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ここさいきん

前回のアップから4週間経ってしまった。4週間というのは思ったよりもあっという間だ。だいたい記事を書くときは平日中に簡単な草案を書き土日の朝を使って一気にまとめるのだけれども,ここ最近は土日の予定が詰まっていて書くことができなかった。ぼくにとってはそれなりの文字数を使って記事を書くことを決めていたので,まとまった時間が取れないと書くことができないという問題がある。そしてもう1つ「書くことがない」という問題にもぶち当たってしまった。noteでは,ぼく自身の考えを毎週アウトプットすることができていた。だいたい思っていることや言いたいことはここでいうことができたのでnoteを続けることでストレスがほとんどなくなってしまった。ストレスがなくなることはとても健全なことなのだけれども,ストレスがなくなったことによって書きたいこともなくなってしまったのだ。それはそれでよいのだけれどもせっかく文章を書きはじめることができたのに書きたいことがなくなってしまうというということは少々寂しいので書くことがないなりにもちょっとずつ書いていきたいと思う。

SNSを見なくなって約3ヶ月が経ちSNSへの依存度も減ってきたのだけれどもSNSを見ないことによって好きなものや興味のあるものまでも見落としてしまうこともあるので,ちょっと久しぶりにSNSで興味のあるものを調べてみた。アプリを立ち上げてみることはせずネットで検索してみている。どうしてアプリを立ち上げないのかというとアプリを立ち上げてしまうと,ダラダラとSNSをみてしまうことになるのでそれを防ぐという意味がある。というのも去年,体調を整えるためにはカフェインは良くないものではないか?と思いカフェインを抜きをしてコーヒーを1年くらいやめていた。しかし今年に入ってちょっとしたきっかけでコーヒーを飲み始めたところまたコーヒーを飲む生活に慣れてしまった。習慣というものはそういうものでSNSも見はじめてしまえば一瞬でSNSのある生活に戻ってしまうのだ。別に頑なにSNSを見ないわけではなくSNSとは付かず離れずちょうどよい距離を保っていきたいと思っているでそうやっている。

こんなぼくとSNSとの関係をダラダラとnoteにあげてきたのだけれども,実はSNSから距離を取ろうと思った最大のきっかけがある。というのも去年末に子どもが生まれたのだ。「親が子どもの前でスマホをいじっているのはどうなんだろうな?」という思いがあり,なるべく子どもの前ではスマホを触らない生活に切り替り変えたいと思い実行したのだ。「子どもができると子どものいなかった時と比べて価値観が全く変わるよ」とは周りの人たちからよく言われていたことなのだけれども,恥ずかしながらまったくそのとおりになっていたりする。

しかしすぐにそういった価値観に変わったわけではない。子どもが生まれる直前のとある日,たまたまイベントで知り合いにあった時に,その知り合いが驚くほど真っ直ぐに子どもに接している姿を見て「ぼくもこんな風に子どもと接することができるのか?」と心の中でかなりのプレッシャーを抱えた。子どもは好きな方ではあるけれども,子どもを尊重し同じ位置に立ってフラットに接することができ常に気を張り巡らせ親身になれる人というのは誰もがができるわけではないだろう,と少々不安に考えていた。

ぼくが身ごもっているわけではないということもあるのだろうけれども,子どもが生まれるということに何となくピンとこないうちに出産の日がきた。妻が深夜につわりが出てから朝になって病院に行くところまで付き添う事ができた。その日は運よく仕事も休みにすることもできたので結局つわりがきてから生まれるところまで一緒にいる事ができ立ち会い出産をした。普段から産婦人科についていっていた。いざ子どもを生むとなると産婦人科というのは病院と一緒でどこか緊迫した様子があるのかと思っていたのだけれども,意外とアットホームで拍子抜けした。妊婦さんというのはけが人や病人ではないので病院ではあるのだけれども,このような独特の空気感があるのだろう。そしてこの空間は何か薄い膜のようなもので守られているように感じた。言葉ではうまく言い表せないのだけれども何かに守られていて安心できる場所のように感じ心地よく思った。妻が分娩室に呼ばれその10分後くらいにぼくも呼ばれその中に入った。よほど緊迫した様子なのだろうと緊張して入っていくと,これまたアットホームな雰囲気で拍子抜けして笑いそうになってしまった。分娩室では音楽がかかっていた。先生のお気に入りのミックスCDなのだけれども90年代のJポップがミックスされており,これまたシュールで笑いそうになってしまった。妻が息んでいるそばで助産師さんが「このCDは先生のお気に入りなのよ」と若干困った様子で話かけてきて「気に入らなかったら他のCDがあればかけるからね」と言ってくれたのだけれども急に言われてもCDなんて普段持ち歩いてないよ...と思いつつ息む妻の横で立ち会った。

続く


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