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25|穴掘り、傾斜土槽法、壁壊し
GWには庭に深さ60cmの穴も掘った。60cmも掘れるかしら、と思ったが、途中何度も石にぶつかりながらも掘れた。清々しい気分になった。
掘っていくと色の違う層がみえてきて、いつも立っている場所の、地下のことは何も知らなかったと思った。毎日、知らなかったことさえ知らなかった新しい何かと出会っている気がする。
なぜ土を掘ったかというと、土壌浸透調査のためだ。業者の人が緊急事態宣言下で都内から出られ
24|コンポストトイレに決めた
大野からの帰り道、道の駅で山葵とコシアブラを買った。四方を山に囲まれた、山オブ山。しんとした清廉な、みずみずしい空気。
自然の景観も人がつくる景観も山のもので、こんなにはっきり違うんだっておもしろいくらいに、富山と家が違う。
勾配の低い屋根は、雪を落とさない発想かな。玄関が部屋のラインよりも奥まっていて、玄関前にぽっかり風除室のような空間がある。しっかり梁が渡してあって、ぐうんと曲がった木その
20|卵かけご飯は料理である
たまに学生を呼んで食事会をする。人を呼ぶときはたくさん料理をつくるので(これまた学生がびっくりするほど食べる)、「毎日こんな料理が食べられていいですね」と言ってもらえたりするが、普段はそんなふうにはつくらない。
最近は、平日は味噌汁と納豆とか、味噌汁と卵かけご飯とか、朝ごはんみたいな夕飯が多い。
それは、まったくもって手抜きではないと、確信している。
きっかけは、子供にご飯を食べさせるのに苦
18|モダニズムとか民藝とか、富山の家は揃っている
住宅街を車で走っていたら、前川國男の自邸のような家があった。とても格好良かった。中から知り合いが出てきて、庭の端につくられた鶏小屋のニワトリに餌をあげはじめた。前川國男の家みたいで格好いいですね、と話しかけると、パクりました、と笑っていた。こんな住宅街でもニワトリって飼えるんだなあと思った。
「民藝ってモダニズムじゃないの。機能的なものは美しい」
その後、昼ご飯を食べながら夫が言う。コルビジェ