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【さいころエンパワ部】心理学deライフハック

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臨床家、心理学研究者として、心理学を身近に感じて欲しいと願っています。 心理学でみんなを幸せにできたらいいな♫ 今日のハピネスが明日のプログレス(進化と成長)を作ります。
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2020年1月の記事一覧

なぜ婚活必勝法なのか?

なぜ婚活必勝法なのか?

わたくし、ロイヤー夫人は、夫人の名の通り、既婚である。オットー先生(夫)が弁護士だと告げると、「まぁ!」とかそんな反応をされることも多いし、婚活に成功した事例だと思われている感じはある。

確かに婚活は成功し、結婚に対して1ミクロンも後悔もないし、不満もない。いつも、夫には心から「●●くん(オットー先生の名前)と結婚できてよかったよ」と事あるごとに恩着せがましく言うのだけど、夫はまんざらでもなさそ

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カモネギされる前に親がやるべきこと

カモネギされる前に親がやるべきこと

カモネギ彷徨記と銘打ったものの,肝心の新しい潜入ルポを書いていない。

新しい案件は現在進行中なので,詳しくはまだここに書けないのだ。だがしかし!これがまぁ!なかなかで,かなりキテイル案件で。近日中にもうまとまるので,楽しみにお待ちくださいっ!

そして,カモネギ彷徨記の実践潜入ルポの新案前に,過去の潜入ルポから考えたことを自戒の念を込めて,心理学とからめて書いておく。

転んでもただは起きぬ!て

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カモネギ彷徨記スタートに寄せて

カモネギ彷徨記スタートに寄せて

1週間のインフル渦にまみれていた。病児保育という変則的な保育体制と外勤が続いて,ワンオペ主婦ワーカーが倒れずになんとか乗り越えられたことに自分を称えたい。

日常は常にいろんな出来事が起きて,変化することが前提だ。それが生きるってことだ。いちいち,動揺していたら,身が持たない。

だけども,脳って奴は(=体),一度,神経回路(ニューロン)ができたら,書き換えが容易ではない。

せっかく,新学期を乗

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お母さん原罪

お母さん原罪

2020年のお正月が来て,旧正月が明けて,いよいよ新春らしさがはっきりと薄れた気配を感じた頃,そいつは突然やってきた。

そう,これだ。

油断大敵!備えよ常に!すでに11月にインフルエンザAに子ども2人がなり,子ども3人ともリンゴ病を併発し,ダブル感染症渦を乗り越えて,無事にお正月を過ごしたね~と,油断していた我が家。

そこにインフルエンザBという侵入者が来たのだった。

油断大敵!備えよ常に

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震災の日によせて 忘れられない記憶

震災の日によせて 忘れられない記憶

感情を激しく揺さぶって今でもまざまざと鮮明にその記憶を思い出すような体験をお持ちだろうか。

それは、心理学用語で自伝的記憶と言うのだけど、それはその人そのものを作るとされている。

わたしがわたしであるための大事なパーツ。

こういう体験を語る力は3歳くらいからあるとされているので、人は誰しもそのようなパーツを持っていると言える。

それは、新聞やテレビ、本を通しての見聞きした体験ではなく、がっ

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教えてちゃんが多すぎないかい?

教えてちゃんが多すぎないかい?

研究者や心理士は、研究だけでなくて、クライエントや学生(生徒)教える教育者としての立場も並行する仕事だ。これらの公的な仕事以外でも、自分でコンテンツを作ってそれを教える立場である。

だから、「教える仕事」なのだけど、仕事だとしても「これをわたしに聞く?」と、言いたくなるような、おんぶにだっこな「教えてちゃん」に出会うことがある。

その質問をした相手に対して、自分の時間を削ってその質問に向き合う

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ソレ、本当はやりたくないんでしょ?

ソレ、本当はやりたくないんでしょ?

「消化しきれていなくて今回は自分でやりたいから」

「人の力を借りるのは嫌だ」

「今はお金がないから」

「時間がないから」

「気になるけれど他のことを優先したいから」

「家族がよく思っていないから」

「今は時期じゃないから」

だから

「これらが解消されて、今度、ピンと来たらやります」

と、いう人がいる。

「その人」と特定する誰かがいるワケではない。

でも、心理士としてたくさ

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