【ベランダ】生ごみコンポストがいっぱいになったら :生ごみコンポストの始め方 その4
この記事は、我が家流の生ごみコンポストのやり方を紹介する一連の記事のひとつとなっています。以前、生ごみコンポストの記事を書いたら、案外好評だったので、書くことにしました。
このシリーズの構成は以下の通りです。今回は最終回です。
生ごみコンポストがいっぱいになったら? ← この記事
毎日コンポスト生活を続けると…
前回の『生ごみコンポストを始めよう』までで、毎日、あるいは適度に生ゴミが溜まった時に、生ごみコンポストに生ゴミを投入する生活をスタートされたことと思います。毎回生ごみをどれぐらいの量投入するか、また生ごみをどれぐらいの大きさにカットするかで、いつ生ごみコンポストがいっぱいになるかが変わります。たくさん大きいままの生ごみを投入すれば、あっという間にコンポストはいっぱいになります。小さくカットして少量投入すれば、1〜2ヶ月投入し続けることができるのでは、と思います。うちは成人女性1人でほぼ毎日毎食 自宅で自炊しますが、コンポストは約2ヶ月ほどでいっぱいになります。あっという間にいっぱいになったとしても、1〜2ヶ月であったとしても、植物の肥料として使うためには、いっぱいになったコンポストを熟成させる必要があります。いきなり植物に使うと、植物の栄養になるどころか、植物が枯れてしまうことがあるからです(生ごみコンポストって何?をみてね)。
そこで、この記事ではいっぱいになった生ごみコンポストの熟成についてと、熟成が終わったコンポストのリセットについて、ご紹介します。
いっぱいになったコンポストを熟成させる
特に難しいことはありません。ご自宅の環境で、放っておくだけ、です。ただし注意点が2点あります。
熟成前に土と生ごみをよくかき混ぜておくこと
1ヶ月ほどは1〜2週間に一度、土と生ごみをよくかき混ぜること
カンタンですね!
熟成前によくかき混ぜておくのは、臭いやコバエなどの発生を防ぐため、です。ネットを被せておいても、コバエが発生するときは発生します。でも、土の表面にしか卵を産み付けないし、土の表面でしか、生息できないらしいんですよ。なので、熟成前にかき混ぜて、予防しておきます。
また1〜2週間に一度、かき混ぜるのは、好気性の菌を活性化させるため、です。早く均一に熟成します。でもめんどくさければ、コンポストの底面は穴が空いているし、鉢底石も入れてあるので、空気は流通しているはず。放っておいても大丈夫です。夏でコバエがわんさか発生しているときは、もう放っておきました💦。(あ、今年の夏はなぜだかミズアブが発生しました。結構大きくて焦った。もう放置ですよ、放置。次フタを開けるのは来年2024年1月か2月ごろ。寒い時期に)
熟成したコンポストをリセットする
熟成したコンポストを植物に使う
熟成が終わったら、いよいよ土を植物に使います。私は今年は、すでに植っている植物に肥料のように土を置いていきました。あるいは土の再生材のように、使い終わったばかりの土(一応黒ビニール袋に入れて日光熱消毒はしてあります)と混ぜて使いました。もしかしたら、熟成期間が3〜4ヶ月以上経っていれば単独で、植物などに使ってもいいのかも知れません。そこら辺は研究課題ですね。
ミニバラはよく咲きましたし、元気がなかったミントはもりもり育ちました。(ミントが元気なかったのは夏が暑かったためかも知れませんが💦)
すぐに植物に使わないようであれば、私は黒ビニール袋に入れて1週間ぐらい日光熱消毒した後、そのままビニール袋に入れて待機させています。
熟成が終わったコンポスト容器をリセットする
熟成が終わったら土は植物に使うなり、待機させるなりして、また次の生ごみを投入できるように、コンポスト容器をリセットします。
写真撮ったので、ステップバイステップで。
リセットするコンポスのフタを開けて
黒ビニール袋に土を移していく。黒ビニール袋に入れるのは、出来上がった土を日光による熱消毒をするため。どれだけ効果があるかは不明ですが、やってます💦
ネット入りの鉢底石はこのコンポストでは4つある。
はい、空っぽになりました。
あとはお風呂場でくるくるスポンジに石鹸つけて洗ったら
お日様で日光消毒!ここには写ってないけど、ネットに入った鉢底石もざっと洗って、お日様のもとへ。
そうしたら、生ごみコンポストを始めようの生ごみコンポストを作ろうの要領で、また鉢底石や土を入れて、生ごみ受け入れ態勢へ!
カンタンですよね。やってみてめんどくさいと思うのは、毎日の生ごみのカット。ここが自動化できればいいなぁ。なーんて。
あとは生ごみは減らせるし、植物は喜ぶしでいいことづくめな気がしています。入れ物も、やり方も工夫次第。生ごみコンポストライフをお楽しみください。
おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために
下記のサイトを参考にして、この記事を書きました。あるいは、ちょっと検索して気持ちに引っかかったものも載せてみます。私もまだじっくり読んでいないサイトや本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。
熟成について詳しい。