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毎日、スパイスカレーを作る日々

昨年の平日の昼は、ほぼ毎日カレーを食べていました。

気が付けば、僕のnoteの定番だった「毎日スープジャー」の更新も途絶えてしまっていましたが、毎日スープジャー生活は続いています。

当初は、今日は何つくろうかな、明日はどうしようかな、といろいろなことを試して、朝から酢豚を作った時もありましたが、段々と、考えるのが面倒になってしまいました。
そこで、もうカレーでいいや、となりました。

スープジャーでカレーを食べた記憶をたどってみると、最初は、レトルトカレーだったのかもしれません。
秋田に大きな無印良品ができたときに、この棚いっぱいにならんでいる様々なレトルトカレーを全部順番に食べてみたいと思ったのでした。
夏だったので、冷製カレーなんてのもあって、いろいろと試してみたものです。

それから、市販のカレールーを買ってきて、簡単にカレーを作るようになったのですが、カレー生活を始めたのには、もう1つ理由がありました。
昨年から、畑を借りて、野菜作りを始めたのです。
畑生活の話は、また別の機会にしますが、そこでたくさんの野菜が採れたのでした。

草ボーボー畑
収獲した野菜たち


毎日できる野菜なのですが、家族は誰も食べてくれません。
これを全部ちゃんと食べてやるために、最も楽ちんだったのが、カレーだったのです。
どんな野菜でも、カレーに入れてしまえば、たくさん食べられるし、入れる野菜を少し変えてみることで、飽きなかったのです。
最初は、簡単に肉と野菜を炒めて、カレールーをパキッと割って1個だけ溶かして、出来上がり、と簡単に作っていたのでした。
カレールーも、いろいろ試したくなり、何種類か試して楽しんでいました。

ミョウガを入れてみたカレー(もはやカレーに見えない)

あるとき、いつもは行かないスーパーに行くと、自分で簡単に作れるスパイスセットが売られていました。
ターメリック、クミン、コリアンダーの3セットに、簡単なキーマカレーのレシピ付き。
面白そう、と買ってみて、初めてのスパイスカレー作りに挑戦したのです。
それぞれの頭文字をとって、「タクコ」。
これが基本のスパイスなんだとか。
始めはうまく行かなくて、YouTubeで動画を探していろいろ見たりして、玉ねぎとトマトがとても重要だということもわかりました。
うちには、母親からもらった玉ねぎと、自分で育てたトマトは捨てるほどあったので、毎日、毎日、練習がてらにスパイスカレーを作り続けたのでした。
夏のトマトシーズンが終わると、トマト缶を常備するようになりました。

ある日のカレー

最初に買ったスパイスセットがなくなると、どうせだったら、もっとたくさんのスパイスを買おうと思いました。
あの、ちっちゃな瓶に入ってるやつって、どうもちょっとずつしか出てこないので使いづらかったのです。
ネットショップを見て回っていると、1キロサイズがコスパが良いと思って、タクコをそれぞれ1キロ買ってしまいました。
小さな瓶に移して、毎日、使っています(でも、さすがに1キロは多すぎたかもしれません。使い切れないかも)。
他にも、数種類のスパイスを買い足していきました。

柿カレーの誕生


うちの実家では柿の木があるのですが、僕は柿が嫌いだったので食べませんでした。
それでも、毎年、秋になると母親に呼び出され、木に登って柿を取り、焼酎にさらして渋抜きをするのが恒例の仕事になっています。
そのときに、完熟したどうしようもない柿たちが出てきます。
この完熟した柿は、真冬に雪かきした時に、なんか食べてみたくて食べたんだけれど、冷たくて、渋くなくて、美味しかった記憶がありました。
これ、カレーに使えないかな。
困った時のYouTubeで検索してみると、柿カレーもあるじゃないですか。
リンゴとハチミツがカレーに合うのだから、柿が入ってたって不思議じゃないのです。

実際に柿を入れてみると、カレーにほどよい甘みが加わりました。
おそらく、何も言わなければ、柿が入っていること自体に誰も気が付かないです。
完熟した柿はルーの中に甘み成分として溶け込んでいくので、食感も何も残りません。
このとき、今までのカレーで足りなかったのは、この甘さだったのだということに気が付きました。
それから、完熟柿たちを冷凍保存して、毎日、カレーの中に入れて食べていました。
そんな有難い柿も、12月には食べ終わってしまいました。

スパイスカレーというのは、作ってみればわかるけれど、健康食材以外の何物でもない気がします。
玉ねぎ、生姜、ニンニク、トマト。
これに季節の野菜が加わります。生姜とトマトは自分で育てました。
人参、じゃがいも、ピーマン、しし唐、オクラ、ナス。
これらは自分で育てたので旬の時期を楽しみました。
鶏肉を入れたり、豚肉を入れたり、鯖缶にしてみたり、といろいろとちょっと何かを変えるだけで、いつもと違う味を楽しめます。
これにスパイスが加わるのだけなので、スパイスの量を入れすぎて、胃をやられない限りは、ほとんど栄養満点の野菜スープなのです(1度、胃をやられました)。

カレーの代わりに、コンソメを入れるとコンソメスープになるだろうし、味噌や醤油を入れると、鍋になるでしょう。
釣ってきた魚をカレーに入れたこともありました。
ほんと、カレーは万能なのです。
慣れてくると、その食材に合わせてスパイスの配分を変えてみたりします(それが、本当にいいのかどうかはわからないので、あくまで気分で楽しんでいます)。
そして、スープジャーに入れて持って行くにはぴったりなのです。

はい。ということで、今日は、スープジャーカレー生活について、熱く書いてみました。
カレー生活お勧めです。
自分で野菜も作っていると、最初にスパイスを揃える以外は、ほとんどお金がかからないのです。
1週間の昼食代が500円で済むようになりました。1日じゃなくて1週間だよ?
俺も成長したもんです。
レッドホットチリペッパーズ(レッチリ)というバンドがいるけれど、実はチリペッパーって辛くない。
カイエンヌペッパーを入れると辛みがでます。
なんじゃそりゃ、ですみません(笑)。


他にもこういうのを書いています。
良かったら、読んでみてください。


雑談募集中です。


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