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ことば

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私のすきな言葉をここに。
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2021年5月の記事一覧

自分の気持ちを「よきところ」に

自分の気持ちを「よきところ」に

この間年明けを迎えた気がするのに、天気予報の最高気温欄に「30度」が現れるようになってしまった。薄暗さに心まで引っ張られてしまう私は、日の長いこの季節が嬉しいのだけれど、あっという間に2021を終えてしまいそうで少し震える。

いつもいつも考える。「やっていることは身になっているのかな」とか「今の自分でいいのかな」とかそういうことを。日々を慈しんで生活することと同じくらい、留まらず変化し続けていく

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ブルー、水鏡のように

ブルー、水鏡のように

あお。

aikoの『蒼い日』を聴いている。
昔から、何度も何度も聴いている。
陸橋を通り過ぎる時に何かを願うのは過去の私だったのではと感じるほどに、自分の中にこの歌の存在を根強く感じる。
根強く、というのはあくまでも表現であって、実際には画用紙に滲んだ水分の多い絵の具のよう。心に生まれたしみはいつも同じ大きさで私の中にある。

電車が陸橋を渡る その時願い事をする
幸せな瞬間も 悲しみの蒼い日も

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想いは湯となり泡となり

想いは湯となり泡となり

疑いは裏切り者である。
私たちは試みることを恐れることによって、
勝ち取れたかもしれないものを失う。

シェイクスピアの言葉。どんな文脈でどのように語られたか全く知らないのだけれど、時折思い出すようにしている。

自粛生活が始まり身体が行き場をなくしたころから、浴槽にお湯を張る頻度を増やした。一人暮らしの小さな贅沢、入浴剤は好みのものを満足するだけストックしている。最近はクナイプのバスミルク、「マ

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