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徒然、思考

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2015年9月の記事一覧

感動のできあがり、そして純度

感動のできあがり、そして純度

よろこばすこと。感動すること。ずっとよいことだと思っていた。

しかし、そこには高低差がある。
純度がある。質がある。それは、はかる必要があるのではないか。

雑味の混じった、よろこび。感動。
それは、もしかすると、ワルいものではないだろうか。

どの程度、それをほっしているか。5秒でも考えたことがあるかな。
killing timeのためにやるのか。時間をきにせずやりたいのか。
さびしさから逃げ

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SFCに入って半年で感じたこと

SFCに入って半年で感じたこと

大学の秋学期が始まりました。
去年の今頃、たまたま見つけたSFCになんとかAOで入学しました。

今年は受ける側から一転し、何人かの友人たちのAO入試のお手伝いをしています。お手伝いをする中で、SFC生としての実感が浮かび上がります。

今回書くのはこんなことです。ぼくが去年AOで入った時に考えていたこと、実際に半年キャンパスで過ごし感じたことの差についてだったり。SFCとは2015年の秋を生きる

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小田急線新宿駅男子トイレの行列というメディアアート

縁あって小田急線新宿駅を使った。

先日買ったぼのぼのの新刊を読もうと、電車にのりホームに向かう。すると、いい景色が目に入ってきた。

男子トイレに列ができている。おお、これはえらいやっちゃ、ヨイヨイヨイと、反射的にこの列に加わるじぶんがいた。去年参加した徳島の阿波踊りが今になってようやく生きた。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」

とはまさにこのことで、その列の先にアポイントメン

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「これは、階段だ。これは、階段だ。」ゲーム

先日、とある面接で私が今熱中していることを聞かれた。私は真摯的にその問いに答えるために、「少し考えるじかんをください。」と断りをいれた。2分ほどの沈黙のあと、冒頭のように答えた。

いま、わたしが熱中しているのは『「これは、階段だ。これは、階段だ。」ゲーム』です。

少し詳しく説明がしたい。ぼくは今、湘南台という駅の近くに一つ部屋を借りている。この駅のエスカレーターは、夜の23時から翌朝まで停止す

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不寛容にたいして寛容になること

不寛容にたいして寛容になること

不寛容な人間やそういった行いに対しての自分の不寛容さを見つけることができた。

社会に寛容であることのおしつけを至るところに見るのだが、それは、一方的な寛容であって、不寛容な人間を無意識に社会から排除してしまう行いに見える。「寛容になりなさい」と他者にいってしまう社会的なふるまいは、その発信者の社会への不寛容さの露呈であるし、なんというか。品がない。

また、正しい(適切)、正しくない(適切でない

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「8月の晴れた夜に、120%の男の子に出会ったこと」

先日、友人のライブの参加した。「意味わかんなかった」は私らにとって最高の褒め言葉である。「音楽とはこんなにも自由なんだ・・・!」そして、私たちはそう思った。偶発的な握手を、しれっと交わしていた。

1カ月ほど前にシンガーソングライターの友人がとある作曲家を紹介してくれた。彼はぼくに「ぼくの作品だよ」と紙のポートフォリオを見せた。「楽曲なのに紙媒体でそれを紹介されても」と思おうとした。アルバムのジャ

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