安な気持ちは一体どうするんだ!」「大変な人たちがいるのに不謹慎なことをやるべきではない!」っていう人がでてくると思う。そのことについて書きたいと思う(というかぼくは飲食で個人経営なんだけど,いま全く仕事がなくリアルに配送の仕事をはじめたという割と厳しい境遇なんだけども笑)※下記の文章は2020年の5月上旬に書きました。 第一線で働いてる人たち(医療従事者,エッセンシャルワーカーという言葉は言葉自体が持ち上げられ

          共感する力は表裏一体

          社会と空気

          この文章は2020年4月下旬に書いた。 テレビ,ネットニュース,SNSなどの情報は相変わらず正体の掴めないコロナウィルスの影響で,たくさんの人たちの心の中は不安な気持ちが続いている。実際に経済も落ち込んでいるし,仕事場や街の雰囲気,空気感までも殺伐としているように感じる。 とはいえスーパーや商店街はいつもより買い物客に溢れていて,その状況を人は「なんでこんなに人が集まってんだろう」とか思ったりするんだけど,買い出しに来ているぼくもその1人だったりする訳で...笑 4月の

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