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【ベランダ】どんな道具が必要? :生ごみコンポストの始め方 その2

 この記事は、我が家流の生ごみコンポストのやり方を紹介する一連の記事のひとつとなっています。以前、生ごみコンポストの記事を書いたら、案外好評だったので、書くことにしました。
 今のところ、このシリーズの構成は以下の通りとする予定です。

  1.  生ごみコンポストって何? 

  2.  どんな道具が必要? ← この記事

  3.  毎日コンポスト生活はじまるよ〜

  4.  生ごみコンポストがいっぱいになったら?

ベランダで生ごみコンポストを始めるには?

 前回の『生ごみコンポストって何?』という記事では、生ごみコンポストについて、またベランダで作る生ごみコンポストに適した微生物について、それから生ごみコンポストには熟成期間が必要、といった説明をしています。
 改めて簡単に説明すると…生ごみコンポストという言葉には、生ごみから堆肥を作ることその容器出来上がった堆肥という意味があります。またベランダで作る生ごみコンポストには酸素を好む好気性の微生物の力を借りる必要があること、作った堆肥で植物を育てるには熟成期間が必要なことなどをお伝えしました。

 そこで、この記事では生ごみコンポストを始めるにあたって必要な道具をご紹介しようと思います。

生ごみコンポストを始めるにはどんな道具が必要?

 ベランダで生ごみコンポストするには、好気性の微生物が好む環境を作ってあげる必要があります。好気性のコンポストは比較的臭いがありませんが、やはり臭い対策害虫対策はしておく必要があります。以下に我が家ではどのようなものを使ってるか、ご説明しますね。

容器について

生ごみコンポスト容器とフタ、受け皿、ワイヤー花台、洗濯ネット

1セットに必要なもの:底に穴の空いているコンポスト容器11L 、受け皿フタワイヤーの花台洗濯ネット55cm X60cm、洗濯ばさみ

通気性を良くするために、コンポスト容器は底に穴が空いているものである必要があります。取っ手がついているので持ち運びしやすいです。この容器では受け皿とフタが同じものです。フタは臭いと害虫対策のために、受け皿はコンポストから土が漏れ出てくることがあるのでそのために必要です。ワイヤー花台は通気性のため、洗濯ネットと洗濯ばさみは害虫対策です。ここにあげてあるものは、うちで使っているものです。ご参考までに。リンクのないものは100均で調達しました。

生ごみコンポストをセットしたところ

 家では、これを3セット作っていて、1セットにつき2ヶ月〜3ヶ月生ごみをためています。残りの2セットは熟成用です。どれぐらいの期間で容器がいっぱいになるかは、1度に出す生ごみの量にもよりますし、生ごみをどの程度小さくするか、にもよります。生ごみは小さくすればするほど、早く分解され、長い間ひとつのコンポストに生ごみを溜めることができます。

 試しに1セット作ってみて、様子を見るのもいいかも知れません。1セットのみ作って熟成はゴミ袋などを利用する方法もあります。うちは熟成も同じコンポストで行っています。2セットから3セットに変更しました。生ごみコンポストを段ボールで作る方法もあります。私自身は害虫対策などの観点から、プラスチック容器の方がよいように思っていますが、周囲の迷惑にならなければどのようなものでも、ご自身の考え方や好み、それから工夫次第でバリエーションは無限大です!

土・基材について

使い終わった土とネット入りの鉢底石

 必要な基材など:植物を育て終わったもので十分。3Lから4L。新調するならコレはいかが?
 鉢底石:1L〜2L、ゴミネット数枚、ふるいスコップ
 いりぬか(食塩が入っていないもの)

いりぬか。このメーカーのものは裏側に「食塩入っていません」と注釈があります。

 生ごみコンポスト用に土を買うのはもったいない気がしてしまいます。でもまあ買っちゃうのも、アリですよね。上記でご紹介した11L の容器で生ごみコンポストを作るのであれば、植物を育て終わった土を3L〜4L。鉢底石はゴミネットに入れたものを数個、容器の底が隠れるように、用意します。だいたい合計で1〜2Lかなぁと思います。その時、ふるいやスコップがあると便利です。スコップは、生ごみコンポストに生ごみを入れ始めてからも使います。また、生ごみを入れ始めてからは、いりぬかがあると、微生物による生ごみ分解が促進されます。食塩が入っていないものを選んでください。

生ごみを溜め、カットする

大きめのお皿にカットした生ごみ。この日の生ごみはだいぶ少ないです。
多いときは、お皿いっぱいになったりします。

 生ごみを溜めるために:大きめの皿敷紙
 ハサミ

 このお皿は直径がだいたい27cm、敷いてある紙はA4です。もちろんもっと大きいものでも小さいものでも大丈夫。お手近なものをお使いくださいね。広告のツルテカの紙が多少濡れても丈夫で使い勝手がよいようです。敷紙が適度に水分を吸ってくれます。うちは一日、このお皿に生ごみを溜めて、翌朝直接生ごみコンポストに投入しますが、臭いや虫が気になる人の中には、毎食ごとに冷凍庫で保存して、ある程度溜まってから生ごみコンポストに投入するという人もいるようです。
 ハサミは生ごみをカットするのに使います。野菜くずはもちろん、たまごの殻も、鳥や魚などの骨もこのハサミでカットします。くれぐれも怪我などなさいませんように。

次回はいよいよ生ごみコンポストを作っていきます!
 



おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために

下記のサイトを参考にして、この記事を書きました。あるいは、ちょっと検索して気持ちに引っかかったものも載せてみます。私もまだじっくり読んでいないサイトや本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。


熟成について詳しい。

我が家流の生ごみコンポストで使っている容器など。



この記事の一つ前の記事が、noteからお祝いされました。

おうち時間を工夫で楽しく 2023-11-20にて

まだ、読んでおられない方は、ぜひ。【ベランダ】生ごみコンポストって何? :生ごみコンポストの始め方 その1

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