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小林武彦著「生物はなぜ死ぬのか」感想

テーマからは外れていますが小林武彦著「生物はなぜ死ぬのか」の読書感想文です(どちらかというと、私には内容が難しくてテーマが理解できなかったともいえますが…)

感想① なるほどね
シャケのエッチは命懸け。ヒトのそれとは比較にならない気持ち良さだからなのでしょうか?
動物の死に方は、生殖というゴールを通過すると寿命がきてポックリと死ぬことがほとんど。ヒトもちょっと前までは似たような感じだったけど、おいしいものが食べれて、清潔になって、お医者さんが頑張ってくれているおかげで、いつしか80歳オーバーになりました(まだまだ115歳くらいまでのポテンシャルはあるらしい)。でも遺伝子寿命ともいえる遺伝子に異変(ガタ)が起き始めるのは大昔から変わらず55歳頃。なのでここからは老化生活、病気との闘いとなってしまうのでした。
“昨日以前平気だったのに今日からは機能不全”
“長寿が引き起こしたヒトの老化、廊下に立ってなさい”
寿命と遺伝子寿命の差に(現代の)ヒトがポックリ逝けない理由があるんですね。
“亭主元気で留守がいい”
“ピンピンコロリは思いやり”

感想② ホントかよ!?

生命が地球に誕生する確率を表すのに、こんなたとえがあります。「25メートルプールにバラバラに分解した腕時計の部品を沈め、ぐるぐるかき混ぜていたら自然に腕時計が完成し、しかも動き出す確率に等しい」― そのくらい低い確率ですが、ゼロではなかったのです。

【生物はなぜ死ぬのか:小林武彦著】より

んなバカな、ないない

感想③ 思い出した
生前立川談志師匠がおっしゃっていました。
ヒトが生きる理由
「死ねないから(死にたくない含む)」


感想④ 考えた
生きる意味を自分の中に探しても見つからないと思います。ないからです。ないものは見つからない。自分が生きる意味は他人にある。自分を必要としてくれる人が一人でもいてくれたら生きる意味がある。そこある。そこにしかない。
なんてことを考えてみました(この本とホント何の関係もない)。


生物はなぜ死ぬのか:小林武彦著(講談社現代新書)出版年月2021.4

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