記事一覧
江戸時代の循環型社会はどのように作られていたのか
江戸時代は究極の循環型社会であったと言われています。藁、木材、下肥などの資源がどのように循環されていたのかさまざまな文献に残っています。ただ、生活をしていた人々はどのようなメンタリティにもとづいて循環的な行為をしており、そのメンタリティはどのように作られていたのかいまひとつはっきりとしません。そこで、われわれは文献調査とフィールドワークから、江戸時代に暮らす人々のメンタリティを中心に当時の循環型社
もっとみる循環型社会のアイデア "Neighborhood Watering"
こんにちは、HITACHI Circular Design Projectです。
日立製作所と武蔵野美術大学 岩嵜ゼミでは、過去の循環型社会の背景を探る共同研究を行なってきました。研究成果については、冊子にまとめておりますので是非こちらのページから(文末にリンクがあります)ご覧ください。
現代社会において、過去の循環型社会の利点をどのような形で生かせるか。2023年度はプロトタイピング(試作)と対
デザイン研究の国際学会であるIASDR2023で発表しました
2023年10月9日〜13日、イタリアのミラノ工科大学で開催されたデザイン研究の国際学会であるIASDR2023へ参加しポスター発表をしました。内容は以前こちらのnoteで紹介をしたキャップノソノゴをベースにしています。国際学会やデザイン分野の学会への参加は初めての経験となりました。この記事では、デザイン研究の国際学会で得られた気づきを共有したいと思います。デザイン研究への熱量と勇気を貰える機会と
もっとみるツナガルカカワル循環型社会「サーキュラーデザイン実践家とのクロストーク」
武蔵野美術大学と日立製作所で循環型社会をテーマとした共同研究を行っています。昨年度は滋賀県長浜市への滞在型リサーチを行い、この研究成果を2023年4月末に武蔵野美術大学市谷キャンパスで展示しました。展示イベントでは、3名のサーキュラーデザイン実践家をお招きしクロストークを行っています。現代の循環型社会の実践についてとても興味深い示唆が得られたので、今回の記事は、このクロストークの内容をお話しします
もっとみる長浜市滞在型デザインリサーチ。過去の循環型社会から見つけた未来へのヒント
こんにちは、HITACHI Circular Design Projectです。これまでの記事では現在の循環に関わる実証についてお伝えしてきましたが、今回は、そもそも過去の循環型社会って何?どんなメンタリティや文化的背景で構成されてたの?これらを明らかにするため、日立製作所と武蔵野美術大学 岩嵜ゼミでは、滋賀県長浜市をフィールドに、過去の循環型社会の背景を探る“滞在型デザインリサーチ”の共同研究を
もっとみる“キャップノソノゴ” のソノゴ
こんにちは、HITACHI Circular Design Projectです。以前の記事で、東京都国分寺市で行った市民参加型プラスチック循環の実験“キャップノソノゴ”の紹介と、実験における工夫をお伝えしました。今回は“キャップノソノゴ”から何が見えてきたのか?実験を振り返りつつ、対話する機会を頂きましたので、その様子とそれらの対話によって、私たちが新たに得られた気づきについてお伝えします。(文責
もっとみる市民参加型プラスチック循環の実験で「つくる」を実感してもらうための工夫
1本前の記事で市民参加型プラスチック循環の実験“キャップノソノゴ“を紹介しました。“キャップノソノゴ“は、資源循環の中の「回収」から「製造」を体感することで生活者が資源循環を担う感覚を実感として持てるのではないか、という我々の狙いがありました。この記事では狙いの中で注力した「製造」、つまり「つくる」を実感してもらうために取り組んだ工夫、そしてその背景にある文脈について伝えます。(文責 デザイナー
もっとみる市民参加型プラスチック循環の実験“キャップノソノゴ”
こんにちは、HITACHI Circular Design Projectです。1本前の記事で、私たちのパーパスをお伝えしましたが、今回は、その記事の中で触れられていた「身の回りにあるモノから新しいモノを生む」のひとつの挑戦として、東京都国分寺市で市民参加型プラスチック循環の実験“キャップノソノゴ”を行いましたので、その様子についてお伝えします。(文責 デザイナー 金田麻衣子)
“キャップノソノ
HITACHI サーキュラーデザインプロジェクトのパーパス
サーキュラーデザインって何? サーキュラーエコノミーとは何が違うの? 循環社会にデザイナーはどう貢献できるの? HITACHI サーキュラーデザインプロジェクトは、こんな問いへの解を、実践を通じて探索するプロジェクト です。初回の 記事ではプロジェクトのパーパスについてお話しします。(文責 デザイン研究者 曽我修治)
HITACHI サーキュラーデザインプロジェクトとは?サーキュラーデザインプ