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This page is presented by Mr. You, who teaches English especially to the pupils eager to pass the entrance examinations of top universities.

最近の記事

読解の技術⑳~接触節~

関係代名詞の目的格は省略できる。その結果、 “名詞 S V” という形ができる。この形を見たら「SがVする名詞」と訳してもよいが、以下の点を押さえておく。 名詞とSVの間には関係代名詞の目的格)が省略されているので、後ろのSVは必ずO(目的語)がない不完全文になる。 後ろのどこが抜けているのかを必ず確認すること。 次の形でよくだまされる。 ex. He mentioned the anxiety he had to please his family. 誤訳→彼は

    • 読解の技術⑲~受動態を見たら~

      受動態=目的語が主語になった文 であるので、Oを含まない第1文型・第2文型は受動態にできない。 その他の受動態の形は以下の通りである。 SV →× SVC →× SVO →O be Vp.p. by S SVOO →O be Vp.p. O by S SVOC →O be Vp.p. C by S 以上を確認した上で、実際に受動態に出会ったときは、下記の2点をしっかり押さえておくこと。 (1)“Vp.p.が出た瞬間に文型完了”が原則Oを含む文型は全て受動態を作れるが、

      • 読解の技術⑱~usedについて~

        usedという語が含まれている並べ替え問題は以下の3つの可能性を考える。 「be動詞を使うか」と「toの後ろ」に注目する。 ①be used to V原形 =Vするために使われる ②be used to O(名詞or Ving)=Oに慣れている ③S used to V原形 =Sは以前Vしたものだった ①は、useを使った受動態にto Vの副詞的用法がついただけ。 ②は、usedが形容詞。accustomedと書き換え可能。この表現だけはtoが前置詞なので、後ろは名詞を

        • 読解の技術⑰~as if節について~

          “as if”は“as if SV”の形をとって、「まるでSがVするかのように」と訳す。 仮定法の範囲で出てくるので、後ろのSVは必ず仮定法でなければいけないと勘違いしがちであるが、実は直説法も置くことができる。 どういう違いかと言うと、それは直説法と仮定法の違いに起因する。 直説法→事実を述べる 仮定法→事実の反対を述べる ex1. If it rains tomorrow, I will stay at home. (明日雨が降れば家に居よう) ex2. If i

        読解の技術⑳~接触節~

          読解の技術⑯~抽象名詞を先行詞にとる関係詞節~

          ex. the extent to which we are able to understand the importance of communication 上記の英語の意味を取ることを考える。 to which以下は、前置詞+関係代名詞の後ろなので完全文になっている。 通常直訳をすると、「私たちが会話の重要性を理解することができる程度」となる。 (“the importance of communication”のofが主格であることに注目して、「私たちが、会話が

          読解の技術⑯~抽象名詞を先行詞にとる関係詞節~

          読解の技術⑮~前置詞+関係代名詞~

          (1)通常の関係代名詞との違い関係代名詞は通常以下の形をとる。  先行詞(関係代名詞+不完全文) 関係代名詞の後ろが不完全文になるのは、関係代名詞自体が後ろの文の名詞(S・O・C)の働きをして先行詞の直後に移動しているからである。 ex. a boy ([who] is running over there) →whoが( )内のSになっているので、後ろ(太字)はSがない不完全文になっている。 ex. a boy ([whom] I met at the statio

          読解の技術⑮~前置詞+関係代名詞~

          読解の技術⑭~疑問詞か関係詞か~

          問:以下のwhichは疑問詞か関係詞か? Thus you find that there are many possible alternative answers, and you have no way of determining which of the many possible answers is the best. 文中にwhat/which/who/whose/whomが出てきた場合、 疑問詞から始まる間接疑問文なのか、関係代名詞節なのか迷う時がある。

          読解の技術⑭~疑問詞か関係詞か~

          読解の技術⑬~howが導く節について~

          まずは問題。空所に適切な動詞は? Harvard University economist W. Kip Viscusi recently asked a group of smokers to guess how many years of life, on average, smoking from the age of twenty-one onward would 【① cost ② earn ③ make ④ spend 】 them. (愛知医科大2015年第3問

