発達障害の当事者かつ支援者でもある筆者が、定型発達者(定型)と発達障害者(発達)の境界線(あいだ)の視点から個人的な考えを綴ります。ボーダーラインに立つ人間から見た社会のリアルを…
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#キャリア
ぼくはドラえもんにはなれないけれど
ぼくの仕事を紹介します。ぼくは現在、発達障害の子供たちが通う教室で療育をする仕事をしている。
「発達障害」という言葉が社会の中で様々な文脈でクローズアップされる一方で、そうした障害を抱える子供たちへの支援の実態や「療育」という言葉は、まだ多くの人たちに知られていないように思う。
「療育」という言葉を調べると、「障害を抱える子供たちが、将来、社会的に自立した生活を送ることができるように取り組む治
発達障害という 呪い と生きる
先日、人生で初めてインタビューを受けた。
何か、偉業を成し遂げたわけではない。発達障害の当事者についてのインタビュー記事を連載しているライターに自らDMを送って取材してもらったのだ。
当事者として語ることへの違和感を越えて何故、今、このタイミングでそうしようと思ったのか。一言で説明することは難しい。元々、自分が発達障害の当事者として何かを語ることに対しては、強い違和感があった。重度な障害を抱え