読解の技術⑯~抽象名詞を先行詞にとる関係詞節~

ex. the extent to which we are able to understand the importance of communication

上記の英語の意味を取ることを考える。

to which以下は、前置詞+関係代名詞の後ろなので完全文になっている。
通常直訳をすると、「私たちが会話の重要性を理解することができる程度」となる。
(“the importance of communication”のofが主格であることに注目して、「私たちが、会話が重要であるということを理解することができる程度」とも訳せる)

しかし、the extent(程度)のような

抽象名詞が先行詞となる場合、「間接疑問文のように訳すことができる」

と覚えておくとよい。

つまり、上記の文は「私たちがどの程度会話が重要であるということを理解できるか」と訳すことができる。

他にも

the speed with which commodities are delivered
=商品が配達される速さ
どれほど速く商品が配達されるか

the use to which technology is put
=科学技術がなされる使用
科学技術がどのように使用されるか

など。

抽象名詞と間接疑問文は表裏の関係性にある。

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