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熱烈アピールで内定、入社。旭洋造船 基本設計課 入社1年目のS・IさんにWEBインタビュー!

造船所で働く職員に密着!中小造工会員造船所社員インタビュー企画第1弾!記念すべき第1回目は、旭洋造船㈱ 基本設計課 S・IさんへWEBインタビュー。

広島県広島市出身のS・Iさん。大学4年生の頃から造船業を志し、その後修士課程中に、旭洋造船㈱のインターンシップに参加、採用については自ら問い合わせて面接へ、熱烈アピールが実り内定決定!

今では社内でも一目置かれるホープとして大活躍です。
念願の旭洋造船㈱でのお仕事とS・Iさんの素顔に迫ります!!

広島県から就職を期に山口県へ!充実した寮生活を送る今

――― 本日はインタビューにご協力頂きありがとうございます。私たちも初インタビューで緊張しているのですが、今日はざっくばらんにお話できたらと思いますのでよろしくお願いします。
はい!よろしくお願いします!!

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とても柔らかい雰囲気で、優しい笑顔のS・Iさん。趣味は映画観賞や読書、ジムなどで体を動かすことも大好きだそうです。宝物は出版会社にお願いして製本してもらった、学生時代に書いた修士論文。その研究を学会で発表したこともあるとか。特技は学生時代にやっていた硬式テニス。そのおかげで、すごく体力がつき今でも休日はアクティブに過ごすことも多いそう。
そんなS・Iさんにまずは就職後の生活についてお聞きしました。

―――早速ですが、広島県のご出身ということですが、現在はどちらにお住まいですか?
今は、山口県下関市にある会社の第2青星寮という社員寮に住んでいます!新しい棟なので、すごく綺麗な新築のアパートって感じです。トイレとお風呂も別で、駐車場もついてます。社員寮のため、自己負担がとても安く、駐車場込みで5,000円もしないです!!結婚したり30歳になるまでは、住居することができます。その間にお金を貯められるということだと思いますが、非常に助かっています!プライベートもちゃんと保てます。

―――家具とかはついてるんですか?
家具は持ち込みですね。

―――寮での生活はどんな感じですか?利便性についても教えてください!
寮は駅からも会社からも徒歩10分くらいで、スーパーは徒歩1分かからないくらいで行けちゃいます。コンビニもドラックストアも徒歩圏内にあって、とても暮らしやすい環境ですね。飲食店とかも多いので、外食したりもします。博多とか小倉も近いので休日遊ぶ場所もあるし、自然もあるので、釣りをしてる方もいてレジャーも楽しめるので困ることはないですね。

―――休日はいつも何されていますか??
休日も、実は結構会社の先輩方と過ごすことも多くて、みんなでBBQをしたり、体を動かすのが好きなので、一緒にジムに行ってエアロビもします(笑)この間のBBQでは、延岡出身の先輩が地元で有名な鮎を取り寄せてくれて、みんなで食べました!先輩だとお子さんも一緒にきてくれたりもして楽しく過ごしています。


(休日は職場の仲間とBBQ)

快適な寮生活を送るS・Iさんの1日のルーティーンを教えてもらいました。
<1日のルーティーン>
6:30 起床
7:30 寮を出発
7:40 出社
8:00 始業
12:00~13:00 お昼休憩
(社食でお腹を満たす→歯磨き→席で仮眠)
17:00~残業
20:00 退社
(帰り道に外食)
21:00 帰宅
24:00 までに就寝

旭洋造船㈱の社員食堂はご飯盛り放題でなんと一食350円!!がっつり系のメニューが多いそうです。好きなメニューはカレー!休憩中は仕事モードをOFF!食事の後に、席で仮眠をとる先輩方を見て最初は不思議だったようですが(笑)真似してみると、意外と仕事への切り替えが上手くできるため、今は目を瞑って休む時間を大切にしているのだとか。近年話題のマインド・フルネスですね!帰宅後は、学会の論文集や好きな歴史の本を読んでのんびり過ごし、時々、当会の通信教育を受けたりする時もあるそうです。

スケールの大きい仕事を目指して。大学4年生から「船」を学ぶ

―――入社までの経緯に造船業への熱意が感じられるのですが、S・Iさんが造船業を選んだ理由を教えてください。
はい!もともと大学では機械工学を専攻していましたが、大学4年生の時に船もおもしろそうだな~と思って船舶工学研究室に入ったことがきっかけで造船業を志しました。
「スケールの大きい仕事」に携われるだけでなく、一品一品がオーダーメイドで造られているところが設計者としては造船業の魅力だと思っています。

―――大学4年生の頃から造船業を目指されたのですね。造船業といっても色々な会社があると思いますが、旭洋造船㈱に就職を希望された理由と好きなところを教えてください。
旭洋造船㈱の好きなところは社内の雰囲気ですね。分からないことを先輩に聞いたり、コミュニケーションをとって調整をすることが必要だと思うのですが、話しかけづらいなとか質問しづらいなと感じたことは一度もないですね。常に心をオープンにしてくれている先輩なので、非常に風通しが良いというところが1番だと思います。就活中はコロナ渦でしたのでWEBのインターンシップもありましたが、WEBではなく対面のインターンシップに参加できたので、社内の雰囲気を感じることができました。直接来ないと分からなかったかなと思います。

