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東海自然歩道_16|ススキの草原から苔むす道へ

今回は10月15日に歩いた
東海自然歩道の16回目について

前回の15回目は前日の14日
室生むろう口大野駅から曽爾そにまで歩き
近くの宿に1泊しての翌日です🙌

起終点が遠ざかっていくと
歩くのが1回やともったいないのと
歩いた後に帰るのがしんどいので
宿と天気次第やけど2日続けて…
というパターンが今後増えそう😁

前回歩いた道のりと曽爾の宿
別記事で書いてるので興味あれば…

■これまでの軌跡

赤線:今回のルート|緑線:完歩済

※詳細地図は目次最後の今回のルートで🗺

東海自然歩道を歩く《16》

前日歩き終えた場所までは
宿泊した宿からおよそ3kmの距離

一般的には3kmって長く感じるけど
歩き旅中の3kmは気にならない距離🤗

前日歩いてきたし朝歩く気でしたが
滞在時に自然歩道歩きの話したところ
ご主人のご好意で出発地点まで
車で送ってくれることに😆

川向こうの小屋(トイレ)が出発地点

坂道パスできるように
曽爾高原入口まで送ろうか?
とも言っていただけたんですが
軌跡を途切れさせたくなくて…
少し被る場所までにしてもらった
わがまま言ってすいません🥺🙏

かずら

前日の最後に渡った橋をもう一度
正面に少し見えるのが曽爾高原
雨は明け方で止んで青空も見えた


麓から歩いて曽爾高原へ

曽爾といえば曽爾高原といっても
過言ではないほど有名な場所

当初、曽爾高原の景色に興味を持ち
曽爾という場所を知りましたが
そういう人は僕だけではないはず😁

過去に2、3回訪問した場所ですが
麓から歩いて向かうのは初めて✨

薄く小さい自然歩道案内

曽爾高原までは車やバスでも
行けるのでメインの道は広いが
自然歩道は旧道っぽい道でした

道端の切株がドーナツみたいに🌱

少し登り振り返ると兜岳(左)と鎧岳(右)
曽爾高原きっかけで訪れたけど
今はこの2山の方が気になる
近いうちに登りたい山です🤗

広い道に出て歩道を登る
曽爾高原の特徴とも言える
木のない山肌が近付いてきたが
ここから坂道が急になってくる

エンジン音を轟かせながら登る車
そんな車が走る車道を短絡する山道…
急やけど観光地へ向かう道だけあり
整備されてて歩きやすかった♪

まもなく到着

麓から高低差300mほど登り
曽爾高原の入口に到着🙌

思ったより人少ないなと思ったら
駐車場から離れた場所だったらしく
出会ったのは同じく歩いてきたっぽい
おじさんだけでした😁

仲間意識からか声かけてもらい
自然歩道歩いてるというと話が弾む✨

どこまで行くの?と言われ
地名をいうと結構行くんやな💦と
地図上でしか把握してないけど
結構な距離なのか…と焦る😓

やっぱり絶景だった

ここまで見所がないのと
朝食をしっかり食べれてたので
良いペースで歩けてましたが
それは曽爾高原でのペースダウンを
予測しての貯金を作るためもあった🙌

橙色が自然歩道

以前車で来た時とは違う道で
三重県境の亀山峠を目指す

少し曇ってるが日差しあり

振り返ると再び兜岳と鎧岳
麓では見上げてたけど
だいぶ目線近くになった

ルートから少し外れて
見晴らしの良いポイントへ
時期的に少し早いかもですが
なびくススキが綺麗すぎる

亀山峠方面

これから向かう方面を望むと
見通し良すぎて歩く道が丸見え🤗
丘を越え左から右へ向かう道が
奈良県内最後の東海自然歩道✨

お亀池

曽爾高原は春に山焼きが行われ
秋にはお亀池周辺の湿地帯を除き
ススキに覆われるそうです

ここから峠まで登り
丘を越え緩やかに登る

振り返ると町や山々などが一望で
さらに芸術的な空もあって
改めて曽爾の美しさを実感できた

一歩一歩踏みしめながら…

標高が上がると風が強くなり
ススキ共々体も煽られる

亀山峠(標高800m)

