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道は通じて一たり

🎍あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします🌸


能登半島をはじめ北陸地方にお住いの方々におかれましては、元日早々、大地震が発生し、心よりお見舞い申し上げます。

決して他人ごとではありません。
大阪もいつ「南海トラフ地震」に遭ってもおかしくない状況だと、再認識しております。

大阪でもかなり揺れましたので、さぞかし現地は大変な状況だったことと想像致します。
時間が経つにつれ被害の大きさが明るみになり、心が痛むお正月となりました。

それに加えて羽田空港では飛行機の衝突事故があり、2024年は波乱の幕開けとなりました。


これ以上、何も起こらないことを祈りつつ、note始めとさせていただきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。


今年の格言

さて初投稿の記事タイトルは荘子が遺した言葉です。

中国戦国時代(紀元前370年-紀元前287年)の思想家であり、道教の始祖とされる荘子
彼の思想は、全ては自然が元であり現世から距離を置いた大きな視点での教訓を込めた多くの言葉が今に伝わっています。

「道は通じて一たり」その意味は、

人間はそれぞれ”自分の人生”を歩いているように感じますが、俯瞰的な視点で見ると、地球は一つの生命体であり、その上で生きている人間は細胞のようなものです。
なので、地球という生命体が生きていくと仮定した場合、全ての人間の命は一つに繋がるのです。
よって、みんな平等であり、みんな尊いと言えるのです。

営業シーク

あるいは私が独自に解釈してみると、
新たな事に取り組んで探求していると、過去に学んだこととリンクすることはありませんか?
一見すると別々の事柄であっても、ウソのように繋がってしまう瞬間に遭遇することが私は何度もありました。

その現象にあうたびに、日々様々な事に興味をもち学ぶことは、どんなに些細な事でも決して無駄ではないと確信しています。

人との出会いも”縁”なら、
物事との出会いも”縁”。

”縁”を大切にしてゆけば、やがてはそれらが繋がり大きな成果となるのではないでしょうか。
世の中は決して自分一人の世界だけで成り立っているのではなく、他者から様々な影響を受けて自身も成長してゆけるものだと思います。


今年の予定

荘子の格言を肝に銘じて、noteでの出会いから、あるいはそれまでの自分の成果から、過去に得た物事を今年は生かしていきたいと思っています。

そこで今年は大まかに3つの目標を立てて、実行できるように努めてまいります。


🐉舞楽ぶがくの鑑賞

「舞楽」とは、5世紀から9世紀に日本の「神楽かぐら」に中国大陸や朝鮮半島などの外来の音楽と舞が融合し、日本独自に変化した管絃舞楽、そして平安時代に外国渡来の楽器を伴奏としてつくられた声楽曲、それらの総称です。

せっかく大阪にいるのですから、寺社のツートップ、「四天王寺」と「住吉大社」で開催されるものから体験したいと思います。

【四天王寺】
4月 聖霊会
聖徳太子の命日を偲ぶ法要で奉納される国の重要無形民俗文化財指定雅楽です。
8月 かがりの舞楽
抽選なのか、当日の先着順なのかまだわかりません。
夜、篝火の中での雅楽はとても幻想的ではないでしょうか。

「四天王寺仁王門」
2022年10月撮影

【住吉大社】
9月 観月際
中秋の名月の日に反り橋上で住吉踊・舞楽が奉納されます。
これもまた夜なので幻想的でしょうね。

「住吉大社の反り橋」
2023年11月撮影

抽選であれば運も必要なので、全てを鑑賞できるかどうかはわかりませんが、できるだけ鑑賞したいものです。


🐉法隆寺を深堀り

四天王寺を再探求しつつ、同じ聖徳太子による「法隆寺」を探求し1300年の歴史に挑むつもりです。
まずは「友の会」に入会し、一年間できる限り足を運んでみようと思うのです。

聖徳太子と推古天皇によって推古15年(607)に創建されたと伝わり、天智9年(670)に伽藍を焼失したため現在の伽藍は8世紀初頭のものだと伝わります。
世界遺産の建造物だけではなく、所有されている仏像も国宝や重文が数多く、噂によると一年かけても鑑賞できないぐらいだとのことです。
特に飛鳥時代の仏像が好きなので、できるだけ通い、仏像の変遷もみてみたいものです。

「法隆寺 五重塔と金堂」
2016年5月撮影


🐉狛犬の探求

少し前ですが、狛犬に目覚めた記事を書かせていただきましたが、今後の探求課題の一つとして取り組みたいと思います。

komajinさんの著書を読んで基本を勉強中ですが、なかなか覚えられません💦
やはり若い時のようにはいかず、記憶は定着しにくいようで、何度も同じところを行ったり来たりしている始末です。

とはいえ、たまには私の持つわずかな知識とも結びつくことがあり、それがまた楽しみの一つとなっています。



今年の布忍神社

校区内の神社のため、息子たちが小さい頃は「お宮参り」「七五三参り」、そして夏や秋のお祭り、PTA役員としても見回りなど、結構な頻度で訪れていましたが、今はお正月の初詣ぐらいしか来ることはなくなりました。

それでも息子たちの氏神様なので、初詣だけは三が日のうちのいずれかにお参りしています。

なんと!当社の売り「恋みくじ」イチハラヒロコさんの石碑が新しく建てられていました。(上写真左「ごめん、もう少し左なの。」)

GoogleのCMで紹介されてから、えらい人気です。

なかなか商売上手でんな。

私のおみくじは…

だんなが後ろから、
「ほんまや。当たってるわ。」
と、いうので、思わず下から睨んでやりました。


狛犬たち

何度もお参りしていながら、初めて狛犬にも着目しました。
東鳥居から入ってすぐの狛犬たちは、まだ真新しく最近のもののようですが、それでも今年で36年目を迎えるものです。

東鳥居の狛犬
昭和63年小谷石材工芸社 作成

鳥居を背にして向かって右が阿形で「玉」を抑え
向かって左が吽形で「子」を抑えています。

美しい巻き毛といい、顔つきといい、なかなかの狛犬たちではないでしょうか!


かわって本殿前のものは、見た目だけでかなり古いのがわかりますが、まったく字が読み取れずいつ誰による作品なのか、私にはわかりませんでした。

本殿前の狛犬
写真を加工してみたが、それでも読み取れない💦

昭和58年(1983年)の修理時に、寛文3年(1663)に経典を奉納したことを記した木片(奉納札)が発見されました。これにより本殿の細部様式などと比べて建築年代は寛文3年(1663)以前であることが推測

松原市

本殿が360年も経つ大阪府指定文化財なので、もしかして狛犬たちもその時から??
全体的に彫りも浅くなっていてかなりの経年劣化は感じられますが、それでもここまでちゃんと残っているとは考えにくく、おそらく二代目か三代目でしょう。

東鳥居のものと比べると、「玉」も「子」も抑えておらず。
たてがみはストレート?
どちらも団扇型の尾は一緒でしたが、耳は阿形はたれ耳、吽形は立ち耳でした。
どちらも特徴をみると「浪速狛犬」の部類でしょうか。

どちらにしても、こういうものをちゃんと見分けることができるようになりたいものです。

お参りするために門外まで大行列💦


今年の年賀動画

毎年恒例ですが昨年の振り返り動画を作ってみました。
最後にご紹介させていただきます。
1分45秒の短い動画ですので、ぜひお楽しみくださいね。

※この動画はスマホサイズです。
(再生をタップ➡️右下のYouTubeをタップ)



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