―――就職先を選ばれた時は、何をみて探しましたか??
HPを見たり、リクルートサイトに登録していると自分の興味のある分野の企業案内などが出てきたりしますよね。そういうのを使って探しました!それでたまたま旭洋造船㈱のインターンシップに参加できたのが最初のきっかけです。

(就職活動中、旭洋造船㈱の命名引渡式を見学)

―――旭洋造船㈱ではこの時たまたま大学生の求人がなかった年度であったにも関わらず、問い合わせをされて採用まで至ったと伺っているのですが、その時は他社も検討されていたのですか?
他社でも内定をもらっていましたが、旭洋造船㈱が第一志望でしたので、そのことをお伝えした上で就職活動を進めていましたね。

―――他社の内定もありながら旭洋造船㈱を選ばれたというのは、それだけインターンシップの印象が強烈だったのですか??
そうですね。あとは正直にいうと立地とかもありました。ある程度利便性の良い場所に住みたいという理由もありましたし、もう一つは、弊社の球状船首をはじめとした研究開発に結構積極的な会社だなというのもあって、そこが自分のやりたいことと合致しているような気がしたので、総合的に考えて旭洋造船㈱が第一志望でした。

職場の同僚、先輩を一言で表すなら「人格者」
仕事を任せてもらえるやりがい、見守ってくれる先輩の存在

―――入社されてから、船の設計に携わり1年が経とうとしていますが、設計をするなかでのやりがいや、反対に、大変なところはありますか??
はい。基本設計といっても色んな分野があると思うのですが、1人1人が特定の分野を担当するのではなく、必ずしも人が多い会社ではないので、手の空いてる人がカバーすることもあります。そのため、色んなことにチャレンジできるという点ではやりがいを感じます。あとは、1年目から自分の裁量で、仕事を任せられることが多いかなと思います。先輩に確認することももちろんありますが、主体的に動く場面も多いので、やりがいを感じやすいと思います。
大変なこととしては、裁量を多く任せてもらえる分、やることは多いかもしれません。なので、この仕事が好きな方にはやりがいになると思いますが、何となくで入ると少し大変かもしれないです。

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入社1年目のS・Iさんですが、業務を主体的に進めていく中で「自分で考えて最後までやり通す力」に自信を持てるようになったそうです。研究、開発に取り組む際は、先輩に全部聞くのではなく、自分の考えや導き出した結果を提案した上で、先輩の意見を聞きにいくよう心掛けているとのこと。

―――任せられた業務をこなしていく中での失敗談など、もしあれば教えてください。
これといった大きな失敗談はあまりないのですが、思いつくものがあるとすると、個人に与えられた船の重心推定に関する研究課題がありまして、成果を求めて突き詰めていった結果、期日を大幅にすぎてしまったことがありました。その時は、成果を出したいという気持ちが強かったんですけど、今思えば、期日の中でできる限りのことをして報告するということが会社の中では求められていたのではないかと思います。

―――今のお話も含めて悩んだりされることもあったかと思いますが、失敗やピンチを乗り越えた!と思えた時のエピソードを聞かせてください。
わりと日常的に悩んでいることが多いのですが、僕が悩んでいたり、行き詰っている時に不思議とタイミングよく先輩方が声をかけにきてくれたり、相談に乗ってくれたりするんですよね。それで、解決することが結構あって、普段の業務の中ではしっかり任せてくれる感じなのですが、放任しているわけではなく、僕の様子をよく見てくれているんだな~と感じましたね。

―――お話を聞いていると旭洋造船㈱の職員の方々の魅力がすごく伝わってきます。S・Iさんの中で職場の同僚や先輩を一言で表すと何て言葉になりますか??
一言でいうと「人格者」だと思います。すごくホワイトな会社だなと感じます。会社に余裕があるんだろうなと、建造していく船の確保もできていて、経済的にも余裕を感じますし、会社全体が良い雰囲気です。役職の方も気軽に話せるほど距離が近く、専務とも常務とも自然と日常的に会話ができるくらい!自分もこうなりたいと思う方がほとんどです。

(インタビュー中のS・Iさん)

通信教育から英会話レッスン、部活動も。
旭洋造船㈱の充実した環境の中で、どんどん吸収!