先ほどいたお亀池や草原を見下ろし
向かいには屏風岩、兜岳、鎧岳など…
遮るものがないので高度感がある🤗

峠からさらに稜線伝いに登ると
日本三百名山の倶留尊くろそ山があるが
今回は峠の反対側に下山する

三重県側は景色が一変

亀山峠は奈良県と三重県の県境
てことで8月下旬の12回目から
歩いてきた奈良県に別れを告げ
ここから三重県の旅が始まる🙌

ここが県境

大阪府境歩きを始めた2年前から
県境越えには慣れてきてたんですが
歩いて三重県突入は初なので
静かにテンションが上がりました😆

県越えと同時に近畿から中部へ…
なんか一気に遠くなった感覚💦

県とエリアが変わったと同時に
草原から杉林に景色が一変
さらに山に遮られ風が止み
多くいた人も皆無になった🤣

曽爾高原を訪れる人は大概
倶留尊山に登るか亀山峠で折り返し
三重県側に抜ける人は少ない

過去の僕もこちらへ下山したことなく
個人的未踏の地へ足を踏み入れた♪

急な斜面を下り終えると
杉林の快適な道が続く

森を抜けるとこちらにもススキ
自然歩道の標識が三重県になってる😆

倶留尊山

穏やかな山容の奈良県側に対し
三重県側から見る倶留尊山は
急な斜面で荒々しい山に見えた

森を抜けてから続く平坦な土地
この辺りを池の平高原というそう
景色は違うけど地形は似てたんやな✨

向かう東方向に見えたのは大洞山
左が雄岳、右が雌岳だそう
この日はあの山の反対側へ向かう🤗

地図よりも現地で感じる果てしなさ…。
(偶然やけど俳句っぽい🤣)

背後には倶留尊山

亀山峠から約4km歩き
ようやく三重県側の麓へ…

出発地点からここまで8kmで
歩いた距離は奈良と三重で同じ
にも関わらず長く感じられたんは
初めての道と景色やったからかな🤗

悠久の時を感じながら

麓へ下山しバス停も近い
ちょうど良いバスがあれば
ここで終わるのも視野に入れてたが
次のバスまではおよそ2時間💦
時間潰せそうな場所もないので
行けるとこまで行ってみよう🙌

少し色付いた木々の下を抜ける
再びの山道へ

高低差は400mほどで
先ほど越えた亀山峠と同じくらい

行ってみようと言ってみたものの
そろそろ疲れが出てきてた😓

蔵王堂

森の中を登って行くと
急に見えてきた小さなお堂

かつての常庵寺境内に建てられ
廃寺となった後はこの蔵王堂だけが
残ったようです。

現地の看板

蔵王堂を過ぎると石畳になる
そういえば蔵王堂の説明に
三多気みたけ太郎生たろうを繋ぐ旧道とあった…

太郎生はさっき通った町なので
三多気はこの先にある町みたい

石の標識もあった

左 津 八知 右 山田 松坂
と読み取ることができます
地名で検索してみると
それっぽい地名が出てきました

津:津市
八知:津市美杉町八知やち
山田:伊勢市山田
松坂:松阪市

明確な地図もなく
もちろんGPSも存在しない時代
現地の標識が重要やったんやろな

山道を抜け舗装路へ

大洞山の山頂への道と分岐
自然歩道のサブルートらしいが
時間と足の都合もあり今回はパス

東海…は左、近畿…は右へ

ここまで近畿自然歩道とも
並行してたみたいです

舗装路から再び山道へ…
よそ見してたら見落としそう💦

苔むす石畳の道

分岐してからしばらくは
低山ハイクではよく遭遇する
高低差のない杉林を歩く

道は普通やったけど周囲には
苔むした大きな石がゴロゴロ🌱
なんか不思議な景色でした

現地では何なんやろ思いつつ
気になったので調べてみた

大洞山は北隣の尼ヶ岳とともに、約1500万年前の火山活動によって出来た室生火山群に属している。広葉樹と人工林で構成される山麓には苔むした大洞石という火山特有の軽石を見ることができる。

