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瞑想と呼吸、脳の酸素の話2~ケアの時代11

前回、悩むことで脳は大量の酸素を消費しているという説を書いた。

メディテーションなどで①呼吸をコントロールし、体内に取り入れる酸素を多くすること、また②思考をコントロールすることで、脳で消費する酸素を減らすことで、メンタル不調を改善できるのではないか、という話だった。

脳を使いたくない人類

そもそも人間は、脳を使うことが嫌いな動物だ。
というか、すべての生物は、生き延びるためにエネルギーを節約しようとする。
ライオンは狩りのとき以外はほとんど寝ているし、コアラもユーカリから摂取した少ないエネルギーを眠ることで節約している。
人間がサボるのも、食物が少なかったころからの本能だろう。
厳しい自然の中で、消費するエネルギーを少しでも節約しようとするのは、生物の本能だ。
休むとか、サボるとか、無理をしないということは、生きるために必要なことなのだ。

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