―――お家時間に通信教育をされるとのことでしたが、希望したものを受講するのか、課題のようなかたちで受講するのか、どういった内容のものですか??
直近では、中小造工さんのゼロエミ船型開発人材育成通信教育を受けています。受講しても上司に課題の提出を求められたり、進捗を聞かれたりということはなく、受けてみて、と与えてもらえる感じです。任せてもらえる分、自分でちゃんとしないとなって思います。やるからには、色々吸収したいと思いながら取り組んでいます。

―――旭洋造船㈱は社内で英会話レッスンを受けることもできるのですよね?
はい、できます。社内には海外出身の方もいますので、予約すればレッスンを受けることができるみたいです。

―――英会話レッスンも受けられるのですね。ちなみに、「チーム旭洋」というカッター部もあると聞いたのですが、今も活動はされているのですか??
カッター部もあるみたいですね。今は、コロナの影響で下関カッターレース大会が中断されているようなのですが、また大会が復活したら参加も考えたいと思います。

―――もし復活されたら、S・Iさんも入部を考えたりしますか??
そうですね。カッター部興味ありますね!

―――ありがとうございます。教育制度もしっかりされてて、本当に色んなことに挑戦できる環境だと感じています。そんな旭洋造船㈱の制度の中で、1番あって良かったと思うものは何ですか??
制度ですか?他の会社のことが分からないのですが、残業をしたら残業代がちゃんとつきますし、出張に行ったら出張手当もきちんともらえます。なので、ちゃんと働いた分だけお金がもらえるというクリーンなところですかね。その辺がちゃんとしているということが1番ありがたいですね。

子どもの頃の夢はパイロット?!就活中、ご両親は心配も、、就職して1年、家族へ感謝の気持ちをかたちにして伝えられるようになった

―――少し話が変わってしまいますが、造船業を目指したのは大学4年生の頃からということでしたが、子どもの頃の夢は何でしたか??
子どもの頃は、あまりちゃんとした夢!というものはなかったのですが、なんとなくパイロットもいいな~なんて思っていましたね。

―――昔から乗り物がお好きだったんですね。
そうですね。昔から、乗り物が好きということがあったのかなと今となっては思います。

―――子どもの頃の夢はパイロット、現在の目標は??
そうですね。やっぱり、何らかのかたちで会社に貢献したいという思いがあって、特に今は基本設計におりますので、基本設計で1番花形というような分野は推進性だと思います。弊社の球状船首という有名なものがありますけれども、それに次ぐような何か研究成果、特許をとれるような推進性に関わる開発ができたらいいなと思っています。

―――ありがとうございます。また、ちょっと質問がかなり変わってしまいますが(笑)直近で買った1番高い物を教えてください。
4月に下関市に来てから、お正月に初めて実家に帰りまして、その時に父に財布、母に筆箱を買いました。あと、兄に子どもが生まれたので出産祝いで赤ちゃんのダウンをあげて、合わせて大体10万円くらい使いました(笑)

―――これ以上ないくらいの親孝行ですね、その時のご両親の反応は??
そうですね。すごく喜んでくれました!父に関しては認めてくれたのかなって感じがしました。というのも、就活の時は造船業に進むということに関して、世の中には明るいニュースだけではないので、父が色んな情報をみて心配していた部分もあったので。その時は、自分がやりたいことだからということで説得したりもしました。ただ、旭洋造船㈱に入社して、帰省した際、すごく安心したのかなというような感じがありました。

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インタビュー中も終始爽やかな笑顔、旭洋造船㈱に入社して1年、基本設計課で大活躍のS・Iさん。その活躍の裏には家族の支え、職場の先輩の温かなサポートがあったんですね。
最後に自身の就職活動を振り返って、アドバイスをもらいました!

積極的な就活で第一志望に入社したS・Iさんが
就職活動を振り返る!学生時代の友達が1番の財産!

―――もし、今就活生だったら、持っておきたいスキルや資格はありますか?
旭洋造船㈱の場合、入ってからこのスキルや資格が必要だったな~って思ったことはないですね。そういうのは、あまり必要ないとは思いますが、1つ思うのが、やっぱり「学生時代の友達」を大事にしていて良かったなと思います。社内の人間関係はすごく良いのですが、学生時代の友達のつくりかたというのは中々難しいし、プライベートでといっても学生時代ほどの時間はないですし、やはり友達とか人間関係が1番の財産になるかなと思います。

―――よく就職面接のときに、学生の時に力をいれたことについて聞かれることもあると思いますが、もし、もう一回就職活動をしている時期に戻れるとして、こういうことをしていたら更に厚みのあるエピソードになったなと思うことはありますか?
そうですね。サークル活動をするにしても、リーダーをやるとか、そういうエピソードとして分かりやすいものがあれば就活しやすかったなと思います。実際そういったエピソードって中々ないものだと思いますが、面接のときには日常的なことや、ありきたりなことを話すのではなく、これ!といったエピソードがほしいので、学生の時は「就活の時にこんなエピソードがあったらいいな」ということを意識しながら生活すると、それが面接の時にいかせると思います!
 

どんな質問にも、沢山の答えをくれるS・Iさん!
第1回目のインタビュー企画にご協力頂き本当にありがとうございました。

「就活生だった頃の自分へのメッセージ」も頂いています。
中小造工公式Instagrmで見ることができますので、今まさに就職活動中の方は参考に、ぜひ見てください!!

今回ご協力いただいた、旭洋造船株式会社HPはこちら↓

当会(日本中小型造船工業会)HPはこちら↓


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