想像を絶するほど昔…
万年前って宇宙の光年と同じく
頭が混乱してしまいます😑

この先の道ではそんな苔むす石を
無数に見ることができました

標高が上がり杉林を抜けると
山頂へつながる道と分かれる
自然歩道は巻道で北上していく

石段を下り再び杉林へ

この辺りから稜線に出るまで
大洞山の東側山麓の道では
苔むす石と石畳の道が続きました

ハイカーには有名な道らしいが
個人的には初めて知りました😓

ゴツゴツした石と苔により
少し歩きにくいが見た目が美しい

道の上部にも下部にも
苔むす石が連なってました

モフモフな見た目ですが
触ると想像以上に柔らかくて
そしてしっとり濡れてました🌱

おんなじような写真ばかり撮っても…
と思いつつも撮りたくなる景色💦
実はこの時かなり急いでました

急ぐ理由はバスの時間💨
コースタイムでは1時間半かかるとこで
あと1時間もないという焦り😨
苔むす道は高低差がない道やったので
予定では短縮できるはずやったのが
想像以上にタイムロスをしてました…

曽爾高原は予想できてたけど
ここは完全に予想外でした

そんな中で予想外の山頂通過🤗
大洞山の北に一から三まで連なる
山々のうちの1つだったようです

これ単独で登ったわけではないので
ほとんど登ってないけど結構な標高⛰

下太郎生へ下山

一気に下った先で自然歩道を離脱
ここからバス停まで3kmもあり
続きの起点としては場所が悪いが
この先にアクセス可能な場所がなく
仕方なく…の離脱となりました

実際、バス停はあるにはあるが
土日運休のローカル過ぎ路線😓

この時点でバス出発まで1時間
3kmの下りなので余裕なはず

若干不安な道

標識や印はあるものの
踏み跡がほとんどない道が続き
ふと地図を見ると外れてると判明💦

気付くのが早かったので
軌道修正することができたけど
バスの件で焦ってた上になので
やばってなりました😰

藪漕ぎやなかったのが救い
山道を抜けた

距離1.5kmで約25分かかり
残り時間はあと35分

ここからは迷う心配もなく
歩きやすいので楽勝🙌
…なはずやったんですが
疲労した足に舗装路が辛く

無事に下山

バス停到着は出発の15分前で
なんやかんやで余裕でした😆

ただそれより雲行き怪しくて
バスが来る前にポツポツ降り出す💦
(反対側の空は青空やのに…)

少し遅れてバス到着

乗車して10分後にゲリラ豪雨☔️
いろいろとセーフでした🤣

近鉄名張駅

銭湯とか夕食も考えたけど
なんか面倒になりそのまま帰宅

今回のルート

赤線:今回のルート|緑線:完歩

■東海自然歩道の軌跡(16回目まで)
・全長1697.2km|343.6km完歩|20.24%

ルート詳細(YAMAP軌跡)|●▲:立寄地
高低差(YAMAP)|赤字:立寄地

今回は東海自然歩道奈良県ラスト
曽爾高原から峠を越えて三重県へ
だいぶ土地勘もなくなってきて
地名見てもどこ変わらないが
逆に新しい発見の多い道のりで
ワクワクしながら歩けました♪

この続きは長丁場なので
日の長い時期まで保留するか
離脱ポイントあるか検討してみます

・時間:約5時間40分、・距離:18.0km
・登り:1111m、・下り:1121m
葛橋曽爾高原亀山峠池の平高原→中太郎生BS→蔵王堂→大洞山登山口→苔むす石畳一ノ峰下太郎生BS|太字:立寄地

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