#113【日記】「明日からまた月曜日が始まるよ」

ゴールデンウィークが終わり、今日からまた一週間が始まりますね。火曜日からなので平日勤務の方は4日間。勤労者の皆様、ほんとうにお疲れ様です!ゴールデンウィークがお仕事だった方、お疲れさまでした!みなさんのおかげで楽しませていただきました!

休職10か月目に入りましたくらたです。えー……はやっ。もうすぐ一年じゃん。こまったね。

文系の笑いのツボ

休み明けと言えば思い出すことがあります。

大学時代のある日曜日、演劇サークルのタタキ(舞台の大道具を作る作業)をしていたところ、工学部の同級生Mちょん(「ちゃん」がなまって「ちょん」という敬称がついていた)が「ハア~いやだなあ、明日からまた月曜日が始まるよ~!」と言いました。
それを聞いたくらたと同じ国文学科の同級生のCちゃんが「その言い方だと三日間くらい月曜日が続きそうだね」と言ったのでわたしも面白くなってふたりでゲラゲラ笑ってしまったのですが、おもに理系のみんなはポカーンでした。

月曜日は明日だけなので、「明日から」と「月曜日が始まる」の取り合わせが厳密には不自然だ、ということです。
午前0時に「今から月曜日が始まる」なら正しかったけど、Mちょんが言いたかった「月曜日の憂鬱さ」や「長い一週間が始まる」というニュアンスとは違ってしまいます。
「明日からまた一週間が始まるよ」なら自然でした。

Cちゃんは同じ国文学科でも専攻が日本語学で、音声や日本語教育学を学んでいました。彼女の、他の追随を許さない鋭敏な日本語感覚が、わたしは大好きでした。

理系が盛り上がっていた話題

一方で、理系の面々は文系の我々には思いつかないことを言うことがあり、それもとても面白かったです。
ある打ち上げで酒を飲んでいたら、理系の同級生たちが盛り上がっていたので首を突っ込んだところ、話題になっていたのは当時発売されだした「Ag+」という制汗剤のこと。

商品名を見て、「え?銀イオン?イオンのまま存在し続けるってどうやって?」って思ったそうです。
くらたの高校は文理分けられておらず文系でも化学を学んだので、イオンの状態では不安定で存在し続けられない、程度の知識はありましたが、「なんか専門家がうまいことやったんだろう」くらいの解像度の粗さでした。

大学時代は未熟で迷惑いっぱいかけたけど楽しかった

大学のサークルってみんな若かったからいろいろと(おもに色恋沙汰)あったし、当時は自分が未熟で苦しいことも迷惑かけたこともたくさんあって、今思えば大変恥ずかしいけれど、全く異なる専門性の人たちが毎日一緒にいたのは楽しかったなあ。一人ひとり興味や専門性が異なっているのが当たり前だったので学部が違っても対立構造になりません(学校運営側は学部によって予算の取り合いとかあったかもしれない)。

くらたは、ナイツのはなわもびっくりのスティック演技で観る者を震撼させたり(すみませんでした)、

天才でサイコパスな女性の先輩に自分の作成したフライヤをクソミソに言われて周囲から同情されたり(でも確かにクソみたいなデザインだった)、

裏方の仕事の段取りが悪くて怖い男の先輩にボッコボコにされたり(でも確かに今よりADHD的特性が顕著だったのでパニックになりやすく段取りもクソだった)、

発達障害特性の強い先輩と付き合ってカサンドラになったり(今日日よくあるカサンドラ体験エッセイとかぜんぶ共感できる)、

まったく授業に出なくて教授に嫌味を言われたり(自業自得。でもその教授は上層部による「大学改革」のときに真っ先に他大学に逃げて行った)、

家が遠すぎて仕込み(舞台設営)の朝に遅刻して社会的に殺されかけたり(自業自得)、

ペンキだらけ穴だらけのジャージでリアカーを引いていたら、同じクラスのおしゃれな女子に会ってへこんだり(成績もよくておしゃれでかわいいってどういうことだ)、

まあどれもこれも、今更再び体験したいと思わないが、あの経験があったから今があるとは思います。ほかにも、稽古合宿したり、脚本についてみんなで話し合いをしたり、学業はちょっとかなりアレでしたけど、モラトリアムにしては何をするにも真面目だったなあと思います。

「役者になるんだ」って上京した同級生がいつの間にかサークルを辞めてしまい、人が成長して岐路に立ち、何かを選んで何かを捨てていく切なさも感じました。友達に誘われてなんとなく入ったわたしなんかが卒業公演までちゃっかり居残っていたのにね。

あれ、何の話だったかな。
なんとなく学生時代を思い出して、今日も一日、自分の今いるところでいまするべきことをしよう、と思った、という話でした。

今日もお読みくださってありがとうございました!

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