読解の技術⑩~間接疑問文と関係詞節~

間接疑問文と先行詞のない関係詞節はしばしば互換性がある。具体的には以下の通り。


what V (Sがない不完全文)

[間接疑問] 何がVするか(ということ)
[関係詞節] Vするもの/Vすること

what SV (Oがない不完全文)

[間接疑問] Sが何をVするか(ということ)
[関係詞節] SがVするもの/SがVすること

when SV (完全文)

[間接疑問] いつSがVするか(ということ)
[関係詞節] SがVするとき

where SV (完全文)

[間接疑問] どこで/へSがVするか(ということ)
[関係詞節] SがVする場所

why SV (完全文)

[間接疑問] なぜSがVするか(ということ)
[関係詞節] SがVする理由

how SV (完全文)

[間接疑問] どのように/どうやってSがVするか(ということ)
[関係詞節]  SがVする方法/SがVする様子

[コメント]
どちらで訳すかは、文脈で判断すればよい(どちらで訳しても違いがない場合が多い)。
ただし、どちらか一方でないとうまく訳せないときもある。
いずれにせよ、名詞のかたまり(S・O・C)になることに注意。

ex1. Please tell me what you bought.
[間接疑問]あなたが何を買ったか教えてください。
[関係詞節]あなたが買ったものを教えてください。
→この文はどちらでも訳せる。

ex2. Please give me what you bought.
[間接疑問]あなたが何を買ったかを私にください。
[関係詞節]あなたが買ったものを私にください。
→この文は、関節疑問では不自然である。このように、実際訳してみて適切な方の訳を選べばよい。

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