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音楽レビュー

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クラシックから相川七瀬まで、幅広いジャンルにおよびます。
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#中島みゆき

カウンセリングの中断について

面接の終結を「円満に」迎えるような事例のほうが怪しいんです。本人がその後をとりつくろっているだけのことが少なくない。

これ、「逆説」ね。

何の音沙汰ない #カウンセリングの中断 後、どうみてもいい経過をたどるクライエントさん、結構多い。
#中井久夫 先生は、「治療の終結を一抹の寂しさと感じるのがいい経過」と書いておられます。

♪感謝して別れるのは 小説だけ~ #松任谷由実  ハートブレイ

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不毛な努力を敢えて重ねること

不毛な努力を敢えて重ねること

人は、現状では「不毛」とも言える努力を、敢えて積み重ねなばならないことがあると思う。

もちろんそれは、単に「人の期待に答える(利用される)」形で搾取されるものであってはならない。

自分のため、自分がささやかながら社会に貢献するためである。

もちろん、一本調子ではだめで、絶えず策を練っていく必要はある。

そして、自分を悲劇の主人公とする、ナルシシズムへの誘惑を断ち切ることも大事。

ファイト

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安易に共感されると人は自分自身でいられなくなる 〜中島みゆき「エレーン」「異国」「空と君のあいだに」に寄せて〜

安易に共感されると人は自分自身でいられなくなる 〜中島みゆき「エレーン」「異国」「空と君のあいだに」に寄せて〜

中島みゆきのアルバム、「生きていてもいいですか」は、彼女のアルバムの中でも、もっとも暗いアルバムと言われます。

このアルバムの中の、最後の2曲、「エレーン」と「異国」についてなんですが。

この2曲には、みゆきの身辺に起こった実話があります。

これについては、みゆきの書いた本、「女歌」に書かれています。

当時みゆきが住んでいたマンションの隣室に、エレンと名乗る外国人娼婦が住んでいました。しか

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