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失われた時を求めて、読了
約三ヶ月半の日数をかけて、岩波文庫版吉川一義訳失われた時を求めてを読了した。
論評にあたっては、約14巻それぞれの巻末で訳者が作品に深い洞察を持って記されているから、このノートは、これだけ長い作品を読むということが私にとってどのような経験になったかを主に書こうと思う。
私はAmazonで全巻セットの美装ケースを一括購入した。元々フランス文学に興味があったのもあるが、約6000ページという超大な時
上野、桜見てきました。
上野メモ
偶然、持ち合わせたタバコは、韓国で買ったタバコだった。タバコのパッケージの写真でバッド入ると思ったが、グロ画像はそれ以上の意味を持たなかった。時の止まった静止画であり続けた。通常、グロ画像は常に詩的である。より広がった想像の世界を生む。この写真には劇がない。血みどろで乾いた汗と精液の臭いがした悲劇がない。こんなモノに喫煙を止めるような抗力があってたまるか。肺炎で誰にも看取られずに死んだ
責任逃れ、大人になるということ
多種のSNS、ないし夜の仕事をやっていて思ったことがある。
小中高と、自分の中の社会が学校だけであった時は、関わる人間の数にも限りがあったし、限りがあるからこそ、個々人への思い入れは強いものであった。
しかし、大学生になり、夜の仕事を始めたり、SNSやサークル内で多種多様な人間と関わると、関わる人間の数は増えるが自分の中で人間関係を持つということの責任が増え、ストレスになるのを感じる。
大人になる
受験、というか親からの束縛とその告白
ただのへそ曲がりな自分の、過去の少年らしい親への反抗をここで昇華させて頂きたい。
昔から、自分はそれなりに勉強ができた。
別に好きでもなかったけど、それなりに世界の事柄に対して関心はあったから、学校の授業くらいはぼちぼちしっかり聞いていた。田舎の公立中学校で5本指に入るくらいだったと記憶している。
今思ってもろくでもない教師がたくさんいた。自分は小学生の頃に教師に無情な嘘をつかれてハメられかけた
胸張って嫌いと言いたい
「僕は太宰さんの文学は嫌いなんです」
三島が1度だけ、太宰と相対した時に放った言葉である。
私はこうやって面と向かって人に嫌いと言い放つことができる三島が好きだ。
人や作品をなんとなくで嫌悪するのは簡単なことであるが、それを当人の前で言い放つのは、些か簡単な話では無いと思う。
そこには、それを嫌う自分の中での正当な理由付けを要求する。
生活の中で、周りの人間が他の人間を安易に嫌ったりすることに