          読解の技術⑬~howが導く節について~

          読解の技術⑫~疑問詞そのものの品詞~

          疑問詞にも名詞・形容詞・副詞がある。 名詞のはたらきをする(文中のS・O・Cになる)疑問詞を、疑問名詞、 形容詞のはたらきをする(名詞を修飾するorCになる)疑問詞を、疑問形容詞、 副詞の働きをする(文の要素にならない)疑問詞を、疑問副詞と呼ぶ。 疑問詞そのものの品詞もしっかりと認識しておかなければ、文構造を取れなくなったり文法問題でミスを頻発したりすることになるので注意。 内訳は以下の通り。 (1)疑問名詞=S・O・Cになる →what/which/who/whos

          読解の技術⑫~疑問詞そのものの品詞~

          読解の技術⑪~what SVとthat SVの違い~

          (a) We know what children learn. (b) We know that children learn. どちらも「~こと」と訳せるが、文法的違いと意味的な違いがある。 ①文法的違い→後ろに従える文に違いがある。 what SV (Oがない不完全文) =SがVすること/SがVするもの that SV (完全文) =SがVするということ したがって(a)の文ではlearnが他動詞として使われていて、目的語が抜けている。それに対し(b)のlear

          読解の技術⑪~what SVとthat SVの違い~

          読解の技術⑩~間接疑問文と関係詞節~

          間接疑問文と先行詞のない関係詞節はしばしば互換性がある。具体的には以下の通り。 what V (Sがない不完全文) [間接疑問] 何がVするか(ということ) [関係詞節] Vするもの/Vすること what SV (Oがない不完全文) [間接疑問] Sが何をVするか(ということ) [関係詞節] SがVするもの/SがVすること when SV (完全文) [間接疑問] いつSがVするか(ということ) [関係詞節] SがVするとき where SV (完全文) [間接

          読解の技術⑩~間接疑問文と関係詞節~

          読解の技術⑨~文中の疑問詞~

          疑問詞とは?   who/which/what/when/where/why/howなど 疑問詞は通常疑問文で使い、文頭に出るのが通例。 しかし、文中で突然疑問詞が出てくるときがある。 ex. Do you know where he lives? 文中の疑問詞は間接疑問文。以下の3点を押さえる。 ①文中の疑問詞は“名詞の始まり”  →S・O・Cのかたまりを導く。 ②語順は“疑問詞 S V”もしくは“疑問詞 V”  →疑問詞自体が主語のとき“疑問詞 V”の語順をとる。

          読解の技術⑨~文中の疑問詞~

          読解の技術⑧~whether SV ~

          whetherは従属接続詞なので、whether SVの形で使うのが原則。 意味は以下の2通りがある。 ①[名詞節] “whether S V… A or B”=AかBか “whether S V… or not” =“whether or not S V ….” =“whether S V…” =SがVするかどうか ②[副詞節]  “whether …A or B”=AだろうとBだろうと  →この訳をするときは、SVが省略されることが多い。  →2者以上でも使う。

          読解の技術⑧~whether SV ~

          読解の技術⑦~副詞の処理~

          ex. He rarely goes out.  (彼はめったに外出しない) 通常副詞は主語の後に訳すことが一般的である。しかし、副詞が実際に修飾しているのは動詞であるため、長い英文を日本語にする場合、副詞と動詞が離れすぎてしまいよく分からない日本語になるときがある。そういったときは、「副詞を最後に訳す」と覚えておくとよい。具体的な訳し方は以下の通り。 He <rarely> goes out. [手順1] 副詞以外を訳す。 「彼は外出する」 [手順2] 「ことは」を

          読解の技術⑦~副詞の処理~

          読解の技術⑥~前置詞into~

          前置詞intoはOに変化後の状態を導く したがって“into O=O(という状態)に変化して”と訳すことができる。 ①自動詞+“into O” come into O=Oという状態になる ex. come into existence =(生命などが)誕生する   come into being =(生命などが)誕生する    いずれも「“存在”という状態に変化する」が直訳   come into use =使用されるようになる   come into effe

          読解の技術⑥~前置詞into~

          読解の技術⑤~V A with B~

          この形をとる代表的なものは以下の通り。 provide A with B =AにBを供給する supply A with B =AにBを供給する present A with B =AにBをもたらす furnish A with B=AにBを備え付ける endow A with B=AにBを与える entrust A with B=AにBを任せる 多少意味の違いはあれ、 V A with B=AにBを与える と思ってよい。

          読解の技術⑤~V A with B~