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ももまろ˚✧₊⁎ ‧˚₊*̥(∗︎*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥⁎⁺˳✧
2023年11月3日 07:30
「紅葉鳥?紅葉狩り?」覚えたての言葉を使ってみたい意地悪な発想をすれば、これだ小牧さんからのお題を拝見し懐かしいエピソードを思い出したレオ氏が「紅葉狩り」を間違えたボケをかましたと思い「今の時期はどこも観光客が多いじゃん」前職はあまり休みがなくカフェでのんびりした後、古着屋に行きたかった「もしかしてだけど、モミジ肉とか知らん?ボタン鍋とか…」「知ってるよ。知ってるけ
2023年9月24日 18:00
読む時間とは、読書だけではなく相手の世界を想像する期間かもしれない花粉症の季節くしゃみをしたわたしへ、ポケットティッシュを束にし、手渡してくれた幼なじみ「わたしも持ってるよ」「でも帰りしな、足りてないやん」慮るとは、相手の世界を読む時間の積み重ね他人を慮る人、優しい人を分析したことがある優しい人は、物事の原因や理論を瞬時に把握し考察していて今、出来ることへの対応と急
2023年9月24日 07:30
読む時間、人の動きを見てないようで視界に入れて、どんな心理状況か想像する時間電車は定刻に来るが、バスはなかなか来ない今、コンビニに駆け込んでも間に合うか時を読む時間秋に買う服だから、春まで着たい 流行を読む時間、店から店を出入りする会社員時代は、上期・下期レジュメを渡され、業績を読む時間好んでコロナ禍にいるんじゃないのにとこれから法要なさるお客様の手の内を読む時間ネ
2023年8月25日 18:00
ヒマワリへ水やりをして、「今年も花火を見なかった」ヒマワリや花火は、夏の風物詩。僕の中にある夏が欠けて、秋の訪れを風で知る。悠馬へLINEを送った際、『夏祭り』に画面が反応しメッセージやスタンプが霞むような花火の壁紙が晩夏を楽しめとばかりに広がった。『夏祭り』と打ち込めば、花火が見られる。「おめーは夏祭りの伝達事項を確認したいのか派手な壁紙が見たくてLINEしてきたのか」
2023年8月25日 07:30
ヒマワリへあれだけ憎憎しくモノを言う同級生の真希をヒマワリの画像を見る度に思い出す「ヒマワリは太陽の方にしか向かない強い者へ媚びる人は大嫌い」高校の頃は、陽キャでウェイウェイしていた真希は、家業を継ぐのに大阪へ進学したその間に何があったのかは、誰も知らない夏休み。同級生が集まり飲んでいたどっかにヒマワリ畑があり今度、何台かの車へ便乗して見に行こう盛り上がる矢先、真希が目
2023年8月20日 07:30
「この話は実話に違いない」未来の作家が投稿する“letter”で読んだ小説。肉体を断捨離する発想は、常軌を逸脱し、とても素人が書いた作品には思えなかった。左手に握るスマホで、110番する。私に躊躇はなく、ただ正義のため、あんな殺人鬼を見過ごすなど、できっこない。「110番、緊急電話です。事件ですか? 事故ですか?」「殺人事件です」「今、貴女が電話をかけられている場所です
2023年8月11日 07:30
文芸部出身だからか、妙なタイミングで「愛してる?」結衣は僕に問いかける。付き合い始めは「信じてないわけ?」僕が突っかかったばかりに痴話喧嘩へなり結衣がやたらと不機嫌で困った。映画館でチケットを買う前、カフェの行列「愛してる?」結衣からの投げかけには、真剣な眼差しを作り「愛してる」結衣の表情は柔和に変化し、言動が寛容になるのを、結衣の不安から脱却させるための魔法の言葉とし
2023年8月4日 07:30
『平和とは』広島生まれのわたしが平和を語るとすればまずは、身近な話からしてみたい*友達が多くて、人見知り?なにそれ?コミュニケーション能力は抜群に高い…と、自称する人が居たら、警戒しているわたしはネット配信など、話ができるしかし実社会では、猫を100匹被って心に住んでいるハムスターは巣穴にお尻を向けて、壁際で丸くなっている仕事だから、賃金を戴いているので人見知りと言っ
2023年7月21日 07:30
食べる夜の癖が付いて、半月。体重は加速をつけて増加し、ますます自分に自信がなくなってきた。やっと彼氏ができても、愛を確かめずにはいられず「そういう人の心を覗こうとする依存型の子とは付き合えない」あっさり振られてしまう。どうして上手く行かないのかな。そもそも恋人は作るものじゃなく、できるんじゃないの?だから、恋人に駆け引きしてもよくね?努力し、意図して関係を積み重ねる…占い
2023年7月10日 07:30
白いフレアスカートの真ん中はプリーツで、ほんの一部スイカ柄が覗いている。黒のタイトなTシャツとよく似合い、夏らしい。「本当にお願いを叶えてくれたのね」成美は、上目遣いのまま僕を鼻で笑った。成美が僕に、女装してデートをすれば付き合うと約束した割には塩対応で、自分が試されたのが腹立だしい反面、嫌いになれない。むしろ惹かれていく自分が悔しい。「私は相手が女の身なりでも好きに
2023年6月30日 07:30
「街クジラ、聴いた?」「昨日の? うん」「私、メール読まれたんだよ」「うそぉ、マジで⁈ 凄いじゃん」『街クジラ』とは、東都FMが平日の9時から放送するラジオ番組のこと。中高生の中では、爆発的な人気を維持し、聴視者は“マチラー”と呼ばれていた。「沙希子、マジでおめでとう」メールを読まれることは、マチラーエリートになったような、人とは違うと自尊心がくすぐられた。『街クジラ』は、
2023年6月23日 07:30
「海砂糖 綾を織りなし 光の紋」海岸線に差し掛かり、助手席の母が句を詠んだ。 「海水ってしょっぱいのに、そこは砂糖?」なにげなく母へ問うと、「海と塩じゃ色気がない」消えそうで、アンニュイな声が返ってきた。母は娘の私にも、何を考えているのか不明な、父や祖母へは甘えるが、人見知り。「よく人の親になれたな」と思うような母の様子から、誰でも親になれると感じ、私は母のような人になら
2023年6月16日 07:30
「銀河売りに出されるってさ」「月面の次は、銀河なんだ」大雨の日曜日。瑛二はパソコンを、私はスマホを目的がなく見続ける。イチャイチャする時期は、もう過ぎた。「優花、銀河を買おうよ」「買って、どうすんの?」地学に興味のない瑛二が何を言い出すのやら。「ずっとさ、俺らが夜空を眺めるとか良くね?」「ずっと?」「ずっと」瑛二のセリフに私はガッカリした。「『ずっと』は、もしかしてプロ
2023年6月9日 07:30
「ガラスの手?」会社の先輩が私の左手に触れ、引っ込めた。「いえ、シリコンと金属です」何万回目の説明か。子どもの頃、塾の帰りに攫われた私は、深夜の踏切で突き飛ばされて、解放されるが、その代わり、左手は貨物列車に轢かれて失った。私以外は、皆、無惨な形で発見され、犯人はまだ女子高生ということもあり、医療刑務所へ三年ばかり入院していた。やがて彼女の手記はベストセラーになり、現在