心理検査結果の詳細
チャオ(^^)/
タイトル通りの日記
・ロールシャッハテスト
・バウムテスト, LMT (風景構成法),,
・WAIS-IV (ウェクスラー式知能検査)
・SCT (文章完成法),AQ日本語版成人用は自宅で記入
今回の知能検査 (WAIS-IV)では、全体的な知的水準は全検査 IQ=70(誤差67-75)で、「非常 に低い~低い」の水準にありました。
【4つの指標】
・目で見てものごとを理解したり、目で見た情報をもとに考えたり推理する能力(知覚推理)
・一時的に記憶を保持しながらものごとを処理す る能力(ワーキングメモリー)
・目で見た情報を素早く正確に行う能力(処理速度)は苦手な領域といえます。
それに比べ、
・言葉を聞いて理解したり、説明したり、考える能力(言語理解)は年齢平均の範 囲内にあり得意な領域といえます。
その差が大きいことから、知識が習得され言葉の能力には問題ないのに理解や作業はそれに追いつかず、周囲から誤解を受けたり、うまく対処できないことでご自分を責めてしまうことがあったかもしれません。
【AQ(自閉症スペクトラム指数)】
総合得点は、基準値の33点を上回る結果となりました。
ものごとを柔軟にとらえたり、社会的・社交的な場面で多くの人と接したりすることはあまり得意としませんが、安心できる相手であれば交流を楽しみ、また、人が気付かないような細かなところにも注意を向けることができるでしょう。
投映法テスト(ロールシャッハテスト、SCT、描画テスト)の結果からは、傷つきや無力感、罪悪感といった感情が多く映し出されていました。
過去のつらかったさまざまな出来事から、ご自身のことよりもまわりのことを優先に考えるようになり、ご自分の気持ちを抑え続けてきたのではな いでしょうか。
どこか自信がもてず、ご自分の世界を広げていくことにもためらいがあったのではないかと思われます。
しかしその一方で、大人としての常識的なものの見方や考え方ができる人でもあり、感情に大きく左右されることは以前に比べ少なく、より現実的、冷静にものごとに対処できるようになってき ているのではないでしょうか。
また、傷つきや無力感、罪悪感だけでなく、これからの希望や期待 もまたテストに表現されており、一歩一歩着実に前進していきたいという前向きなお気持ちも芽生えつつあるようです。
<まとめ>
疑われている発達障害については、知能検査で言語能力とほかの能力との差が大きかったことと、AQの結果を考え併せると、自閉症スペクトラム障がいの特性を有していると考えられます。
しかし、幼少期からのさまざまなつらい体験や環境から、学業だけでなく年齢に応じた経験の 積み重ねが少なったことも、少なからずそれに影響していると思われます。
本来、感情がとても豊かで、興味や関心のあることには自ら積極的にかかわっていくことができる人です。
今後、さまざまな機会をとらえ(たとえば、現在、支援を受けている移動 介護から、提案されている支援者としての他者援助など)、焦らずにスモールステップでできることを増やしていきましょう。
どうぞ、よしなに🍀